4/11付けで17.4.2が登場しました。日付で分かる通り、このバージョンはWindows10のCreator’s Updateに対応したものです。
Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.4.2 Release Notes
[AMD.com]
Windows関連以外にもいくつか不具合の修正が入っています。安定版なので、Creator’s Updateの適用が終わったら是非導入しておきたいバージョンです。
4/11付けで17.4.2が登場しました。日付で分かる通り、このバージョンはWindows10のCreator’s Updateに対応したものです。
[AMD.com]
Windows関連以外にもいくつか不具合の修正が入っています。安定版なので、Creator’s Updateの適用が終わったら是非導入しておきたいバージョンです。
ミドルレンジのRyzen5シリーズが登場しました。早速PC Watchさんに紹介&ベンチマーク記事が出ています。
[PC Watch]
1600Xについてはまずこの”6コア12スレッド”という構成が気になったのですが、これは4コア8スレッドで構成される基本モジュールのうち、2コア分を無効化することで構成されているそうです。上位のRyzen7では4コア8スレッド×2の構成になっていますが、1600Xは3コア6スレッド×2になっているそうです。
パフォーマンスの方は6コア12スレッドから来るマルチスレッド性能に特色がある印象です。もちろん上位のRyzen7と比べれば一段落ちますが、30,000円ちょっとでこのマルチスレッド性能が手に入るというのは魅力的に思います。
同じAMDの他の製品と立ち位置が被らないかな?と思いましたが、Ryzen7 1700が40,000円くらいで販売されているので、うまく棲み分けできているように思います。「8コアは大げさだと思うけど、今4コアだからちょっとアップグレードしたい」という方には良いのではないでしょうか。
Ryzenの性能を十分に引き出せるように設定された電源プランをAMD自らが配布するそうです。
[PC Watch]
確かに発売時のRyzenのベンチマーク記事では、「AMDから要請があって電源プランを”ハイパフォーマンスにしました”」といった文言が書かれていました。
絶対的な性能を優先するのであれば常時ハイパフォーマンスでOKと思うのですが、性能と消費電力のいいとこ取りをしたいというユーザも多いでしょうから、その場合は電源プラン”バランス”を選ぶことになります。
ところがその”バランス”がRyzenの設計に完全にマッチしたものではなく、どちらかというと性能を抑えて消費電力を削減する振る舞いになっていたようです。今回公開された電源プランは、バランス志向のユーザ向けに能力を十分引き出せるように設定された電源プランということのようです。
AMDはいくつかのゲームタイトルでFPSを測定した結果を公表しています。全体的には「ハイパフォーマンスよりは多少性能は落ちるけど、省電力なプラン」になっており、ここはAMDの狙い通りになっているようです。面白いのはハイパフォーマンスよりも性能が上がっているタイトルもあることです。場合によってはより高性能に動作するというのは魅力的に思います。
17.3.3がリリースになっています。
[AMD.com]
主なトピックとしてはMass Effect: Andromeda用のマルチGPUプロファイルの追加が挙げられます。この他にもMass Effect: AndromedaのマルチGPU環境での不具合解消なども含まれているようなので、当該環境に当てはまる方は要チェックです。
思っていたよりも早い登場です。
[PC Watch]
気になる価格も出ているのですが、およそ20,000円~30,000円のレンジに収まっているようです。このくらいの価格帯が比較的手を出しやすいのではないかと思います。
消費電力を見ると、最上位の1600Xは95wの設定になっており、Ryzen 7最下位の1700よりも高くなっています。一方で、クロックスピードについては1600Xの方が高く設定されており、この辺がパフォーマンスにどう影響するのかは興味深いです。なんとなくコアは少なくとも高クロック製品の方が実使用では高パフォーマンスではないかという気がするのですが、どうでしょうか。
先週から話題となっていましたが、AMDの調査によるとスケジューラの動作に問題は認められないとのことです。
[PC Watch]
[AMD.com]
コアを正しく認識していない証拠として使われたのは、MicrosoftのWindows Sysinternalsで配布されているCoreinfoというユーティリティの情報です。
このバージョンが3.31以前の場合、確かにコアを正しく認識しない結果が出力されるそうです。
また、Win7とWin10のパフォーマンス差もスケジューリングに起因するものではなく、ソフトウェア側の設計によるものとのことです。
以前よりもCPUのアーキテクチャは複雑になっていますし、かつてのように新CPUというだけで性能差が圧倒的ということもないので、こういった問題が多少出るのもやむなしかな、というのが感想です。今後出てくるソフトウェアが新しいCPUアーキテクチャを活かせるような内容であれば、それが一番良いことのように思います。
AMDでも調査しているそうですが、Windows10環境では論理コアを正しく認識していないのでは?という指摘が挙がっているそうです。
[PC Watch]
RyzenはSMT、IntelのCPUでいうところのハイパースレッディングを行うので、物理的なコア1個に対して論理的なコアが2つ見えるというCPUです。そのため、今回リリースされたRyzen 7系統では8コア16スレッド、というコア数の紹介になっています。
今回指摘されているのは片方のスレッドが想定されているパフォーマンスを発揮している一方で、対になるもう片方のスレッドの性能が著しく低いのではないか、ということのようです。
この手の問題はやはり合う合わないがあると思うので、ある程度仕方がないのでは?と思うのですが、もし最適化できる余地があるのなら、それはそれでまた期待できそうです。
500MB近くある巨大なパッケージです。
[AMD.com]
目玉はFor HonorとSniper Elite4のパフォーマンス向上となっています。ちなみに3/6付けでオプショナルながら17.3.1もリリースされており、こちらはTom Clancy’s Ghost Recon Wildlandsのパフォーマンス向上が含まれているそうです。当該タイトルをお持ちの方は試す価値ありと思います。
なかなか派手なデビューを飾ったRyzenですが、ミドルレンジ~ローレンジの製品も控えているそうです。
[PC Watch]
AMDからは既にミドルレンジに当たるRyzen5の仕様が一部明らかにされており、1600Xが6コア12スレッドで3.6GHz、1500Xが4コア8スレッドで3.5GHzとのことです。
面白いのは今明らかになっているRyzen5の製品はいずれも”X”付きの型番になっていることです。上記記事の最後に掲載されているスライドに型番の解説が書いてありますが、Xのついている製品はハイパフォーマンス志向で、XFR(冷却状況を判定して自動でオーバークロックする機能)に対応しています。ミドルレンジでもOCを楽しめる製品になっているようです。
まだ詳細は明らかになっていませんが、APU製品になると予想されているRyzen3も興味深い立ち位置です。中~上位製品がCPUなので、APU製品にもX付きのモデルがあると楽しそうだと思います。
発売日は本日3月3日ということで、秋葉原の一部店舗では深夜販売なども行われたそうです。
さっそくベンチマーク記事が掲載されています。
[PC Watch]
CPU本体の写真も掲載されていますが、ヒートスプレッダ中央に大きくロゴが印字されており、この辺だけでもちょっと変わったな、という印象を受けます。
性能については対応する命令セットの影響で得意不得意があるようですが、記事中で比較対象となっている、同じ8コア16スレッドのCore i7-5960Xとはほぼ拮抗~やや下回るくらいのスコアを出しています。
Ryzen 7 1800Xはハイエンド製品なので高価ではありますが、それでもCore i7-5960Xといい勝負というのは正直驚きです。
恐らく直接的に競合するのは価格面でCore i7-7700Kあたりではないかと思うので、価格がもうちょっとこなれてくれると良いと思います。