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AMD Software 22.8.2がリリース

22.8.1のリリースからそれほど日は経っていませんが、22.8.2が公開となりました。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.8.2 Release Notes

[amd.com]

新規にサポートされたゲームタイトルはSaints RowのDX12バージョンとThe Bridge Curse Road to Salvationの2タイトルです。

22.8.1において既知の問題として挙がっていたDavinci Resolve Studio17でRX6900XT等のVGAを使用しエンコーディングを行った際にクラッシュが起きることがある問題が修正されているということです。

この他、Vegas ProでVCEプリセットが表示されない問題などいくつかの問題が修正されています。

AMD Software 22.8.1がリリース

8/12付けで22.8.1がリリースとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.8.1 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンではMarvel’s Spider-Man Remastered、Thymesiaが新規にサポートされたほか、Halo Infiniteで可変レートシェーディングをONにした際にRadeon Boostが利用可能になっているそうです。

個別のゲームタイトルに関わらないアップデートとしてはEnhanced Syncの安定性向上がされています。

既知の問題の中にDavinci Resolve Studio17でRX6900XT等のVGAを使用しエンコーディングを行った際にクラッシュが起きることがあるという報告があります。やはり動画編集ソフトは使うVGAやドライバとの組み合わせで問題が起きる場合もあるのかもしれません。

最近ゲームをするときにドライバを最新にしておかないと正常に動作しないということはほとんどなくなったのですが、動画編集ソフトに関してはまだこの辺りに気を配る必要がある印象があります。

AMD Software 22.6.1がリリース

バージョン22.6.1がリリースとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.7.1 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンでは早くもWindows11 22H2バージョンをサポートしました。また、エルデンリング、バイオハザード ヴィレッジ、Valorantの3タイトルがVRS(可変レートシェーディング)に対応しました。VRSは描画の目立たない部分を粗く、そうでない部分は精細にレンダリングすることで見た目を維持しつつ、高速に処理を行うという機能です。

また、大きな新機能としてAMD Noise Suppressionというマイク入力のノイズを抑制する機能が追加されました。

Introducing: AMD Noise Suppression, New Performance Optimizations & Other AMD Software Updates

[AMD Gaming blog]

既に競合のnvidiaは同様の機能をRTX Voiceとして実装しており、配信を行う方の間ではポピュラーな機能として認知されているという印象です。

同様の機能がRadeonでも使えるということで楽しみにしていたのですが、使用条件としてRyzen5000シリーズとRadeon6000シリーズが両方とも必要ということでした。せっかくの新機能ですがちょっとこの条件では使える人も少なそうに感じます。将来的にVGAを換装できたら是非試してみたい機能です。

AMD RyzenMasterをアップデートする

このところの暑さで、PC各部品の動作温度が少々気になったので久々にAMD RyzenMasterを起動してみたところデータが取得できていませんでした。

ソフトウェアのバージョンを確認してみると私が使っていたバージョンは2.6系統で、このエントリを書いている時点の最新バージョンは2.9.2093であることが分かりました。RyzenMasterをアップデート(実質再インストール?)してみたところ改めて温度が取得できるようになりました。

AMD RyzenMasterは自動的にアップデートをチェックするような機能を持っていないようなので、最新版を維持したいのであれば情報を収集して自力でアップデートするしかないようです。

Radeon Software22.6.1がリリース

22.6.1がリリースされています。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.6.1 Release Notes

[adm.com]

今回のバージョンでは新たにF1 2022がサポートされ、RX6000シリーズ使用時において22.5.1比で5%前後のパフォーマンス向上を達成しているそうです。

バグの修正や既知の不具合はRX6000シリーズが中心で、当該製品についてはドライバの最適化で性能や安定性向上の余地がありそうな感じです。

AMD at COMPUTEX2022

今年も台北COMPUTEX TAIPEIが開催されています。開催に合わせてAMDの基調講演があり、その中で新製品に関する情報が詳しく公開されたようです。

この秋はデスクトップCPU戦争が熱い。AMD、IPCが15%向上したRyzen 7000の概要を発表

[PC Watch]

この秋に新型CPUであるRyzen 7000シリーズが発売されることが発表されています。Ryzen 7000シリーズは

  • Zen4コア
  • TSMCの5nmプロセスルールで製造
  • 新しいSocketAM5規格(LGA)を採用
  • PCIex5.0に対応
  • DDR5に対応
  • TDPは最大で170W
  • ブースト時の最高クロックは5GHz以上

といった特徴があるそうです。シングルスレッド性能は従来品よりも15%以上向上するとのことです。

楽しみな新製品ですがTDP170Wというのはちょっと心配になる数字です。もちろん常時170Wを消費し続けて動作するものではないと思いますが、採用するCPUによってはかなり大掛かりな冷却機構を用意する必要がありそうです。

RX6000シリーズにクロックアップ版が登場

Radeon RX6000シリーズの上位ラインナップにクロックアップ版が追加されました。

AMD、競合より安くて性能は同等以上のRadeon RX 6950 XT/6750 XT/6650 XT

[PC Watch]

競合するGeforceを意識してクロックアップにより性能を向上させつつ、価格設定の面でも勝負ができる設定となっているそうです。

昨今かなりドルに対して円が安くなっているので為替の影響による値上がりが気になるところですが、過去6700XTや6600XTが発売された時に比べれば、内外の価格差はそこまで大きくないようにも感じます。

Radeon Software22.4.2がリリース

4/25付けで22.4.2がリリースされています。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.4.2 Release Notes

[amd.com]

新たにサポートされたゲームタイトルとしてはVampire: The Masquerade – Bloodhuntが挙げられています。

修正された不具合としてはFreesync対応ディスプレイで4K120Hz描画の選択ができなくなる問題があるそうです。この不具合が起きる可能性のあるVGAの例としてRX5700XTが挙げられています。

珍しく既知の不具合にRX570のことが書いてありました。ゲームを終了した際にGPU稼働率が100%のまま元に戻らなくなる不具合があるそうです。RX570をはじめいくつかの製品で確認されている不具合のようです。

Ryzen 7 5800X3Dは4/22に国内発売

L3キャッシュを垂直方向に重ねて搭載することでキャッシュを大幅に増やしたCPUである、Ryzen 7 5800X3Dが間もなく発売になるそうです。

AMD、3D V-Cache採用で世界最速のゲーミングCPUを謳う「Ryzen 7 5800X3D」

試して分かった!「Ryzen 7 5800X3D」が世界最高のゲーム向けプロセッサである理由

[PC Watch]

このキャッシュメモリの搭載方法は3D V-Cacheと呼ばれ、技術自体は比較的早い段階で発表されていたと思います。今回いよいよ一般消費者向けの製品に搭載されて発売となります。

スペック的にはキャッシュがノーマルの5800Xの3倍搭載されている一方で、クロックスピードは控えめでオーバークロックにも対応していません。

一見キャッシュのためにかなりの犠牲を払っているようにも見えますが、ベンチマーク記事を見てみるとクロックで劣りながらも大量のキャッシュがカバーして健闘しているテストや、ゲームタイトル次第ではかなりの高性能を発揮する場面があることが見て取れます。

動画エンコードなどは汎用型の5800Xの方に分があるようなので、汎用型の5800X、一芸に秀でた5800X3Dといった印象です。真価を発揮する場面が多くはないのかもしれませんが、自作PC用のパーツとしては非常に個性的で良い製品だと思います。

Ryzenの新モデルは4/15より発売

ローエンドからミドルレンジを埋めるRyzenの新モデルは4/15から順次販売になるということです。発売日と同時に国内販売価格も公表されています。

AMD、新Ryzenの国内発売は4月15日。1万4,800円より

[PC Watch]

中でもRyzen 5500はZen3採用モデルの中では最安製品になるものの、6コア12スレッド、3.4-4.6GHzとスペック的にはかなり充実した内容になっていると思います。

コロナ前から全体的に自作PC用のパーツは値上がり傾向にあり、それにコロナウイルスのまん延による半導体不足が追い打ちをかけてしまっているような状況で、単体のパーツは一昔前に比べてかなり高価になってしまいました。

既製品のBTOPCを買った方が安くなる場面も多い中で、手頃な価格のCPUがラインナップされるのはありがたいことだと思います。