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AMD FX用のWin7スケジューラアップデート

FXシリーズリリース後のインタビュー記事でAMDの中の人が「MSの人たちと協力して最適化も進めている」という話をしていたような気がしましたが、11日にはリリースされていたようです。

Early Results Achieved with AMD FX Processor Using Windows7 Scheduler Update
[AMD GAME blog]

修正プログラムはKB2645594とKB2646060の2つに分かれています。
対象となるPCはOSがWin7かWindowsServer 2008R2で、AMD FXアーキテクチャのCPUが載っているものとのことです。

KB2645594がスケジューリングを最適化するプログラムで、KB2646060は使われていないコアがシャットダウンするのを防ぐプログラムになっているようです。
[2012.1.17追記]
“Bulldozerモジュールの片方だけに負荷がかかっている場合でも自動的にクロックを落とさないようにする”修正とのことです。

2つに分かれているのはKB2646060の方がパフォーマンスに寄与する一方で電力をより多く消費する結果になってしまうためだと思います。

記事によると1-2コアだけを使う処理では特に効果が見られたとのことです。

一応CINEBENCH R11.5を適用前と適用後に実行してみたのですが、マルチスレッド・シングルスレッド共に特に数値に差は見られませんでした。
記事内にはL4D2やLost Planetなどは一番差が出たと具体的にタイトルを挙げているので、差が出やすいもの出にくいものもあったりするのかも知れません。

とは言え、せっかくご用意頂きましたのでありがたく利用させて頂きます。

CESとAMDの話題

年末年始で主要なリリースが終わっていたせいかあんまりAMDの話題を聞くことはありませんでしたが、一応モバイル系GPUの情報が挙がっていたようです。

【CES 2012レポート】AMD、28nmのモバイル用GPUを第2四半期に出荷 ~TDP17WとなるTrinityの存在も明らかに
[PC Watch]

2月2日のアナリストミーティングでロードマップの発表があるという情報が記事内にあるので、2月頭の情報は要注目になりそうです。

HD7970発売

1/9に発売見込みという話だったような気がしますが、その通り発売になっているようです。

Radeon新アーキテクチャ「HD 7970」発売、PCIe 3.0対応 6メーカーから
[AKIBA PC Hotline!]

記事内には在庫が潤沢かそうでないかの記述が具体的にはありませんが、秋葉原の主要なPCパーツショップを見てみると通販では在庫切れとなっているところがほとんどなので初回入荷分はそれほど大量ではないのかもしれません。

6970からちょうど1年くらいでのリリースなので、6970の価格がこれにより更に下がるとそちらも面白いかもしれません。

HD7970のベンチマーク

さっそくいつものPC Watchに結果が出ていました。

AMDの新アーキテクチャGPU「Radeon HD 7970」をベンチマーク
[PC Watch]

やはりDX11世代のゲームでは優秀なパフォーマンスです。
事前の発表時点の記事でアイドル時の消費電力が大幅に抑えられたという話は出ていましたが、フルロード時もHD6970以下に収まっているのは驚きです。

今回導入の予定はないのですが、水冷PC使いとしては対応するウォーターブロックがどこから供給されるかというのも気にしておきたいところです。
(最近はEKがAMDに優しいので助かっています)

HD7970が発表

発売は来年ということですがまずは発表となりました。

AMD、新アーキテクチャ採用の「Radeon HD 7970」~28nmプロセスで、PCIe Gen3、DirectX 11.1対応
[PC Watch]

パフォーマンスにどのくらい寄与しているのかは不明ですが、PCI Exress Gen3に対応した初のGPUというところが興味深いです。
(うちで7970を改めて導入ということはないと思いますけども)

アイドル時の消費電力は更に改善が加わって魅力的になっていると思います。
6970が出た時でも「アイドルで20Wだなんて…」と感動したものですが…

今後も情報はいろいろ出てくると思うので楽しみにしたいところです。

AMD Aシリーズに製品追加

コア倍率がアンロックされた製品が追加されたそうです。

AMD、倍率ロックフリーのA8-3870KなどAシリーズに最上位製品を追加 ~デスクトップは3GHz、モバイルは2GHzに到達

初の倍率ロックフリーAPU「A8-3870K」をベンチマーク

[PC Watch]

定格で使用する限りは従来の最上位製品であるA8-3850のクロックアップ版という感じです。
Aシリーズはどのくらいまでオーバークロックが効くのか気になりますが、価格が安いことも相まって気軽に挑戦できそうなのが魅力的ですね。

Catalyst11.12がリリース

ここのところ細かい”パフォーマンスドライバ”としてのリリースが続いていましたが、今度はバージョンが上がりました。
目玉要素としてはOpenGL4.2のサポートのようです。

その他、12.1のプレビュー版も公開されています。
スクリーンショットを見るとコントロールセンターでアプリケーションごとにDirect3Dの設定ができる様子などが確認できます。

The AMD Catalyst11.12&12.1 Preview driver -What’s new
[AMD Game Blog]

Catalyst11.11cがリリース

11.11の3つ目のバージョンとなりました。
SkyrimでHD5000系統のCrossfireXのパフォーマンスが向上するようになった所が変更点だそうです。

HD5000系統は結構長期に渡って売れていたGPUという印象もあるので、恩恵を受ける人も多いのではないでしょうか。
しかし相当真剣にSkyrim対策をしている様子が伝わってきます。

Zambeziの設計思想の話

ITmediaにインタビュー記事が載っていました。

「正しく評価できるベンチマークテストはまだない」──AMDに聞く“FXが遅い”理由
[ITmedia]

Zambeziは出る前から「マルチスレッドのスループットを最重要視した設計になっている」という話がありましたが、やはりパッと見ですぐ性能の良し悪しが判断できるのはベンチマークスコアなわけで、そこで少なくとも同社製の従来製品を超えてこないと微妙な印象になってしまうのはある程度仕方ない点だとは思います。

狙っている方向がはっきりしているのはすごく良いポイントだと思っているので、何かしらZambeziの良いところが活かせるソフトウェアが出てきて欲しいところです。