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HD7970高クロック版

カードベンダーが独自に高クロック版を作るというのは結構見かけますが、リファレンスデザインに高クロック版が出るというのはなんだか珍しい気がします。

AMD、Radeon HD 7970のコアクロック1GHz版
[PC Watch]

基本的にコアとメモリのクロック以外に変更点はないそうですが、電圧とクロックが動的にブーストする機能が追加されているそうです。

GTX680がリリースされているので一応対抗のため小改修したっていうところなんでしょうかね。

AFDSの話題いろいろ

ロードマップの更新みたいなのもあるかと思いましたが、ごく部分的なもので2月の発表から大きく変わる、というところはなかったようです。

【AFDS 2012】AMD、他社のIPをAPUに取り入れる今後のロードマップ ~サーバー市場にもAPUを投入へ
[PC Watch]

ハイパフォーマンス向けの情報はほぼすでに出ている情報という感じですが、超低電圧向け製品の目標TDPが2~3Wというのは初めて聞いたかもしれません。やっぱりこれはタブレット系のデバイス狙いの製品なんでしょうかね。

ところで今回のAFDSでは今後HSA(Heterogeneous System Architecture)の実装で一般のプログラマにもソフトウェア開発をし易くしていくという発表のほか、ARMやTIなどと共同で非営利団体を設立し、HSAの普及を加速させていくことも発表されたそうです。

CPU以外にGPU等も使って…というのは結構前からOpenCLやCUDA等が存在している一方で一般ユーザには関係があまりないのでは?という印象もありました。(グリッドコンピューティングのクライアントとしてはちょっとだけなじみがありましたが…)

開発の容易さはソフトウェアの数に当然影響があると思われるので、こういった取り組みで出てくるソフトウェアが増えるのを期待したいところです。

Lightning boltのデモ

AMDの開発者向けイベント、AMD Fusion Developer Summitが開催されているそうです。

この手のイベントでは意外に消費者向けの発表があったりするのですが、AMDのこのイベントは本当に開発者向けのイベントのようです。

とは言え展示物もあるようで、Lightning boltのデモが行われていたようです。

【AFDS 12】AMD、Thunderbolt対抗の「Lightning Bolt」をデモ
[PC Watch]

複数の信号をケーブル一本でやり取りできるのはケーブルがすっきりしていいかもしれませんね。

デスクトップ向けTrinityのSKUが発表

同日にPC Watchに出ているAMDの記者会見記事では詳細はまだ未公開ということになっていますが、発表されているようです。

【COMPUTEX 2012】AMD記者会見編 ~17W版Trinity搭載の液晶分離型ノートをデモ

AMD、デスクトップ向け“Trinity”のSKUを公開 ~最上位のA10-5800Kはベース3.8GHz、Turbo 4.2GHz
[PC Watch]

発表前から情報がありましたがやはりソケットはSocketFM2という新しいものになっているようです。
FM1がちょっと勿体無いような…

デスクトップ版APUもTrinityからはPiledriverコアに変更になっているので、定格でも高いクロックが設定されている感じです。

今回SKUは公開になっていますが、現時点で出荷されているのはOEM向け製品でリテール品の販売がいつ頃か等々はまだ発表されていないようです。

Brazos2.0が発表

搭載製品の話はありましたが、製品ラインとして発表されました。

AMD、チップセットを強化したローエンド向けAPU「Brazos 2.0」~USB 3.0もネイティブ対応
[PC Watch]

以前エントリに書きましたがやはりE-1000系統がBrazos2.0だったようです。

チップセットにUSB3.0やSDカードリーダなど統合されていますが、この手の省電力製品はチップセットでいろいろな機能の面倒が見られた方が電力効率の面でも有利なのかもしれないですね。

E2-1800はBrazos2.0?

先日のエントリで搭載APUがBrazos2.0という情報のあった富士通のFMV ESPRIMO EHですが、搭載されているのはE2-1800だそうです。

富士通、「FMV ESPRIMO EH」夏モデルを発売
[ITmedia]

となるとBrazos2.0がE2-1800ということになるので、下位モデルのコードネームHondoに関する情報は今のところないということになるのでしょうか。
MSIのU270が予想価格約4.7万円ということでお買い得だったので、下位モデルのE2-1800が入ってるんだろうなと勝手に予測していたのですが、実際のところは違ったようです。

Trinityが発表

搭載製品が発表になったと思ったら半導体の製品情報も出ました。

AMD、“Trinity”こと第2世代のAシリーズAPUを発表

AMDの第2世代APU“Trinity”の実力をベンチマーク

[PC Watch]

第2世代のAPU Aシリーズということで順当に進化を遂げています。
CPU部分がPiledriverコアというところが気になっていたのですが、PiledriverはBulldozerを結構改良したものだということが記事中で触れられています。

今回はモバイル向けのラインナップのみ発表ということです。見ていくとA6-4455Mの構成がTDP17Wとなっているので、このグレードが薄型ノートPC分野への切り込み隊長になってくるのでしょうか。

来月にはCOMPUTEXも控えているので、追加情報にも期待したいところです。

AMDのモバイル向けプラットフォーム色々

例によって(?)搭載PC情報が先に色々出てきたのですが今ひとつ製品ラインナップがわかりません。

いつものPC Watchに最近いくつか記事が出ています。

HP、Ivy Bridge搭載の13.3型「HP ENVY SPECTRA XT Ultrabook PC」 ~AMD次世代APU「A10」搭載薄型ノートも

富士通、新CPU搭載のデスクトップ「ESPRIMO」夏モデル ~Ivy Bridge、Brazos 2.0

エムエスアイ、AMD E2-1800搭載の11.6型ノート「U270」
[PC Watch]

今年2月頭のロードマップで出てきたモバイル系APUの上位・中位・下位がそれぞれ出揃っている感じです。

HP ENVY SPECTRAの記事に出てきているA10というのがTrinity(上位・2-4コア)、ESPRIMO夏モデルの一部に搭載されているのがBrazos2.0(中位・1-2コア)、MSI U270に搭載されているのがHondo(下位・1-2コア)ということになるのでしょうかね。

このうちTrinityはPiledriverモジュールで構成されているAPUになっているはずなので、どんな感じになっているかちょっと気になります。

Catalyst12.4がリリース

バグフィックス以外にもいろいろあるようです。

AMD Catalyst™ 12.4 driver – What’s New
[AMD Game blog]

アンチエイリアス時のLevel of Detailのクオリティが向上、というのがいま一つピンと来ませんでした。
LODは確か遠くのオブジェクトから頂点数を間引く処理だったと思うので、間引いた割には見栄えが良くなるようになったということなのでしょうか。

もしくは、間引き処理をそれほどしなくても十分にパフォーマンスが確保できるようにチューニングしたという意味合いかもしれません。

ただしこの修正はHD7000系等のみなので残念ながら我が家では恩恵を受けられず…です。

ゲーム関連のバグフィックスは(相変わらず)SkyrimとStalker – Call of Pripyatなんかにも修正が加わっています。