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AMDの2012~のロードマップ公開

かねてより予告されていましたが、アナリスト向け発表会で公開されたそうです。

AMD、2012年以降のCPU/GPUロードマップを公開

■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ AMDが2013年までのロードマップを公開
[PC Watch]

デスクトップのメインストリーム以上向けのCPUは、2012年後半にも現行のBulldozerコアを拡張したPiledriverコアが登場するそうです。AMD AシリーズのAPUとFXシリーズのCPUにはPiledriverコアが搭載されるとのこと。

Bulldozer搭載のAMD FXシリーズはちょっと不発だった感もありましたが、2世代目はどうなるでしょうか。
Aシリーズは最小構成でも結構まともなマシンが組めて便利だと思うので、後継のtrinityには地味なヒットを期待したいところです。

単体GPUはHD7900系統(Southern Islands)が出始めているところですが、2013年にはSea Islandsという新しいアーキテクチャを持つ製品が登場予定のようです。

HD7950が発表&登場

ミドルハイ?ゾーンを埋めるHD7950が出てきました。

AMD、1,792SP搭載の「Radeon HD 7950」

AMD「Radeon HD 7950」ベンチマークレポート

[PC Watch]

7970に対してコアクロック、SP数、テクスチャユニットとも10%前後低めの設定になっているようです。

パフォーマンスもHD7970に対して順当にやや低めに出ていますが、消費電力だけはHD7950が突出して低いという結果が掲載されています。

実勢価格は本日現在HD7970が5.5万円~6.5万円位なのに対し、HD7950は5万円前後での登場となっているようです。

パフォーマンスははっきり差が付いているので最小で5千円程度の価格差ならHD7970が選ばれるかな?とは思うのですが、
どうしてもパフォーマンスと消費電力をうまいところでバランスさせたいという人にはHD7950はもってこいではないでしょうか。

Catalyst12.1と12.2Previewがリリース

年末に12.1のプレビュー版が出ていましたが、正式版が出ました。

AMD Catalyst™ 12.1 & 12.2 Preview driver – What’s New
[AMD Game Blog]

注意しなくてはならないのが、HD7900系統にはまだ適用できないということです。
上記エントリ内でも強調して書かれていますが、8.921.2 RC11という専用のドライバが現時点での最新になるそうです。

AMD FX用のWin7スケジューラアップデート(2)

4gamer.netに大変わかりやすい解説が載っていました。

適用で8コアのAMD FXが「4コア」に!? Microsoftの「Bulldozerアーキテクチャ最適化パッチ」を試す
[4gamer.net]

スケジューラアップデートの主な内容は、”物理8コアとして認識されていたコア数を物理4コアとして認識させる”ところのようです。
実際、パッチ未適用状態で物理コア2個分に見えるBulldozerモジュールは2コアに見える一方、一部のリソースを共有しています。

そのため、記事内にもある通り同一のBulldozerモジュール内で2つの処理を行うとリソースの取り合いが起きてしまうというわけです。今回の修正ではこれをリソースの共有に即して物理4コアとして認識させているようです。

またKB2646060については、”Bulldozerモジュールの片方だけに負荷がかかっている場合でも自動的にクロックを落とさないようにする”修正とのことです。

パフォーマンスについてはやはりあんまり変わらないという状況のようです。

とは言え、数字では出てきませんが改善されるべきところはしっかり改善されているようです。

AMD FX用のWin7スケジューラアップデート

FXシリーズリリース後のインタビュー記事でAMDの中の人が「MSの人たちと協力して最適化も進めている」という話をしていたような気がしましたが、11日にはリリースされていたようです。

Early Results Achieved with AMD FX Processor Using Windows7 Scheduler Update
[AMD GAME blog]

修正プログラムはKB2645594とKB2646060の2つに分かれています。
対象となるPCはOSがWin7かWindowsServer 2008R2で、AMD FXアーキテクチャのCPUが載っているものとのことです。

KB2645594がスケジューリングを最適化するプログラムで、KB2646060は使われていないコアがシャットダウンするのを防ぐプログラムになっているようです。
[2012.1.17追記]
“Bulldozerモジュールの片方だけに負荷がかかっている場合でも自動的にクロックを落とさないようにする”修正とのことです。

2つに分かれているのはKB2646060の方がパフォーマンスに寄与する一方で電力をより多く消費する結果になってしまうためだと思います。

記事によると1-2コアだけを使う処理では特に効果が見られたとのことです。

一応CINEBENCH R11.5を適用前と適用後に実行してみたのですが、マルチスレッド・シングルスレッド共に特に数値に差は見られませんでした。
記事内にはL4D2やLost Planetなどは一番差が出たと具体的にタイトルを挙げているので、差が出やすいもの出にくいものもあったりするのかも知れません。

とは言え、せっかくご用意頂きましたのでありがたく利用させて頂きます。

CESとAMDの話題

年末年始で主要なリリースが終わっていたせいかあんまりAMDの話題を聞くことはありませんでしたが、一応モバイル系GPUの情報が挙がっていたようです。

【CES 2012レポート】AMD、28nmのモバイル用GPUを第2四半期に出荷 ~TDP17WとなるTrinityの存在も明らかに
[PC Watch]

2月2日のアナリストミーティングでロードマップの発表があるという情報が記事内にあるので、2月頭の情報は要注目になりそうです。

HD7970発売

1/9に発売見込みという話だったような気がしますが、その通り発売になっているようです。

Radeon新アーキテクチャ「HD 7970」発売、PCIe 3.0対応 6メーカーから
[AKIBA PC Hotline!]

記事内には在庫が潤沢かそうでないかの記述が具体的にはありませんが、秋葉原の主要なPCパーツショップを見てみると通販では在庫切れとなっているところがほとんどなので初回入荷分はそれほど大量ではないのかもしれません。

6970からちょうど1年くらいでのリリースなので、6970の価格がこれにより更に下がるとそちらも面白いかもしれません。

HD7970のベンチマーク

さっそくいつものPC Watchに結果が出ていました。

AMDの新アーキテクチャGPU「Radeon HD 7970」をベンチマーク
[PC Watch]

やはりDX11世代のゲームでは優秀なパフォーマンスです。
事前の発表時点の記事でアイドル時の消費電力が大幅に抑えられたという話は出ていましたが、フルロード時もHD6970以下に収まっているのは驚きです。

今回導入の予定はないのですが、水冷PC使いとしては対応するウォーターブロックがどこから供給されるかというのも気にしておきたいところです。
(最近はEKがAMDに優しいので助かっています)

HD7970が発表

発売は来年ということですがまずは発表となりました。

AMD、新アーキテクチャ採用の「Radeon HD 7970」~28nmプロセスで、PCIe Gen3、DirectX 11.1対応
[PC Watch]

パフォーマンスにどのくらい寄与しているのかは不明ですが、PCI Exress Gen3に対応した初のGPUというところが興味深いです。
(うちで7970を改めて導入ということはないと思いますけども)

アイドル時の消費電力は更に改善が加わって魅力的になっていると思います。
6970が出た時でも「アイドルで20Wだなんて…」と感動したものですが…

今後も情報はいろいろ出てくると思うので楽しみにしたいところです。