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Catalyst14.7 RC3がリリース

リリースは14日付となっています。

変更点は以下の通りです。

・4Kモニタでのパフォーマンス向上とフリッカの低減。以下のGPUが対象。
​  Radeon R9 290 シリーズ
  Radeon R9 270 シリーズ
  Radeon HD 7800 シリーズ

なお、AMDとしてはDisplayPortケーブルは1.2準拠、High Bit Rate2モード​対応のもので2m以内の長さのものを推奨するとのことです。

・WildstarでCrossfire Profileをサポート
・Lichdomでシングル/マルチGPU時のパフォーマンスを向上
・Watch Dogsでシングル/マルチGPU時によりスムーズな描画ができる設定を追加

ドライバ更新でパフォーマンスが向上する場合はマルチGPU時が多いので一部の人にしか影響ないなぁ、と思うこともあるのですが、
今回はシングルGPU時でのパフォーマンス向上が入っています。
当該タイトルをお持ちの方は入れてみる価値ありだと思います。

リリースノートはこちらにあります。
http://support.amd.com/en-us/kb-articles/Pages/latest-catalyst-windows-beta.aspx
[AMD.com]

AMDアジア地域担当副社長のインタビュー記事

幹部に対する直接のインタビュー記事はちょっと貴重な感じがします。

AMD、2015年までに日本のGPU市場でシェア50%超を目指す
[PC Watch]

やはり今勢いのあるトピックは主要なゲームコンソールでMantleが採用されていることのようです。
ちょうどDirectX12が似たようなアプローチを取っていることが報じられていましたが、ここはどうなっていくのかちょっと注目です。
AMDとしてはMantleについてはもうリリースをしているし、実装も簡単なので極端な話共存も可能、ということでこの点不安視はしていないようです。

日本におけるGPUのシェアについては3-4年前と比べて落ち込んでしまっているようです。
IT系のニュースサイトなどではハイエンド品の話題がよくニュースになりますが、やはり実際に基幹商品となるのはメインストリーム(とそのちょっと上)の製品とのことです。
このあたりが消費者に訴求できていない、ということで日本独自の取り組みも含めててこ入れを図っていくようです。

実際日々様々なニュースを見ていても昨年後半くらいからちょっと元気が出てきたかな、という感じはしています。
消費者としてはそんなに貢献できていませんが頑張って欲しいものです。

A8-7600とA6-7400Kのベンチマーク記事

意外にもベンチマーク記事が出ていました。

【本日発売】Kaveriの低価格モデル「A8-7600」、「A6-7400K」をチェック
[PC Watch]

やっぱり気になるのは上位製品とどこがどれだけ違うのかというところでしょう。

ベンチマークスコアを見ると、PCMark8の結果ではそこまで大きな差がついていないようです。
デイリーユースであれば下位製品とは言えA8-7600とA6-7400Kも悪くないかもしれません。

3D系のベンチマークではやはり大きな差がついてしまっています。ゲームでも使いたいんだよな…という方にはやはり上位製品ということになるのでしょう。

消費電力ではA6-7400KはTDP65W設定と45W設定で差がつかないようですが、
A8-7600は明瞭に差がつくようです。ただしはっきり差がつくのは3D系のベンチマーク中なので、アイドル時の消費電力は変化ないようです。

せっかくのConfigurable TDPなのでアイドル時の消費電力が削減できればいいのに…と思いましたが、
もしかすると既にアイドル時の消費電力はかなり詰められていて削減の余地がないということなのかもしれませんね。

PCMark8のスコアがそれほど低くなかったのが意外でした。お値段も出始めから1万円前後なので、
ゲームはカジュアルゲーム程度に割り切ればかなりコストパフォーマンスの良い製品だと思います。

Catalyst14.7 RC

リリース日が7/10なので何を今さらなのですが、一応更新履歴は全部確認しておきたいのでエントリにまとめておきます。

かねてからの情報の通り、無印のWindows8がサポートされなくなりました。
その他の変更点は以下の通りです。

・Catalyst14.6 RCの改善点を全て含む
・Plants vs. Zombies​​​用のCrossfire/Dual Graphicsのプロファイルをアップデート
・Assassin’s Creed IVで3840×2160 High設定時のスケーリングを93%に向上
→これがよく分からないのですが今まではスケーリング時に画素の密度がかなり小さくなっていたということなんでしょうかね。
・AOCとの協力により同社製U2868PQUの60Hz運用時のフリッカの原因を特定。ファームウェアの更新とDisplayportの認証済みケーブルの使用を推奨

リリースノートはこちらにあります。
http://support.amd.com/en-us/kb-articles/Pages/latest-catalyst-windows-beta.aspx
[AMD.com]

Kaveriの下位製品が登場

昨日の値下げ情報はこれに関係があったのかもしれません。

日本AMD、APU下位モデルA8-7600とA6-7400Kを8月上旬に発売
[PC Watch]

A8-7600は7800と比べるとGPUのStreaming Processor数が少なく設定されています。
A6-7400KはCPU部分が2コアの製品で、倍率アンロック仕様です。
いずれもConfigrable TDPの45Wに最適化されているそうです。

この2個だけ出るとなんだか妙な気もしますが、日本では7800が先に出ていたので本来は7800と7600、7400Kが同時発表ということになっているようです。

しかし色々揃って来るとKaveriいいなあ…と思ってしまいます。
うちの場合はCrosshair V Formulaが水冷化されている関係上、もったいないので当面AM3+プラットフォームが続きそうです。

A10-7800さっそく値下げ

発売されたばかりですが値下げされたそうです。

AMD、発売1カ月未満のA10-7800を1,000円値下げ
[PC Watch]

7850Kとの違いが分かりにくい部分もあったので、7850Kの現行価格と価格差がつくような設定にして分かりやすくしよう、という意図なんでしょうか。
低TDP運用時は7800の方が良いということは言われていますが、メジャーなアップデートのかかった製品ではないのでアピールするのはなかなか大変そうです。

日本AMDのインタビュー記事(後編)

後編が公開になっていました。

「アニメを見るならKaveri」、日本AMDに聞くKaveri&Mantle最新事情 (後編)
[AKIBA PC Hotline!]

24Hzの映像を60Hzに補間する”Fluid Motion”がなかなかすごい、ということのようです。
自分があんまり映像を見ないのもありますし、あくまで補間なわけでどうかな…と思うところもありますが、日本AMD的にはプッシュしたいポイントのようです。

記事中にはPowerDVD 14がFluid Motionをサポート予定との情報が載っていますが、PowerDVDはちょっと高価で敷居が高い感じもするので、
もうちょっと安価な再生ソフトでもサポートしてもらえるといいな…と思います。
あるいはそれこそお得意の?バンドルキャンペーンやセット購入で割引の出番かもしれません。

その他、7850Kと7800の使い分け(やはり低TDPであれば7800がオススメとのこと)等の情報も掲載されています。

Kaveriに新製品が登場

TDPが低めの製品ということです。

AMD、TDP 45WのKaveri APU「A10-7800」が日本先行発売

Configurable TDPに最適化した「A10-7800」レビュー
[PC Watch]

TDPは65W/45Wで切り替え可能です。
マザーボード側でTDPを変更できるConfigurable TDP(cTDP)に最適化されているんだそうです。

最適化というのが何を指すのががちょっと気になりますが、同じTDPに設定したA10-7850Kよりはパフォーマンスがいいそうです。
低TDPでKaveriを使いたいという方はこちら、という感じになるでしょうか。

ところでベンチマーク記事にAMDより特定のテストを実施しないよう要請があった旨の記載があってやや驚きました。
ちょっと前まではいわゆるCPUのおなじみベンチマークメニューでどのくらいのスコアが出るか?をAMDも訴求していたところだと思いますが、
軸足がAPU(GPU)に移りつつあるので従来と同じ方法を続けていては良いアピールにならないという判断なんだと思います。

一方でわし含めて一般の消費者は「今度の新製品は○○を回すと何ポイント出るんだろう?」というところでまず判断をする習慣のようなものがついてしまっていますから、
これを変えていくのはなかなか大変そうです。

日本AMDのインタビュー記事

日本AMDのマーケティング担当の方へのインタビュー記事が掲載されていました。

「今だからこそ Kaveri」 日本AMDに聞く、Kaveri&Mantle最新事情
[AKIBA PC Hotline!]

インタビューを受けている森本氏は以前一般消費者向けのイベントでGPUのPR等で活躍されていた記憶があります。

内容としてはKaveriとMantleの現状のおさらいという感じですが、やはり中で触れられているDirectX12については今後が気になります。
AMD的には非常にMantleに近いということで自信あり、なようですがどうなるでしょうか。

Firepro製品のことも最後に触れられています。
一般消費者にしてみるとプロフェッショナル向け製品というのはちょっと縁が遠いですが、
多画面出力とその同期ができることが訴求ポイントとして挙げられています。

採用例として日本科学未来館のGeo-Cosmosが挙げられています。
調べてみるとこれは有機EL10,000枚以上からなる球形ディスプレイなんだそうです。

ちなみに日本科学未来館のGeo-Cosmosの紹介ページを見ているとなんだか見たことのある人の写真が出てきましたが、
2013年からGeo-Cosmos音楽をJeff Millsが作っているんだそうです。ちょっと見に行ってみたくなりました。

Catalyst14.6RCがリリース

RC(リリース候補)という表現は初めて見る気がしますが、betaとの間にワンクッション置いたのには何か理由があるのでしょうか。

リリースノートはこちらにあります。
http://support.amd.com/en-us/kb-articles/Pages/latest-catalyst-windows-beta.aspx
[AMD.com]
最新ベータ版(今回はRCですが)ドライバ用のリリースノート置場なのでそのうち流れてしまう可能性があります。

今回のトピックとしては14.6以降でWindows8.0をサポートしなくなったことが挙げられます。
そのため、14.4がWindows8.0ユーザ向けに残るそうです。

将来的にはどうしてもWindows8.0を維持しないといけないユーザ向けにはWindows7向けドライバを入れてもらうようになるようです。