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Radeon RX570のBIOSを切り替える

私のPCにはちょっと古いVGAであるRadeon RX570が入っています。

このRX570がまれにブラウジング中にフリーズする現象が確認されていたので、解決策を探るべく定期的にドライバをアップデートしつつAMDのフォーラムなどの情報も確認していました。

すると、RX570で同じ現象が発生しているらしいユーザの方が「VGAのBIOSを書き換えたら直った」という書き込みをしているのを発見しました。そのユーザの方は非公式のカスタムBIOSを導入して対処したそうです。

さすがにBIOSを書き換えるのは危険だと思いましたが、改めてカードのスペックや説明書を確認していたら使っているカードにはBIOSが2種類入っていることを思い出しました。

今運用しているVGAはSapphire製で、カードの端子付近にこのような小さいディップスイッチがあります。

初期位置はカード側(カードの表面から見て右側)で、これはSapphireのカスタムBIOSだそうです。これを端子側(カードの表面から見て左側)にすると純正BIOSを使用する設定になるそうです。

パフォーマンス的にはカスタムBIOSの方が当然良いと思いますが、安定性を考えると純正BIOSの方が有利に思えます。改善するかは不明ですが安全にBIOS変更を試せるので、とりあえず純正BIOSに変更してしばらく運用してみようと思います。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.11.2がリリース

11/18付けでバージョン20.11.2がリリースされています。今回のバージョンはもちろん登場したばかりのRX6000シリーズをサポートした内容となっています。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.11.2 Highlights

[amd.com]

個別のゲームタイトルとしてはWorld of Warcraft: Shadowlandsが新たにサポートされています。

RX570を使っている者としてちょっと気になったのは修正済みの不具合にRX500限定で影響のあるものが2つあることです。

  • スリープ解除後カスタムファン設定が保持されない問題
  • 高リフレッシュレートかつFreesync対応のマルチディスプレイを運用時に、デスクトップ画面またはアイドル時に描画に異常が発生する問題

いずれもかなり状況限定だと思いますが、古いVGAかつこのような状況限定の不具合も修正してもらえるとはありがたいです。こういう変更を見るとRadeon Softwareに搭載されているバグ報告機能も結構役立っているのかなという感じがします。

Radeon RX6000シリーズのベンチマーク

11/18からRadeon RX6000シリーズが発売開始ということで、PC Watchさんにベンチマーク記事が掲載されていました。

ついにGeForceの対抗馬としての十分な実力を備えた「Radeon RX 6800」

[PC Watch]

性能的にはRTX3080・3070にやや劣るくらいという感じで、かなり健闘している印象です。ゲームタイトルで性能にムラがあるのがRadeonっぽいですが、この辺りはドライバによる改善も見込めるのではないかと思います。

対応部品の組み合わせでCPUからVRAMに直接アクセスできるようになるというSAMも状況限定ながら効果があるようで、AMDファンとしてはうれしいポイントです。

RTX3080 Founders EditionとRX6800XTの物理的なスペックを比べると、カード長についてはRX6800XTが2cmほど短い一方、カード厚はRX6800XTの2.5スロットに対してRTX3080 Founders Editionは2スロットになっています。VGAは大型化が進んでいますが、競合製品に対して大きくなりすぎなかったところも好感です。

Ryzen5000シリーズのベンチマーク

11/6からRyzen5000シリーズが発売開始ということで、ベンチマーク記事が出ています。

新しいCPUの王者、Zen 3となった「Ryzen 5000」シリーズをテスト

[PC Watch]

ちょっとお値段は張りますが、性能的には前世代よりさらに優れた性能を実現しているという印象です。Ryzenシリーズも出てから結構経ち、世代も進んでいますがまだまだ性能が伸び続けているのは驚きです。

記事の環境と色々違いはありますが、単純にCINEBENCH R15とHandbrakeによる動画エンコードを比べてみました。

CINEBENCH R15はスコアで1,400そこそこなので5800Xと比べると2倍弱程度の差があるということになります。

Handbrakeによる動画エンコードは、同じように60秒の1080p動画をYoutube用プリセットでエンコードすると私の環境では1分40秒というところでした。5800Xは38秒で完了しているとのことなので、2倍以上差があることになります。

現在のDavinci Resolveでのエンコードは大体60fps/秒くらいの速度で実行しているので、およそ動画の長さと同じくらいの時間がかかっています。もし仮に半分以下の時間でエンコードが済むのなら大幅な時間短縮になるのでありがたいです。

まだ具体的ではないですが、機を見てRyzen5000シリーズを導入してみたいところです。

Ryzen 5000シリーズの国内価格

10月初頭に発表されたRyzen5000シリーズですが、日本国内では11/6に発売になるそうです。

AMD、Ryzen 5000シリーズを6日に国内発売。税別35,800円より

[PC Watch]

上位製品はさすがに高価ですが、今回のラインナップの中では最も安価な6コア12スレッドの5600Xは35,800円とのことです。5600Xは結構値頃感のある設定になっているのではないかと思います。

今使っている1600Xを買った時も確か30,000円ちょっとだった気がするので、値段とスペックの釣り合いは似たような印象です。

今年に入ってから定期的に動画編集をするようになったので、GPUはともかくCPUの方はもうちょっとパワーがあると良いなと思っています。Ryzen5000シリーズは導入に向けてマークしておきたいと思います。

Radeon RX6800シリーズが発表

先日のZen3に続いてGPUの新製品が発表されました。

AMD、GeForce RTX 3080より省電力でほぼ同性能の「Radeon RX 6800 XT」

[PC Watch]

内部アーキテクチャは春先に発表されていたロードマップで告知されていた通り、RDNA2に更新されました。

GPUコア内部に内蔵されたキャッシュメモリである”Infinity Cache”と設計の最適化により、初代RDNA比で約50%程度のワットパフォーマンス向上を果たしているとのことです。

DirectX 12 Ultimateに対応しており、レイトレーシングなどの描画テクノロジーにも対応しているとのことです。

上位製品の6800XTではストリーミングプロセッサ数4,608、コア周波数2,015MHz、メモリはGDDR6を採用しており、メモリインターフェイスは256bit、最大メモリ容量は16GBとのことです。ピーク時の演算性能を単純比較するとRX5700XT比で2倍程度に達するようです。

比較的上位の製品ということで6800XT、6800とも600ドル前後の製品となるようです。RDNA2を採用したロー~ミドルレンジの製品の登場も待ち遠しくなります。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.10.1がリリース

10/19付けでバージョン20.10.1がリリースされています。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.10.1 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンでは新しいタイトルとして、Doom Eternal: The Ancient Gods・Watch Dogs: Legion・DIRT5 Early Access・World of Warcraft: Shadowlands Pre-Patchがサポートされています。

修正された問題にはYoutubeのアップロードや視聴の不具合修正、Radeon Settinngs経由でAdrenalin 2019 Editionから2020 Editionへのアップデートが失敗していた問題の修正などが含まれています。

既知の問題にはEnhanced Syncを特定のゲームタイトル・特定のグラフィック設定で有効にした際、画面が真っ黒になる問題が報告されています。一時的な回避策としてはEnhanced Syncを無効にするしかないとのことです。

Ryzen 5000シリーズの発表

Zen3コアを採用しているRyzen 5000シリーズが発表されました。11月からさっそく発売になるとのことです。

AMD、Zen 3採用のデスクトップCPU「Ryzen 5000」シリーズ

[PC Watch]

Ryzenも第3世代ということになるわけですが、Instructions Per Clock(クロックあたりの命令実行数)は第2世代Ryzenより19%向上しているとのことです。

公開されているSKUによると各製品のクロックスピードは第2世代Ryzenと大きく変わらないようにも見えますが、上記のIPC向上を踏まえると同クロックでもざっくり2割増し程度の性能と考えても良さそうです。

詳細は10/28のイベントで追って伝えられるとのことなので、そちらも楽しみにしたいと思います。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.9.1をインストール

7月頃にドライバのアップデートをすると再起動から戻ってこなくなるという事象が発生していましたが、改めてドライバのアップデートを試してみました。

現在OSのバージョンはWin10(2004)ですが、それに対して安定版の中で最新となる20.9.1(WQHL)をインストールしてみたところ、問題なくインストールできました。

トラブルが起きた当時私のOSバージョンがWin10(1909)で、それに対してインストールしようとしたドライバ(20.7.1)がWin10(2004)世代のものだったのでうまくインストールできなかったのかもしれません。

OSバージョンとの兼ね合いが原因というのは仮説ですが、今後OSの機能アップデートを遅らせる場合は、VGAドライバのバージョンもあわせて整合性を取るよう注意したいと思います。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.8.2がリリース

8月の新タイトルのサポートが追加された20.8.2がリリースされました。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.8.2 Release Notes

[amd.com]

新たにサポートされたタイトルは以下の通りとのことです。Microsoft Flight Simulatorはなかなか注目のタイトルではないかと思います。

  • Microsoft Flight Simulator
  • Mortal Shell
  • Marvel’s Avengers Open Beta

そのほか、Radeon RX 5700 XTでA Total War Saga: Troyを描画設定Highで実行した場合、20.8.1比で12%のパフォーマンス向上が見込めるとのことです。