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AMDの新社長兼CEOがリサ・スー氏に

6月に上級副社長兼最高執行責任者になったニュースが入ってきてわずかに4か月くらいですが、社長兼CEOに、とのことです。

AMD、新社長兼CEOにCell B.E.に携わったLisa Su氏
[PC Watch]

現地の10/16がAMDの決算発表なのですが、直前での交代となりました。
何だか急な感じがするのがちょっと心配ではあるのですが、どうなんでしょう。

Catalyst14.9がリリース

正式版はずいぶん久しぶりな気がします。

・個別のゲームタイトルでパフォーマンスアップ
非常に長いので列挙はしませんが、R9 290シリーズやR9 270シリーズで3DMarkやBioShock Infinite、Crysis3等を動かす際に5-10%程のパフォーマンスアップがあるようです。
ドライバのアップデートでパフォーマンスアップがあるのはCrossfire構成の時が多かったですが、今回は単体のカードでも恩恵のある内容になっているようです。

・Eyefinity
Eyefinityでは異なる解像度のディスプレイを混在させても動作するようになったそうです。
異なる解像度のディスプレイごとにディスプレイグループを作成することも問題ないとのことです。

・動画の色彩調整
動画再生時の色彩調整が新しくなったとのことです。

・モバイルGPUでMantleがパフォーマンスアップ
例として8970Mが挙げられていますが、モバイルGPUでMantleのパフォーマンスがアップしているそうです。

・全てのAM1プラットフォームでJpegアクセラレーションが可能に
今までAM1プラットフォームのA10シリーズ限定でしたが、AM1プラットフォームであればどのAPUでもアクセラレーションが効くようになっているそうです。

今回は結構盛りだくさんな内容です。
ベータ版・RC版をスルーしていた方も入れる価値ありの内容になっているのではないかと思います。

AMD Catalyst™ 14.9 Windows® Release Notes
[AMD.com]

R9 285のマイクロアーキテクチャ

ミドルハイレンジを埋めるべくGCNを小改良したのがR9 285のTongaコアだと思っていたのですが、どうもそうではないようです。

後藤弘茂のWeekly海外ニュース AMD、新GPU「Tonga」がHSAの最終形であることを明らかに
[PC Watch]

TongaコアはHSAにおけるGPUアーキテクチャの最終形で、これをAPUに実装することでHSAアーキテクチャも最終形に到達するそうです。

現状のGPUではコンテキストスイッチ(プロセス切り替え時にCPUの状態を切り替えること)を簡単に行うことができないそうです。
これはGPUが元々グラフィックス処理を前提に設計されているためで、フレームを描画し終えるとコンテキストも消去してしまっていたため、切り替えを考える必要はなかったからのようです。

ところが、HSAではGPUにもCPU的な動きをしてもらう必要がある、ということでTongaコアではマルチコアCPUのように柔軟なコンテキストスイッチが可能になっているとのことです。

というわけでちょっとテクニカルな内容ということもあってあまり話題に上がらなかったのかもしれませんが、後から登場したR9 285は結構重要なマイルストーン的製品と言えそうです。
R9 285のTongaコアは一部の機能が無効化されているという情報もあるので、今後は完全版Tongaコア採用製品やAPUにTongaコアを搭載した製品が登場してくるのではないかと期待できます。

AMDのGPUを採用したMatroxのVGAが登場

AMDのGPUを採用、という情報が出てすぐですが、製品の情報が出てきました。

Matrox、AMD GPU採用ビデオカード「C」シリーズ ~上位モデルは6画面同時出力、2枚で12画面
[PC Watch]

上位モデルのC680はいわゆる4K解像度を30Hzで6画面同時出力できるという仕様です。
何だかPerheliaのことを思い出させる多画面性能です。

プロフェッショナル向けのVGA製品だとAMDにはFireproがありますが、6画面同時出力となると最上位製品での対応となります。
今回のMatroxのVGAは参考価格が出ていないようなのですが、”割と安価な多画面環境構築用VGA”なんていう立ち位置が確保できると面白そうです。
プロフェッショナルは元より、トレーダーの方や多画面好きの一般消費者にも結構アピールできるのでは、という期待が持てます。

Matroxの次期VGAにAMDのGPUが採用

AMDファンとしては喜びたいところですが、1自作ユーザとしてはやや寂しい感もあり、というニュースです。

Matrox、次期ビデオカードにAMD GPUを採用 ~Radeon R7 250Xがベースか
[PC Watch]

最近はVGAもほとんどがリファレンスデザインをそのまま採用していますが、今回のMatrox製品は基盤レベルで何らかのカスタマイズが入ったりするのでしょうか。
ドライバについては専用品が提供される旨、記事内で触れられています。

自分のPCで使ったことはないのですが、MatroxのVGAは”業務用感”が何ともカッコ良くちょっとあこがれの存在でした。
画面の発色については結構定評があったように記憶しています。

R9 285が登場

こちらも先日のイベントで登場したVGAの新製品です。

AMD、初の4K動画デコーダ搭載GPU「Radeon R9 285」~GCNアーキテクチャも改良

最新版GCNを搭載したミドルハイGPU「Radeon R9 285」
[PC Watch]

ラインナップ的には270と280Xの間に入るということでなんだか中途半端だな…と思っていましたが、285のポイントはGPUのアーキテクチャが最新型のGCNになっている点と言えそうです。
280Xは元々HD7900系の流れだった関係上TrueAudioの対応がありませんでしたが、285ではめでたく対応となっています。
また、動画デコーダも4K解像度のH.264に対応しているそうで、この点も優位性がありそうです。

そう考えると280Xはちょっと間に合わせ感があった感じもしますが、今回の285の登場でようやくミドルハイのラインナップが埋まったと言えそうです。
気になるのは発売時点でドライバの最適化が十分でなさそうということです。
まあRadeonにはよくあること、という見方もできますが、早めにご対応頂きたいところです。

FXシリーズの新製品が登場

先日のイベントで発表されたCPUの新製品です。

AMD、TDP 95WのFX-8370Eなどを正式発表 ~最上位のFX-9590は値下げ

久々に登場したAMD FX新モデル「FX-8370E」 ~TDP 95Wで8コア搭載
[PC Watch]

ラインナップは8370・8370E・8320Eの3種類です。
末尾にEがつくのはTDP95Wのモデルとのことです。

既に出ている8350と似たスペックなので8370もそうは変わらないな…と思いましたが、8370EはTDP95Wであることも踏まえるとなかなか良くまとまっている印象です。
うちの8120のリプレイス候補としても行けそうな気がしています。

記事中にもありますがFX-9000番台はAMDのラインナップではハイエンドCPUであることは間違いない一方で、ハイエンドという以上にキワモノ的なスペックなので、
事実上のハイエンド品として8370及び8370Eはちょうどいいくらいなのではないかと思います。

心情としてはもうガサッとFM2+プラットフォームにしてしまいたいというところもあるのですが、マザーボードがCrosshair V Formula(水冷化)というのもあって、
極力AM3+プラットフォームを引っ張ることになりそうです。

AMDのイベントで新製品が発表

昨夜Webキャストで中継のあったイベントは新製品の発表(と、チャリティーオークション)あり、ゲーム開発者とのトークあり等々、2時間に及ぶかなり大がかりなものでした。
録画があるので後から見ることもできます。

Watch live video from AMD on Twitch

イベントの中で発表された新製品は CPUのFX-8370及び8370EとRadeon R9 285でした。

AMD、4.3GHz駆動でTDP 95Wの「FX-8370E」を発表

AMD、249ドルのミドルハイGPU「Radeon R9 285」を発表 ~True Audio対応の新設計、ティアリングをなくす「FreeSync」技術搭載
[PC Watch]

FX-8370については上記記事中にもある通りOCの実演をしながらの登場となりました。
純正ラインナップの中に水冷クーラーとセットになっているモデルもあるようです。

R9 285はちょっと分かりにくいのですが、R9 280XとR9 270シリーズの間に入るモデルになるんだそうです。
数字だけ見るとR9 280Xより強いように見えるのですが、そうではないそうです。
280XにはないTrueAudioをサポートしており、対抗する他社製品より高パフォーマンスをうたっています。

Radeon印のSSDが登場

前にメインメモリがありましたが今度はSSDだそうです。

AMD、RadeonブランドでSSD事業に参入
[PC Watch]

実際のところはOCZのOEM品で、ファームウェアはカスタマイズ品が使われているそうです。
VGA以外にもRadeonの名前がつく製品が出るようになりましたが、ゲーミングPCパーツブランドとしてRadeonのブランドを育成したいという意図があるのかもしれませんね。
ASUSTekのR.O.G.シリーズのような感じを狙っているのかな、という気がします。

8/23夜にATI設立30周年の記念イベントがWeb中継

ATIが設立30周年ということで記念イベントがWeb中継されるんだそうです。

ATI設立30周年でAMDが記念イベントをWeb中継~新製品も発表予定
[PC Watch]

中継開始は日本時間で8/23(土)の23:00~ということでなんともちょうど良いのでオンタイムで見てみようと思います。
英語が分からないので恐らく9割以上意味不明だと思いますが、画面の情報もあるでしょうし雰囲気だけでも楽しめればな、というところです。