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Ryzen5000シリーズのベンチマーク

11/6からRyzen5000シリーズが発売開始ということで、ベンチマーク記事が出ています。

新しいCPUの王者、Zen 3となった「Ryzen 5000」シリーズをテスト

[PC Watch]

ちょっとお値段は張りますが、性能的には前世代よりさらに優れた性能を実現しているという印象です。Ryzenシリーズも出てから結構経ち、世代も進んでいますがまだまだ性能が伸び続けているのは驚きです。

記事の環境と色々違いはありますが、単純にCINEBENCH R15とHandbrakeによる動画エンコードを比べてみました。

CINEBENCH R15はスコアで1,400そこそこなので5800Xと比べると2倍弱程度の差があるということになります。

Handbrakeによる動画エンコードは、同じように60秒の1080p動画をYoutube用プリセットでエンコードすると私の環境では1分40秒というところでした。5800Xは38秒で完了しているとのことなので、2倍以上差があることになります。

現在のDavinci Resolveでのエンコードは大体60fps/秒くらいの速度で実行しているので、およそ動画の長さと同じくらいの時間がかかっています。もし仮に半分以下の時間でエンコードが済むのなら大幅な時間短縮になるのでありがたいです。

まだ具体的ではないですが、機を見てRyzen5000シリーズを導入してみたいところです。

Ryzen 5000シリーズの国内価格

10月初頭に発表されたRyzen5000シリーズですが、日本国内では11/6に発売になるそうです。

AMD、Ryzen 5000シリーズを6日に国内発売。税別35,800円より

[PC Watch]

上位製品はさすがに高価ですが、今回のラインナップの中では最も安価な6コア12スレッドの5600Xは35,800円とのことです。5600Xは結構値頃感のある設定になっているのではないかと思います。

今使っている1600Xを買った時も確か30,000円ちょっとだった気がするので、値段とスペックの釣り合いは似たような印象です。

今年に入ってから定期的に動画編集をするようになったので、GPUはともかくCPUの方はもうちょっとパワーがあると良いなと思っています。Ryzen5000シリーズは導入に向けてマークしておきたいと思います。

Radeon RX6800シリーズが発表

先日のZen3に続いてGPUの新製品が発表されました。

AMD、GeForce RTX 3080より省電力でほぼ同性能の「Radeon RX 6800 XT」

[PC Watch]

内部アーキテクチャは春先に発表されていたロードマップで告知されていた通り、RDNA2に更新されました。

GPUコア内部に内蔵されたキャッシュメモリである”Infinity Cache”と設計の最適化により、初代RDNA比で約50%程度のワットパフォーマンス向上を果たしているとのことです。

DirectX 12 Ultimateに対応しており、レイトレーシングなどの描画テクノロジーにも対応しているとのことです。

上位製品の6800XTではストリーミングプロセッサ数4,608、コア周波数2,015MHz、メモリはGDDR6を採用しており、メモリインターフェイスは256bit、最大メモリ容量は16GBとのことです。ピーク時の演算性能を単純比較するとRX5700XT比で2倍程度に達するようです。

比較的上位の製品ということで6800XT、6800とも600ドル前後の製品となるようです。RDNA2を採用したロー~ミドルレンジの製品の登場も待ち遠しくなります。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.10.1がリリース

10/19付けでバージョン20.10.1がリリースされています。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.10.1 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンでは新しいタイトルとして、Doom Eternal: The Ancient Gods・Watch Dogs: Legion・DIRT5 Early Access・World of Warcraft: Shadowlands Pre-Patchがサポートされています。

修正された問題にはYoutubeのアップロードや視聴の不具合修正、Radeon Settinngs経由でAdrenalin 2019 Editionから2020 Editionへのアップデートが失敗していた問題の修正などが含まれています。

既知の問題にはEnhanced Syncを特定のゲームタイトル・特定のグラフィック設定で有効にした際、画面が真っ黒になる問題が報告されています。一時的な回避策としてはEnhanced Syncを無効にするしかないとのことです。

Ryzen 5000シリーズの発表

Zen3コアを採用しているRyzen 5000シリーズが発表されました。11月からさっそく発売になるとのことです。

AMD、Zen 3採用のデスクトップCPU「Ryzen 5000」シリーズ

[PC Watch]

Ryzenも第3世代ということになるわけですが、Instructions Per Clock(クロックあたりの命令実行数)は第2世代Ryzenより19%向上しているとのことです。

公開されているSKUによると各製品のクロックスピードは第2世代Ryzenと大きく変わらないようにも見えますが、上記のIPC向上を踏まえると同クロックでもざっくり2割増し程度の性能と考えても良さそうです。

詳細は10/28のイベントで追って伝えられるとのことなので、そちらも楽しみにしたいと思います。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.9.1をインストール

7月頃にドライバのアップデートをすると再起動から戻ってこなくなるという事象が発生していましたが、改めてドライバのアップデートを試してみました。

現在OSのバージョンはWin10(2004)ですが、それに対して安定版の中で最新となる20.9.1(WQHL)をインストールしてみたところ、問題なくインストールできました。

トラブルが起きた当時私のOSバージョンがWin10(1909)で、それに対してインストールしようとしたドライバ(20.7.1)がWin10(2004)世代のものだったのでうまくインストールできなかったのかもしれません。

OSバージョンとの兼ね合いが原因というのは仮説ですが、今後OSの機能アップデートを遅らせる場合は、VGAドライバのバージョンもあわせて整合性を取るよう注意したいと思います。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.8.2がリリース

8月の新タイトルのサポートが追加された20.8.2がリリースされました。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.8.2 Release Notes

[amd.com]

新たにサポートされたタイトルは以下の通りとのことです。Microsoft Flight Simulatorはなかなか注目のタイトルではないかと思います。

  • Microsoft Flight Simulator
  • Mortal Shell
  • Marvel’s Avengers Open Beta

そのほか、Radeon RX 5700 XTでA Total War Saga: Troyを描画設定Highで実行した場合、20.8.1比で12%のパフォーマンス向上が見込めるとのことです。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.8.1がリリース

8月に入ったというのもあってか、ドライバの更新がありました。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.8.1 Highlights

[amd.com]

今回のバージョンではHyper Scape、Horizon Zero Dawn Complete Edition、Groundedのサポートが追加されています。

このうち、GroundedについてはRX5700XTを使用している環境で描画品質をEpicにした場合、20.7.2に対して9%程度のパフォーマンス向上が見込めるとのことです。

Zen2コア採用のデスクトップ向けAPUのベンチマーク

早速PCWatchさんにベンチマーク記事が掲載されていました。

デスクトップ版APU「Ryzen 7 PRO 4750G」は省電力でCPU性能も期待できる仕上がりに

[PC Watch]

CPUスペック的には2019年夏に発売された第3世代Ryzenと同様なのかと思っていたのですが、PCIeのバージョンが異なるそうです。単体CPUではPCIe4.0ですが、今回発売のデスクトップ向けAPUはPCIe3.0となっています。レーン数は24本でこの点は単体CPUと同様です。

CPU性能的には3700Xに匹敵するものがあるようで、ベンチマーク結果を見る限りはオールラウンダーとしてのレベルがかなり向上したように感じます。

要求スペックの高くないゲームであれば内蔵GPUでも問題なく動作するようなので、そこまで本格的にではないけど一応ゲームもできるPCにしたい、という場合には有力な選択肢になりそうです。

Zen2コア採用のデスクトップ向けAPUの詳報

ラインナップの一部と価格が既に伝わっていましたが、スペック等の詳報が公開されたそうです。

AMD、Zen 2コア採用のデスクトップ向けAPUを正式発表

[PC Watch]

事前の情報よりかなり種類が増えていますが、大半はOEM向けになるとのことです。

今回特徴的なのは上位モデルがかなり高スペックに設定されていることです。最上位の4700Gは単体CPUのRyzen 3700X相当のCPUスペックとなっています。

価格設定も単体CPUより高めにはなっていますが、ディスプレイアダプタの冗長性確保目的でAPUを選択するのも悪くないように思えます。

今のところゲームや動画のエンコードで使用する関係で私の環境ではディスクリートGPUが必須ですが、中長期的にディスクリートGPUを撤去してシステムのダウンサイジングが可能な選択肢が確保できるので、その点も良いと思います。