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Radeon Software18.8.1がリリース

8/6付けで18.8.1がリリースされています。

Radeon™ Software Adrenalin Edition 18.8.1 Release Notes

[AMD.com]

今回のトピックとしてはモンハンワールドのパフォーマンス向上が挙げられます。RX580かRadeon Vega 64で5%前後のパフォーマンス向上が望めるそうです。

その他、Win7でフォートナイトを動作させた場合にクラッシュする問題など、特定の環境下で発生する問題も何点か修正されています。

B450チップセットが登場

AMDのSocket AM4用の新型チップセットであるB450が登場しました。搭載マザーもさっそく各社より発売になっているようです。

AMD、Socket AM4向けの新しい低価格チップセット「B450」を正式発表

[PC Watch]

B450はメインストリーム向けをうたっており、搭載マザーも1万円台とお買い得な価格設定になっています。B450の特長として、メインストリーム向けながらもStoreMIという仮想ストレージを構築できる機能に対応したことが挙げられます。

StoreMIはハイエンド向けのX470チップセットに提供されていた機能で、高速のストレージと低速のストレージを組み合わせて大容量の高速仮想ストレージを構築できるという機能です。

仮想ストレージはブート用にも使えるほか、既に使用中のストレージに機器を追加して構築することもできます。

良いことずくめのような機能ですが、仮想ストレージを解除して物理ストレージ2発に戻す際に、データが全て失われてしまうという弱点があります。そのため、「ちょっと試してダメなら戻そうかな」というような運用はしづらいです。

とは言うものの、比較的安価なマザーボードでもハイエンド向けの機能が使えるという強力なラインナップが登場したことになります。取り扱いは難しそうですが、いかにも自作機という感じの機能だと思います。

X370-PROのBIOSアップデート(v4012)

5月以来久々のアップデートが7/13付けで出ました。

今回の更新内容はシステムパフォーマンスの向上だけだそうで、バージョンが1しか上がっていないところから見てもそれほど大規模な変更ではなさそうに思います。

X370-PROを買ったのは昨年の8月頃でしたが、当時はリリースから半年くらいが経過していたものの、まだまだBIOSが月刊ペースで更新されている状況でした。BIOS由来かどうかは分かりませんがシステムも若干不安定で、突然再起動するような事象も時折見かけたように思います。

現在は新CPUのリリースでもない限りはBIOSの更新頻度も落ち着いていますし、だいぶ”こなれてきた”状況になっているのかなと思います。

Radeon Software18.7.1がリリース

7/13付けで18.7.1がリリースされています。

Radeon™ Software Adrenalin Edition 18.7.1 Release Notes

[amd.com]

Earthfallのサポートが進み、RX580やRadeon Vegaシリーズで高解像度動作をした時に、パフォーマンスが20-30%向上したそうです。かなり大幅なパフォーマンスアップとなっています。

そのほかの問題の修正に、フォートナイトをRadeonで動作させ、画面に手裏剣が表示されている際にハングアップする問題が解消されたという情報が掲載されていました。

フォートナイトは話題のタイトルですが、特定武器が画面に描画されているとき限定で起きるハングアップというのは驚きました。良く再現性を特定できたと思います。

COMPUTEX TAIPEI2018のAMDによるプレスカンファレンス

COMPUTEX TAIPEI2018の話題が連日入ってきています。

AMDのRadeon統合型Ryzen、HUAWEIの「Matebook D」14型に採用

[PC Watch]

AMDは

  • 32コア/64スレッドの第二世代Ryzen Threadripperの発表
  • Radeon RX Vega56 Nanoのリリース
  • 7nmプロセスルールで製造されたVegaのデモ
  • 各PCベンダからのRyzen搭載製品の発表

と、いろいろな発表をしています。プレスカンファレンスの様子はYoutubeで見られるのでありがたいです。

下のリンクはAMDがYoutubeに公開しているプレスカンファレンスの動画です。上記PC Watchさんの記事にあるASUS X570ZDが「史上初めてRyzenと(APUに内蔵される)Radeonと(単体の)Geforceを搭載したノートPCです」と紹介されて、会場がざわっとするシーンです。

Radeon Software 18.5.1がリリース

バージョンが18.5代に入りました。

Radeon™ Software Adrenalin Edition 18.5.1 Release Notes

[AMD.com]

今回のバージョンの大きな変更点はWindows10 April 2018 Updateに正式対応したことと、いわゆるAPU版のRyzenに正式対応したことです。

その他、Ancestors Legacyについても一定条件下でかなりのパフォーマンスアップを実現しているそうです。

修正された問題に珍しくNetflix関連のものがあります。RX400系か500系のVGAでマルチGPU構成をとっていた場合、画面の乱れやハングアップが起こる問題が修正されているそうです。

今更ではありますが、Windowsの大規模アップデートがリリースされたとしても、VGAのドライバが必ずしも正式にサポートしているわけではないことに気づきました。今まであまり真剣に考えていませんでしたが、万全を期すのであればVGAのドライバがOSのアップデートに対応した後にOSをアップデートするのが無難なのかもしれません。

X370-PROのBIOSアップデート(v4011)

5/2付けで4011がリリースされています。今回のアップデート内容はAGESA1002aの更新と”SMU 43.18”となっています。

このSMUというのが何を指すのかわからないのですが、AMDのCPUに搭載されている”System Management Unit”のことではないかと思います。バージョン番号らしきものがついているので、SMU用のドライバを更新したという意味ではないかと推測しているのですが、全く見当がつきません。

過去のアップデート履歴を見てもSMUに関連したアップデートはないので、何かしら特殊なアップデートのような気はしています。

AMDによるXFR2とPrecision Boost2の解説動画

Ryzen2関連の動画がいくつかYoutubeのAMDチャンネルにアップロードされていたのでチェックしてみました。XFR2とPrecision Boost2の解説動画が面白かったのでご紹介します。

音声は英語ですが、ホワイトボードを使いつつの説明なので分かりやすいです。長くないので何度か見直してみました。

XFR2はシステムに十分な冷却能力がある場合、最高クロックを自動的により高くする機能です。機能の説明だけ聞くと初代RyzenのXFRと同じように感じますが、Precision Boost2との組み合わせでクロックアップが可能なのが2に進化した理由なのかもしれません。

Precision Boost2は稼働中のスレッドに応じてクロックスピードを自動的に調節する機能です。初代RyzenのPrecision Boostはコア数が一定数以上になるとクロックも一定速度で固定となっていたそうですが、PB2ではコア数に応じてクロックもなだらかに変動するように進化しました。大ざっぱに言えば、複数コア稼働時の最大クロックが高くなったというわけです。

動画中では「ゲームシーンでは500MHz位の差になる」という情報もあり、複数コアが動く場面では結構差が出そうです。

X370-PROのBIOSアップデート(v4008)

4/17付けでv4008がリリースになりました。アップデート内容はAGESA1002aへの更新となっています。

PRIME X370-proの第2世代Ryzenへの対応

PRIME X370-proはBIOSのv3803から第2世代Ryzenに対応しています。この点は何ら問題なさそうです。

気になるのはメモリ対応です。Ryzenは初代の時からメモリの枚数やランクによりメモリクロックの上限が決まるという少々難解な部分がありましたが、第2世代Ryzenにおいてもそれは同様です。

第2世代Ryzenはマザーボードが6層基盤で、かつメモリがシングルランク2枚でDDR4-2933動作が可能になります。

X370-proはどうかというと、ASUSのメモリ動作確認リストを見る限りDDR4-2933動作はサポートされているようです。

既にX370-proで初代Ryzenを動かしている場合でも、BIOSさえ更新されていれば第2世代Ryzenにアップグレードする事が可能となっているようです。

 

第2世代Ryzenのベンチマーク

第2世代Ryzenが発売となり、さっそくベンチマーク記事が出ています。

クロック向上で注目される第2世代Ryzenをベンチマーク

[PC Watch]

第2世代RyzenはアーキテクチャがZenからZen+に更新されたほか、プロセスルールも12nmに微細化しています。

これにより、同じ消費電力でより高いクロックを実現しています。初代Ryzen比でシングルスレッドの能力は10%近く向上しているそうです。

また、負荷に応じてクロックを高くするPrecision BoostがPrecision Boost 2に進化し、稼動中のコア数に応じて柔軟にクロックを調整するようになりました。

今回もしっかりしたリテールクーラーが同梱となっていますが、下位モデルのWraith SpireはTDP95Wだと少し荷が重そうです。2600Xにも上位モデルのWraith Prismが付属すると良かったのではないかと思います。

しかし、初代から性能が向上した上で変わらずCPUクーラーもついてこのお値段というのは驚きです。特にRyzen 5については出だしの価格から早くもかなり値ごろ感があるように思います。