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Ryzen3 3100&3300Xが登場

第3世代Ryzenのエントリーレンジ製品となるRyzen3 3100&3300Xがこの5月中にも発売されるそうです。

実売1万5千円でCore i7と肩を並べるAMD「Ryzen 3 3300X」

[PC Watch]

Ryzen3 3100と3300XはそれぞれZen2アーキテクチャが採用されており、それぞれベース3.6GHz(ブースト3.9GHz)・3.8GHz(ブースト4.3GHz)で動作するとのことです。4コア8スレッド、TDP65Wというスペックは共通です。

スペックは似ている部分もありますが内部構造には違いがあるそうで、3300Xの方がパフォーマンスには優れているとのことです。

3300Xは4コア8スレッドというマルチスレッド性能ではあるものの、Zen2アーキテクチャと高めに設定されたクロックから来るシングルスレッド性能は注目に値するものだと思います。この内容で出始めの価格が1万円台になることが予想されているというのは驚きです。

エントリーレンジ製品とはいいながらPCI Express4.0など最新のI/Oにも対応していますし、極端なマルチスレッドタスク以外なら大体何でもこなせそうなスペックにまとまっている印象です。定番製品化しそうな期待の持てる製品だと思います。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.4.2がリリース

4/23付けで20.4.2がリリースになりました。

Radeon ソフトウェアAdrenalin 2020 Edition 20.4.2リリースノート

[amd.com]

今回のバージョンではGears TacticsとPredator: Hunting Groundsの2タイトルを新たにサポートしているとのことです。

不具合修正はRadeon RX Vegaシリーズを使用する環境で発生するものが目立ちます。Folding@Homeの計算中にハングする問題などは昨今のFolding@Homeによる対COVID-19の活動を受けて修正されたものではないかと思います。

その他、EdgeでNetflixを見ている際にシステムがクラッシュする問題の修正など、ゲーム以外の不具合修正もいくつか盛り込まれているようです。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.4.1がリリース

4/2付けで20.4.1がリリースになりました。

Radeon ソフトウェアAdrenalin 2020 Edition 20.4.1リリースノート

[amd.com]

発売されたばかりのバイオハザードRE:3のサポートがメインのリリースと思われます。

問題の修正も含まれている一方で、既知の不具合には

  • 特定の環境でEnhanced Syncをオンにすると画面がブラックアウトする問題
  • EdgeでNetflixを再生するとシステムがクラッシュすることがある問題

等、気になるものもいくつか含まれています。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.3.1がリリース

3/19付けで20.3.1がリリースされています。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.3.1 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンでは DOOM:Eternalや Half-Life:Alyxなど個別のゲームタイトルのサポートの他、多数の不具合修正が含まれています。

不具合修正を見ていくと

  • Radeon ReLiveでキャプチャ中に画面や音が途切れる問題の修正
  • Radeon ReLiveで録画中にWebカメラの画面が消失する問題の修正
  • Radeon ReLiveのシーンエディタでシーンにカスタム名を付けた際にホットキーが動作しない問題の修正

等々、個別のゲームタイトルに絡まない修正はRadeon ReLive周りが目立つような印象です。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.2.2がリリース

2/28付けで20.2.2がリリースされています。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.2.2 Release Notes

[amd.com]

リリースノートを見ると今回のバージョンでは大量の不具合修正が行われていることが分かります。Optionalのドライバアップデートは新しいゲームタイトルへの対応や新しいGPUへの対応がメインになっていることが多いですが、今回は不具合修正重視のリリースのようです。

見ていくとRX5700を始め、RX5000シリーズに絡む修正が多く見られます。

個別のゲームタイトルに対する不具合修正も多く、例えばMHW:IBがキャラクターメイキング中にクラッシュする問題の修正が含まれています。

変わった不具合修正では、Radeon Softwareのゲームタブにゲームでない生産系のアプリケーションがリストアップされる問題が修正されています。これはフルスクリーンで動作する等の理由でゲームと誤認されていたのでしょうか。

オプショナルのリリースではあるものの、多数の不具合修正が含まれているのでGPU周りの不具合を疑っている方は試す価値ありだと思います。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.2.1がリリース

2/3付けで20.2.1がリリースされています。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.2.1 Release Notes

[amd.com]

今バージョンでは Zombie Army 4: Dead Warが新たにサポートされたほか、複数の修正も加わっています。

具体的には、Radeon ReLiveで録画を行った際にメモリが過剰に消費される問題や、 Radeon SoftwareのCompatibilityタブでスクロールバーが消失する問題などです。

Optionalのドライバ更新は新しいGPUの対応や新しいゲームタイトルのサポートが中心になっていますが、このように一般的な不具合の修正も入ることが多いです。GPU周りで何らかの不具合を抱えている場合は、試しに入れてみる価値があると思います。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition20.1.3がリリース

1/21付けでバージョン20.1.3がリリースされています。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.1.3 Release Notes

最も大きなトピックは先日発売となったRX 5600XTのサポートです。新製品に合わせたリリースという印象です。

その他にも問題の修正が多数含まれており、例えば並行作業時に画面が暗転して元に戻る問題の修正や特定ゲームタイトルでゲームがクラッシュする問題の修正などが含まれています。

画面の暗転については私の環境でも時々起きていて、最初はFreesync絡みの問題かと思っていました。ドライバの不具合であれば改善の可能性があるので期待したいです。

AMD at CES2020

年明け恒例のCESが開催されましたが、AMDの講演の模様がYoutubeに上がっていました。

新製品の発表としては

  • Ryzen Mobile 4000シリーズ
  • Radeon 5600XT
  • Ryzen Threadripper 3990X

がありました。

Ryzen Mobile 4000シリーズ

Ryzen Mobile 4000シリーズ は8つのZen2コア(16スレッド)と8つの内蔵GPUコア(Vegaベース)で構成されている製品だそうです。モバイルプラットフォームにも7nmのZen2が投入されることになりました。

ワットパフォーマンスは従来比で2倍にも達するということです。シリーズは一般コンシューマ向けのUシリーズ、ハイパフォーマンス向けのHシリーズ、法人用途と思われるProシリーズから構成されます。搭載製品は2020年の第一四半期にも投入される見込みとのことです。

Radeon 5600XT

5000シリーズのミドルレンジを埋める5600XTが発表されました。立ち位置としては「1080pでeスポーツタイトルを遊ぶのに最適」という位置づけになるそうです。

スペックとしてはコンピュートユニット36基、ベースクロック1,375MHz、6GBのGDDR6搭載となっています。コンピュートユニットの数で言えば上位の無印5700と同格となります。クロック抑えめの5700と思うとイメージしやすいかもしれません。

講演内での参考価格は$279ということなので、国内価格は3万円台中盤からのスタートになりそうです。多少価格がこなれてくればちょうどいい立ち位置のVGAになってくれそうに思います。

Freesyncのアップデート

製品ではないですがFreesyncについてアップデートがあり、3つのグレードに区分されることになりました。従来のカクつきやティアリングを抑える機能がFreesync、120Hz以上の高リフレッシュレートディスプレイに対応し、低フレームレート補償を行うのがFreesync Premium、 Freesync PremiumにHDR機能を追加したものが Freesync Premium Proとなるそうです。

低フレームレート補償というものが何を指すのかが講演では詳しく語られていませんでしたが、高リフレッシュレートディスプレイで使う機能というところから見て、フレームレートの落ち込みを抑制する補完機能のようなものではないかと推測します。この辺りはドライバのアップデートなどにあわせて追って明らかになってくるものと思われます。

Radeon Software Adrenalin 2020 Editionがリリース

恒例となった感もあるRadeon Softwareの大型アップデートがリリースされました。

Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 19.12.2 Highlights

[amd.com]

インストーラ

今回のバージョンではインストーラからガラッと変わり、残り作業時間が表示されるようになったほか、イントロダクションムービーまで流れるようになりました。

インストール時に工場出荷設定に戻すオプションも選べるようになっており、ドライバの再インストールで問題解決を図る際に役に立ってくれそうです。

本体

本体も見た目が大きく変わり、用途に合わせてプリセットされた”Gaming”と”eSports”、そして”Standard”から設定を選択する方式になりました。難しいことを考えずに設定したい場合は見た目志向のGamingかパフォーマンス志向のeSportsかで選ぶという形のようです。もちろん、個別の項目を細かく設定することも可能です。

新機能

新機能の目玉としては、Radeon boostと整数倍スケーリングがあります。

Radeon boostは画面に速いモーションが検出されると解像度をわずかに落としてパフォーマンスを維持する機能ということです。

整数倍スケーリングはドット絵を拡大した際にピクセルを4倍またはそれ以上の整数倍に拡大することにより、ぼんやりした見た目になってしまうのを防ぐ機能ということです。昨今ドット絵にこだわったクラシックな見た目の新作も多いですが、それらに対応した機能のようです。

PC Watchさんに詳しい情報がまとまっています。

AMD、“視覚的損失なし”で2割以上FPSを向上できる新「Radeon Software」ドライバ

[PC Watch]

Youtubeの動画もアップロードされています。

本当に少しだけ使ってみましたが、ゲームをプレイすると平均フレームレートを記録してくれるので、パフォーマンス調整の際に役に立ちます。単なるドライバにとどまらず、ゲームのハブとしての機能が充実したアップデートになっていると思います。

Radeon Software 19.11.3がリリース

11/18付けで19.11.3がリリースされています。

Radeon™ Software Adrenalin 2019 Edition 19.11.3 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンはフォートナイトのDirectX12APIサポートが追加されています。既知の問題などは積み残しのまま残っているものがあるので、今回のバージョンは取り急ぎフォートナイトのサポートを強化したバージョンと言えそうです。