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AMDが第3世代Ryzenを発表

CES2019の基調講演でAMDが7nmプロセスルール採用の製品を複数発表したようです。CPUについては第3世代Ryzenと第2世代EPYCが発表されました。

1時間ちょっとありますが、基調講演はYoutubeで見られます。

【詳報】AMD、PCIe 4.0に対応した第3世代Ryzenプロセッサを今夏投入

[PC Watch]

第3世代Ryzenは7nmプロセスルール採用、コアはZen2コアで構成されるそうです。 PCI Express 4.0に対応している一方でSocket AM4となり、マザーボード側がBIOSアップデートで対応すれば既存のAM4マザーボードにも取り付けられるようです。

性能面についてはi9-9900kに対しほぼ同性能で30%程消費電力で優位とのことです。AMD側はあくまでサンプル品での比較ですが、電力効率にはかなり自信がありそうです。

対応マザーボード共々今年中旬には登場見込みとのことなので、本当にあっという間に出てくることになると思います。

新しいRyzenの発表自体もうれしいものですが、昨年発表したロードマップが順調に推移しているというのが非常に喜ばしいです。

昨年1月のAMD Tech Dayの様子です。「Zen2とZen2+の開発は順調」と発表されていました。

CES2019でのAMDの話題

年明け恒例のCESが開催されます。会期は米国太平洋時間で1/8-1/11となっています。AMDのCEO基調講演は現地時間の9日9時からとのことですが、先だって新製品の発表がありました。

AMD、12nmの第2世代Ryzenモバイルを発表

[PC Watch]

Ryzen mobileのCPU部分が12nmのZen+コアにアップデートされて、第2世代として登場しました。昨今のゲーミングPCの盛り上がりに合わせてゲーミングノートも多数発売されているので、それらへの採用に期待したいところです。

ちょっと変わったところではAシリーズの新製品が出ています。Aシリーズなので、変わらずExcavatorコアとGCNの組み合わせになっているようです。非常に消費電力が低いのが特徴で、Chromebookへの採用が決まっているそうです。

CES関連の動画もこれから色々上がってくると思うので、それらも楽しみにしたいところです。

Radeon Software 18.12.3がリリース

19日付なのでちょっと前になりますが、18.12.3がリリースされています。

Radeon Software Adrenalin 2019 Edition 18.12.3 Release Notes

Adrenalin Edition2019がリリースされてすぐにアップデートがかかっていますが、リリースノートを見ると修正された問題が多く、新バージョンリリース直後特有の不具合解消に重点が置かれている感じです。

不具合の方も”Wattmanのファンスピードメーターが常に最大表示になってしまう問題を修正”や、”
RX Vegaシリーズでメモリクロックが800MHz固定になってしまう問題を修正”など、割と重要な不具合が多いように思います。

まだ既知の不具合も多くあるので、ある程度ドライバが仕上がってくるまでは少々我慢が続くかもしれません。

その他小さなことですが、このバージョンから(?)ドライバアップデート時の推奨インストール方法がクリーンインストールになっています。従来はアップグレードインストールとクリーンインストールを任意に選択する方式でしたが、クリーンインストールが推奨と明示されるようになりました。

18.12.3はあくまでもOptionalの扱いですが、 Adrenalin Edition2019 にアップデート後VGA周りで問題が起きているのであれば試してみる価値はあると思います。

Radeon Software Adrenaline Edition 2019が登場

もはや年中行事となった感もあるRadeon用ディスプレイドライバの大型アップデートが登場しました。

「Hey, Radeon」で画面写真を撮影。Radeon Software年次更新で多数機能追加

[PC Watch]

去年は初めてAdrenaline Editionという名称になり、モバイルアプリとの連携が強化されました。2019バージョンはさらにその傾向が強くなっています。

パフォーマンスの向上

いわゆるディスプレイドライバとしての基本的な機能として、単純にパフォーマンスが向上したことが挙げられます。ドライバのリリースノートを見ていると気がつきますが、最新タイトルのみならず、旧作についてもパフォーマンスの向上は継続的に行われています。

ソフトウェアアドバイザー

PCシステムとゲームタイトルに応じた最適な設定を行ってくれるゲームアドバイザーを搭載しています。実際にパフォーマンスを測定した上での設定になるので、信頼性の高いものになっています。チューニングすべき設定は列挙して教えてくれるので、全部を適用せずに取捨選択することも可能です。

AMD Link

モバイルデバイス用アプリのAMD Linkも更新されています。GPUをモバイルデバイスから操作できるのが売りでしたが、ReLiveのリモコンのような感覚でインスタントリプレイやスクリーンショットを撮影できるようになりました。メイン画面でゲームを遊びつつ、スマートフォンでいいところを動画に残していくといった遊び方ができます。

AMD Linkは親機のPCと同一ネットワークに所属していれば良く、接続はRadeon Softwareが表示するQRコードをモバイルデバイス側で読み取れば完成となります。Windowsのファイアウォール設定も半分お任せで行えるので、とても使いやすくなっています。

そんなわけで盛りだくさんの大規模アップデートになっています。機能の追加もさることながら、使い勝手が分かりやすくなっているのには好感が持てます。PCゲーム=マニアック、難しいというイメージはまだまだ強いと思いますが、据え置き機並みの分かりやすいゲーミング体験を目指しているようにも思えました。

Radeon Software18.11.1がリリース

11/8付けで18.11.1がリリースになっています。ほぼ月刊のような感じになってきていますが、毎年年末はゲームのリリースが多いので、新作への最適化のためにリリース量が増える傾向があるように思います。

Radeon Software Adrenalin Edition 18.11.1 Release Notes

[AMD.com]

今回のバージョンではBattlefield V アーリーアクセス版とHitman2でパフォーマンスアップが見込めるそうです。

AMDが2019年にも7nm世代のCPUを投入予定

先日行われたAMDの技術発表会で、7nmプロセスルールを採用するデータセンター用CPUである”Rome”が発表されたそうです。史上初の7nmプロセスルールで生産されたデータセンター用CPUとうたわれています。

AMDの7nmプロセス「ZEN 2」CPUコアのマイクロアーキテクチャ拡張

[PC Watch]

発表されたCPUは完全にデータセンター用なので、一消費者としては縁のないものなのですが、7nmプロセスルールで生産されたZen2コアが大きな問題もなく量産されそうという点は興味深いです。最近はプロセスルールの微細化もいよいよ高難易度に達しているものと思われるのですが、今回のイベントでのデモも実際のCPUで行われたそうですから、生産ラインの立ち上げについては問題なさそうに見えます。

イベントの詳細はYoutubeで見ることができます。ちょうど30分前後からが7nmプロセスとZen2コアの話になるので、そこだけ見ても結構面白いです。

7nmプロセスにより密度はざっくり2倍に達し、同じパフォーマンスであれば1/2の電力で発揮できるそうです。初代Zenコアでも相当の進化だと思いましたが、それを大きく上回る性能になっているようです。

動画中でリサ・スーCEOは何度も”Momentum”という単語を使っていましたが、確かに”今の勢い”と新製品投入による”新たな勢い”を感じる発表だったように思います。これらのテクノロジーがコンシューマラインに落ちてくるまでにはもうちょっと時間がかかると思いますが、これについては楽しみに待っていようと思います。

第二世代Ryzen Threadripperの後発組が発売

第二世代Ryzen Threadripperのうち、24コア48スレッドの2970WX、12コアの2920Xが発売になりました。いつものPC Watchさんに記事が載っています。

24コアの「Ryzen Threadripper 2970WX」と12コアの「2920X」を試す

[PC Watch]

発売のタイミングで、Ryzen Threadripperの”WX”が付く上位モデルにはDynamic Local Modeという動作モードが設定可能になりました。これはCPUがこなすタスクの内、メモリアクセスが多いものをメモリコントローラに直結しているスレッドに優先的に振り分けるモードだそうです。

Ryzen Threadripperはコア数が多い分ダイの数も多く、全体の半分はメモリコントローラと直結していません。そのため、”そこまでスレッド数は必要ないがメモリアクセスは高速であって欲しいタスク”にはこのモードが効くそうです。

代表的なタスクとしてはやはりゲームが挙げられると思います。記事中のベンチマーク結果にもそれは現れており、Dynamic Local Mode有効の方がゲームには有利に働くようです。

アプリケーションとの組み合わせ次第な所もありますし、このモードにより劇的にWXが付く上位モデルが扱いやすくなるわけではないのですが、ソフトウェア的な方面からのアプローチは面白いと思います。

Radeon Software18.10.1がリリース

10/11付けで18.10.1がリリースになっています。

Radeon™ Software Adrenalin Edition 18.10.1 Release Notes

[AMD.com]

今回のリリースはWindows10 October 2018 Updateに対応したものになっています。肝心のOctober 2018 Updateが一時公開停止になってしまっていますが、私のように公開直後に早速アップデートしてしまった場合はこのドライバを入れておいた方が良さそうです。

RX Vega 64でCall of Duty: Black Ops 4を動かした場合にパフォーマンスが向上する修正も含まれています。

Athlon 200GEのベンチマーク記事

毎度のPC Watchさんに格安CPUであるAthlon 200GEのベンチマーク記事が載っていました。低価格帯の製品の性能に関する記事は珍しいように思います。

7,000円でお釣りが来る「Athlon 200GE」を試してみた

[PC Watch]

性能の方を見ると、やはりGPU性能は3Dゲームを動かすには厳しいようです。反面CPU部分はZenコアらしく素性良くまとまっており、日常的なオフィスワークなどであれば性能を十分に発揮してくれそうです。

特に驚いたのがKaveri世代のA10-7850Kと比較して、性能が3割ほど上回っているという点です。Kaveri世代は2014年リリースの製品群なので、それなりの年月は経っているものの、TDPが約1/3に削減されながら性能が3割増しになったというのは驚くべき進歩です。

Zenコア採用製品の登場以来、超ハイエンドラインにThreadripperが投入される等、ここ最近AMDが不得意と思われていた分野にもフィットする製品がリリースされ始めています。今回低価格・省電力なラインにも有力な選択肢が登場したように思えます。

Radeon Software18.9.2がリリース

9/19付けで18.9.2がリリースになりました。

Radeon™ Software Adrenalin Edition 18.9.2 Release Notes

[amd.com]

今回の更新では、

  • F1 2018
  • Fortnite
  • Shadow of the Tomb Raider
  • Star Control: Origins

の4タイトルについて、Radeon RX Vega搭載のマシンで高解像度設定時のパフォーマンスが大幅に向上したそうです。ほぼ毎回のリリースノートに”RX Vegaシリーズ搭載マシンでのパフォーマンス向上”というトピックが載っているので、RX Vegaシリーズはまだまだドライバの最適化余地が有りそうに思えます。