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Deckadance日本語版にはACIDバンドル版もある

先日エントリにした日本語版Deckadanceですが、フックアップにDeckadanceコーナーができていました。
コーナー内を見ていると、FL Studio同様DeckadanceにもACID MUSIC STUDIO7とバンドルしたものがあるそうで。

ACIDと言えばオーディオクリップの扱いに長けたDTMソフトとして有名ですが、以前ご説明した通り

DeckadanceはVSTiとして動作できる

ので、 ACIDをホストとして中にDeckadanceを呼び出した上でDJ→そのままACIDで録音 なんてこともできます。

ACIDバンドル版のDeckadanceはタイムコードコントロールができないと明記されているので、どうもHouse Edition準拠っぽいですね。
しかしながらACIDもついて価格が19,950円に設定されているので、新規に導入される方はこれが一番お得かもしれません。
オンラインショップで販売されているHouse EditionからClub Editionへのアップグレード権は$89なので、
今の円相場を考えると仮に後でClub Editionにしたところで価格はほぼ一緒、しかもACIDもついてくるという寸法。

これはなかなか有力な選択肢なのではないでしょうか。

DeckadanceのDMX機能とは

前回のエントリでチラッと触れましたがDMXという機能がファンクションウィンドウにあります。
これは現在開発中の機能でボタンを押すこともできないのですが、舞台装置などを動かすファンクションのようです。

DMXというのは正式にはDMX512-Aといい、どうも舞台装置で使用する通信プロトコルのことのようです。
ちょうど電子楽器でいうMIDIみたいな立ち位置なんでしょうね。

つまり舞台装置がDJソフトで操作できちゃうようになると。クラブでいうとライトに加えてムービングヘッドやスモークマシンなんかですね。

何を考えているんだImage-Lineの人。

一瞬そう思ったものの良く考えてみればDeckadanceのBPMを基準に舞台装置を動かせるというのが狙いなのかもしれません。
妙なところを突いてきていますがImage-Lineらしい変わった機能ですね。

さすがに一人でDJもして舞台装置も動かすというのは現実的ではないと思いますが、ブレイク時にDeckadanceを操作してスモークを出すとか、そういうシーンを想像するとちょっと一人でもやってみたい気がしますね。

まあ、どっちにしても実装はまだ先になる模様です。

Deckadanceのアップグレードコスト

ちょうど日本語版発売に際してパッケージ版の話をちょいとしましたのでImage-Line社特有のアップグレードの話を。
Image-Line社の基幹商品であるFL StudioのDL版は【死ぬまで無料アップグレード権】がついています。

これは文字通りに1回買えばメジャーマイナー問わずアップグレードが永久無料で行える権利です。
FL8→FL9なんかもタダというわけです。
パッケージ版にはこの権利がついていないのですが、オンラインショップで権利のみ$39で買えば付与できます。

そもそもソフト自体に価格競争力がある上にアップグレードが永久無料という点がFLの大きな強みであるわけです。

ではDeckadanceはどうかというと、今のところアップグレードに関しての明確な方針は示されていません。
現在のバージョンは1.5.3ですが、修正パッチについても”Deckadance1シリーズのパッチ”ということで無償提供されています。

フォーラムにおけるjmc代表のコメントによれば、

・FLの場合は本体以外に、有料のソフトシンセやサンプル素材が良く売れているので、そこからの収益がある
・Deckadanceはちょっと事情が違って、ベーシックなHouse Edition以外の商材はタイムコードコントロール機能(=Club Editionへのアップグレード)と開発中のDMXモジュールである
・アップグレードを有償にするか否かについては今のところ計画を持っていないし、約束もできない
・DMXモジュールについても、詳しくは明らかにできない

ということです。

とりあえずのところはパッチが無料なのでこの先も楽観視できるとは思います。

Deckadance日本語パッケージ版が出る

全然気にしていなかったのですが、FL Studioのパッケージ販売を日本で行っているフックアップの手により、Deckadanceも国内でパッケージ販売されるそうです。
発売日は10/23とのこと。

ヨーロッパで好評なIMAGE-LINE製DJソフト「DECKADANCE」国内発売
(マイコミジャーナル)

FL Studio同様uruido氏の手によるマスコットキャラクターがパッケージになっています。
FL StudioにはマスコットのスキンなどもあったのですがDeckadanceにもそういうスキンがついてくるかもしれませんね。

スペック的にはClub Editionになるようです。価格が26,250円ということでやはりパッケージはちょっと割高になってしまいますが、
本家でDL購入する場合はどうしてもネット経由のクレジット決済になるので、その辺に抵抗のある人には安心感があっていいと思います。

また、他社のDJソフトウェアを持っている人向けの優待版がある模様です。
タイムコードコントロールはみんながみんな使うわけでもないと思うので、House Edition準拠の安価なものも出して欲しいところですね。

その他、日本語版スペシャルなのか今月中と予告されているアップデート内容なのかは分かりませんが、今回のパッケージ版は日本語ID3タグの表示やiTunesプレイリストのインポートにも対応しているとのこと。
日本語の表示はDL版の弱点でもあったのでありがたいポイントですね。

ソフト自体は非常にとっつきやすいものなので、今回の日本語版発売でDeckadanceに触れてくれる人が増えるのを期待したいところですね。

サンプラーを使う

実は一番Deckadanceの各機能で気に入っているかもしれないサンプラー機能について。
使いやすいです。

サンプリング前に注意する点は

・サンプル範囲はルーパー/リーパーの設定に依存する
・事前にどっちのデッキから録音するかを決めなくてはならない

この点です。ご注意あれ。

各ボタンはこんな感じになっています。
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画面中央の窓に表示される情報

Deckadanceの画面構成でど真ん中に鎮座しているミドルパネルの利用方法について解説します。

1.ピークスコープ
各デッキのピークスコープの拡大版。
デッキ内蔵のものよりズームが効いていて見やすいです。
白い点のようなものがビートマーカーなので、ピッチ合わせをする場合も便利。

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Deckadance10月中にアップデート予定?

Image-Line社のフォーラムをのぞきに行ったらDeckadance担当のL.S.D.兄貴が10日付で今月中にはアップデート見込みと書き込んでいました。

楽しみですね。

Image-Line社の人は社長をはじめ皆さんがフォーラムでいろいろ情報提供をしてくれるので助かります。

拍ジャンプボタンを利用した小技

そういえばデッキのBPM表示の右側にある小さいボタンは何なんでしょう。

これは拍ごとにジャンプができるボタンです。

上の列が1回押すと1拍分ジャンプ、下の列が1回押すと4拍分ジャンプとなります。
なお、曲再生時には4拍ジャンプボタンが押せなくなります。

曲再生中にタイミングよく1拍ジャンプを使うと手動ルーパー/リーパー機能のような感じになります。
人間がタイミングを計って押す分ヒューマナイズされて独特のノリになるのでお試しあれ。

ルーパーとリーパー

Deckadanceには内蔵のルーパーがついています。今日はこの使い方。

ルーパーというともうひとつピンと来ないかもしれませんが、パイオニアのCDJ上位機についているホットループだと言えばあれかと思う方も多いことでしょう。
要は、A-Bリピートを行う機能です。
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早送りと巻き戻しを利用した小技

ミックス時にずれを修正する用途に使用したボタンですが、意外な使い方が。
曲を再生していない時に長押しすると、すごい勢いで曲を早送りしたり巻き戻したりできます。

レコードの盤面中央あたりをぐるぐる回す感じでしょうか。
高速巻き戻しをうまく使えば、バックスピン音みたいな音を混ぜることもできるかもしれないですね。(慣性がつかないのが難ですが)