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Radeon Software22.4.2がリリース

4/25付けで22.4.2がリリースされています。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.4.2 Release Notes

[amd.com]

新たにサポートされたゲームタイトルとしてはVampire: The Masquerade – Bloodhuntが挙げられています。

修正された不具合としてはFreesync対応ディスプレイで4K120Hz描画の選択ができなくなる問題があるそうです。この不具合が起きる可能性のあるVGAの例としてRX5700XTが挙げられています。

珍しく既知の不具合にRX570のことが書いてありました。ゲームを終了した際にGPU稼働率が100%のまま元に戻らなくなる不具合があるそうです。RX570をはじめいくつかの製品で確認されている不具合のようです。

Ryzen 7 5800X3Dは4/22に国内発売

L3キャッシュを垂直方向に重ねて搭載することでキャッシュを大幅に増やしたCPUである、Ryzen 7 5800X3Dが間もなく発売になるそうです。

AMD、3D V-Cache採用で世界最速のゲーミングCPUを謳う「Ryzen 7 5800X3D」

試して分かった!「Ryzen 7 5800X3D」が世界最高のゲーム向けプロセッサである理由

[PC Watch]

このキャッシュメモリの搭載方法は3D V-Cacheと呼ばれ、技術自体は比較的早い段階で発表されていたと思います。今回いよいよ一般消費者向けの製品に搭載されて発売となります。

スペック的にはキャッシュがノーマルの5800Xの3倍搭載されている一方で、クロックスピードは控えめでオーバークロックにも対応していません。

一見キャッシュのためにかなりの犠牲を払っているようにも見えますが、ベンチマーク記事を見てみるとクロックで劣りながらも大量のキャッシュがカバーして健闘しているテストや、ゲームタイトル次第ではかなりの高性能を発揮する場面があることが見て取れます。

動画エンコードなどは汎用型の5800Xの方に分があるようなので、汎用型の5800X、一芸に秀でた5800X3Dといった印象です。真価を発揮する場面が多くはないのかもしれませんが、自作PC用のパーツとしては非常に個性的で良い製品だと思います。

Ryzenの新モデルは4/15より発売

ローエンドからミドルレンジを埋めるRyzenの新モデルは4/15から順次販売になるということです。発売日と同時に国内販売価格も公表されています。

AMD、新Ryzenの国内発売は4月15日。1万4,800円より

[PC Watch]

中でもRyzen 5500はZen3採用モデルの中では最安製品になるものの、6コア12スレッド、3.4-4.6GHzとスペック的にはかなり充実した内容になっていると思います。

コロナ前から全体的に自作PC用のパーツは値上がり傾向にあり、それにコロナウイルスのまん延による半導体不足が追い打ちをかけてしまっているような状況で、単体のパーツは一昔前に比べてかなり高価になってしまいました。

既製品のBTOPCを買った方が安くなる場面も多い中で、手頃な価格のCPUがラインナップされるのはありがたいことだと思います。

AMDのディスプレイドライバパッケージがリニューアル

従来”Radeon Software Adrenalin Edition”と呼ばれていたディスプレイドライバパッケージが装いも新たに”AMD Software Adrenalin Edition”として生まれ変わりました。内部バージョンは22.3.1となっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.3.1 Release Notes

RSR Technology

RSRはRadeon Super Resolutionの略で、従来からあるFSRと同じような効果の機能です。ソフトウェア側でディスプレイサイズよりも高い解像度でレンダリングを行い、それを縮小表示することで画像を鮮明に見せるという技術です。

今回のRSRは縮小前の解像度に近い表示が可能になり、処理速度面も向上しているということです。RDNA世代からのサポートなので、RX5000シリーズ以降が対応機種ということになります。

AMD Link

AMD LinkはPC間を接続し、ローカルでしかマルチプレイできないゲームであってもドライバ経由でマルチプレイを実現するという変わったテクノロジーです。従来はAMD製品搭載PC同士でしかマルチプレイができませんでしたが、今回のアップデートで非AMD環境のユーザを招待することもできるようになったそうです。

そのため、アプリケーションの提供元がMicrosoft Storeに変更になっています。

これらの新機能の他、通常通りバグ修正なども行われているそうです。

低価格帯Ryzenのラインナップが拡充

昨今Ryzenは8コア以上の比較的高価格帯の製品が中心にラインナップされていたところですが、Zen3コアベースの低価格帯製品が発売されるそうです。

AMD、99ドルからのRyzen 3など低価格帯を拡充。300番台チップセットも5000シリーズ公式サポートへ

[PC Watch]

4000シリーズと5000シリーズが今回発売され、Zen3コアを採用しているのは5000シリーズとなっています。最安のRyzen 5 5500は6コア12スレッド、3.6-4.2GHzでTDP65Wと、性能のバランスはかなり良さそうに思います。

お値段の方は159ドルとのことなので、このところの円安が心配ではあるものの国内においてもかなり安価な部類のCPUになるのではないかと思います。

かつてはコストを抑えたい時はAMDプラットフォームを選ぶ、と言った時代もあったので、こういった買いやすい値段でちょうど良いくらいの性能を持ったCPUの登場は喜ばしいです。

Radeon Software22.2.3がリリース

2/24付けで22.2.3がリリースされています。私の環境ではここ最近ドライバのアップデートをしていなかったのですが、しばらく間隔が空いたのでアップデートしてみることにしました。

Radeon Software Adrenalin 22.2.3 Release Notes

[amd.com]

最適化タイトルとしてはElden Ring、Shadow Warrior 3、GRID Legendsの3タイトルが挙がっています。エルデンリングはかなり話題のタイトルなので、プレイする方はドライバのアップデートを検討しても良いと思います。

既知の不具合ではEnhanced Sync有効の状態で画面に何も表示されなくなってしまう問題が挙げられています。暫定的な緩和策としてEnhanced Syncをオフにすることが案内されています。

Radeon RX6500XTは1/21に発売

先日登場が予告されていたRadeon RX6500XTの国内販売は1/21からになったようです。発売日を前にベンチマークの情報などが出ています。

RDNA 2の末っ子「Radeon RX 6500 XT」。その実力を試す

[PC Watch]

性能面ではおおよそ前世代のRX5500XTと同格で、電力効率が良くなっていると捉えると立ち位置が分かりやすそうです。

国内の販売価格は3万円台になるということで、RX5500XTの初出価格24,000円程度に対してはやはり割高感があります。しかしながら今までゲームを意識した単体VGAが6万円前後からスタートだったことを考えれば、だいぶ現実的な価格に思えます。

我が家でまだまだ稼働中のRX570が比較対象になっているあたり、さすがに買い換え時かという気はします。今のVGA価格が一時的なものなのか、それとも7nm世代以降の新常態なのかの判別が付きかねているのでかれこれ1年くらい迷っています。

Radeon Softwareのアップデート予告動画

YoutubeにRadeon Softwareが2022年第1四半期に大型アップデートされる旨の予告動画が公開されていました。

Radeon Softwareは大体年に1回くらいのペースで大型のアップデートがあり、その際に機能の追加や強化が行われることが多いように思います。

今回は既存機能のAMD LinkとFidelity FX Super Resolutionが強化され、新機能としてAMD Privacy Viewが追加されるようです。

AMD Privacy Viewは結構面白そうな機能で、ユーザの視線をトラッキングして視線外の部分をぼかして表示することによりのぞき込みからの情報漏えいを防止する機能のようです。

恐らくノートPC搭載のカメラを使ってアイトラッキングをするのではないかと推測しますが、実際の挙動がどんな感じになるのか興味深いです。

CES2022でのAMDの発表

新年恒例のCESが開催されています。新型コロナウイルスの影響で2021年開催からはリモートでの出展を行う企業が増えています。リモート出展のおかげで動画配信による講演や発表が見やすい環境になったように感じます。

年頭のイベントということもあってAMDの発表は盛りだくさんだったようです。

AMD、Socket AM5と5nmに進化した「Zen 4」こと「Ryzen 7000」

[PC Watch]

Ryzen 7000シリーズ

大きいニュースとしてはRyzen 7000シリーズの発表が挙げられます。これは次世代アーキテクチャのZen4を採用したもので、プロセスルールは5nmで製造される製品ということです。第5世代PCI express、DDR5メモリに対応するということです。

ソケット形状も変わり、現行のAM4からAM5になるということです。さらっと触れられていますが、AM5はLGA方式になっているようです。AMDのCPUは長年PGA方式でしたが、ここに来てIntelと同様にLGA方式が採用されることになりました。

Ryzen7 5800X3D

こちらはちょっと変わり種のCPUで、昨年11月頃からAMDがサーバ向けのEPYCに採用すると発表していた3D V-Cacheテクノロジを一般消費者向け製品にも展開したもののようです。

3D V-CacheはL3キャッシュを積層させて搭載したもので、これによりL3キャッシュの搭載量が大幅に増えています。ノーマルの5800XのL3キャッシュは32MBですが、今回発表になった5800X3Dは96MBものL3キャッシュを搭載しています。

ゲームの処理についてかなり明確なパフォーマンス向上が望めるということで、AMDとしては”最速のゲーミング向けCPU”としてPRしています。

既存のソケットが使え、TDPもノーマルの5800Xと変わらないので載せ替えには良いかもしれません。

Radeon 6500XT

Radeon6000シリーズのローエンド向けラインナップとして6500XTが発表になりました。

コアクロックは2.6GHz、コンピュートユニット数は16、最大メモリサイズはGDDR6で4GBということです。

ボードの消費電力は107Wと公称されており、システム全体の最低パワーサプライは400W~となっています。補助電源供給も6pin1個でOKということなのでかなり低消費電力なVGAと言えそうです。

あとはもうこの一年くらい毎回書いているような気がするのですが、価格と供給量というところだと思います。

The Version of AMD Radeon Software…というエラー

PCをスリープから復帰させたところ、普段よりファンの回転数が高いように感じました。
操作してみると画面のリフレッシュレートも通常144Hzに設定しているところ60Hzに戻っているようでした。

ディスプレイの設定を確認したところVGAのドライバがなぜか認識できておらず、Windows標準のドライバで動いているようでした。あわせて以下のようなエラーメッセージが表示されていました。

The Version of AMD Radeon Software You Have Launched Is Not Compatible with Your Currently Installed AMD Graphics Driver

このエラーに該当するAMDのドキュメントは以下の通りです。

The Version of AMD Radeon Software You Have Launched Is Not Compatible with Your Currently Installed AMD Graphics Driver

[amd.com]

モバイル系のGPUやRadeon搭載のOEM製品で、製品付属のドライバをWeb経由で入手できるドライバで上書きしてしまった場合に、ドライバの競合で上記のエラーメッセージが出るということです。

ドキュメントの内容は納得の行く感じなのですが、” モバイル系のGPUやRadeon搭載のOEM製品 ”という前提条件が私の環境には当てはまる内容ではないので困りました。

結局PCを再起動しても解決しなかったので、ドライバを一旦アンインストールして改めてインストールし直したところ解決しました。

解決したのは良かったのですがきっかけがよくわからないままなので、少々気になっています。