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wahoo ELEMNT BOLTのナビ機能

wahoo ELEMNT BOLTは事前にStravaなどで作成したルートを読み込んでナビゲーションを行うことができますが、スマートフォンのコンパニオンアプリ(ELEMNT)からも行き先を指定してナビゲーションを行うことが可能です。

ELEMNTで”ルートを選択”でルート選択画面に入り、右下の”+”ボタンを押すと以下のようなメニューが出てきます。

この中の”以下へ移動”がナビゲーション機能です。検索窓が出てくるので、ランドマーク名や地名を入れると、目的地までのルートを探索してくれます。

※ちなみに”サイトレースしてスタートへ戻る”は「来た道をそのまま引き返してスタートに戻るルートをセットする」の意です。

カーナビのように複数のルート候補を提案してくれるわけではないですが、かなり独特のアルゴリズムでルートを組んでくれるので、面白い道を提案してくれることが多いように思います。推測ですが、幹線道路を意図的に避ける等の方法で 自転車向きルートを選んでいるのではないかと思います。 もしかすると同じアプリを使っているユーザの通行実績等も加味しているかもしれません。

何度か使ってみたところ普通に未舗装路に誘導されたこともあったので、純粋なナビゲーションとしてはあまり高い信頼を寄せてはいませんが、先述した”ルート提案力”はかなり評価できると思います。特に目的が明確でないツーリングの場合、ルートをおまかせすると面白いのではないかと思っています。

ナロウサーティ クルーズメン

ナロウサーティは東京サンエスがワンバイエスブランドで展開しているサドルのシリーズ名です。サドルのレール幅が一般的な共通規格より13mm狭い30mmになっているのが最大の特徴です。

以前に製品コンセプトが小柄な私に合っていると思ったので試しに買ってみたのですが、ロードバイクの先輩がずいぶんと気に入られてフィジークのアリオネと交換してもらいました。

その後、やはりあの使い心地が気になったので比較的ツーリングに振った性能だという”クルーズメン”を30mm対応のシートポスト共々調達しました。

左からセライタリア Max Flite Gelflow、フィジークのアリオネ、ワンバイエスのナロウサーティクルーズメンです。

手持ちのサドルと並べてみた様子です。フォームが厚めに入っていることもあり、全体的に大柄に感じます。自転車に装着しても同様なので、この点は見た目的な部分で好みが分かれるかもしれません。

側面にもしっかり生地が入っているので、横から見たときも分厚く見えます。

実際に累計20時間ほどツーリングで乗ってみました。確かに柔らかいのでお尻は痛くなりにくい気がします。製品の紹介文を見ると街乗り専用のような印象も受けますが、指で押してみた柔らかさはMax Flite Gelflowとそこまで変わりません。座面が丸いFliteか、比較的平らなナロウサーティかといったところです。

そして最大の特徴であるレール幅の効果はやはり絶大で、脚がかなり回しやすく感じます。私は非力で軽いギアを使って回転数に頼って走っているので、この特徴は非常にありがたいものです。脚を閉め気味にしても全く抵抗感無く回せるので、とても快適です。

縦断面を見ると後部は反り上がったような形状になっていますが、この点も気に入っているところです。後輪荷重で重心を後ろに預け気味にすると、この反りがちょうどお尻のカーブにフィットして快適です。

まとめると

こんな方にオススメです。

  • ケイデンス(回転数)重視の走行をする
  • 脚を閉めてペダリングするのが好きだ
  • 内腿にサドルが当たって気になることがある
  • サドルの座面は平たい方が好きだ
  • 人と違う、ちょっと変わったパーツが好きだ

まだサドル高さや後退量などセッティングを詰め切れていないところもありますが、ざっと使ってみたところの印象は非常に良好です。ちょっと変わり種のパーツですが、シートポストとセットで揃えても外国メーカーのサドル単品と並ぶくらいの価格で収まるのでいかがでしょうか。

wahoo ELEMNT BOLTの日本語表示

ELEMNT BOLTは日本語表示に完全対応しているので、安心して使えます。しかしやはり日本語は特殊なのか、不具合とまでは行きませんが所々表示が怪しい箇所があります。

特に気になるのがこの画面なのですが、ライドを終了するときの確認画面です。終了しても良いか念押しでこの画面が出るのですが、パッと見で終了するのか再開するのかが分かりにくく感じます。

ちなみに、”はい”を選択すると本当に終了、”いいえ”を選択するとライド再開、”削除する”を選ぶとライドを保存せずにライドを終了することになります。

写真の例は一番極端ですが、他にも一昔前の日本語BIOSのようなちょっと怪しい日本語が表示される画面があります。

この際英語表示で使っても良いかと思いましたが、Andoroidのコンパニオンアプリの言語設定の影響を受けるようで、bluetoothでスマートフォンと接続すると言語が日本語に戻ってしまいます。

各言語の表示を直していくのは大変だと思うので、コンパニオンアプリで言語設定が上書きされる仕様だけでも修正を加えてもらえると、より良くなるのではないかと思います。

wahoo ELEMNT BOLTを導入

ローラー台に続いて、wahoo社製のサイクルコンピュータを導入しました。ELEMNT BOLTはミドルレンジの製品です。

背面はピンク色です。自転車の世界ではピンクは神聖な色のひとつですが、自転車がモノクロカラーなので差し色的に選んでみました。

ELEMENT BOLTの特長

売りはたくさんあるのですが、中でも優れていると感じた点をピックアップしてみます。

スマートフォンとの連携が簡単

ELEMNTシリーズはスマートフォンの専用アプリと連携することで、アプリ側から様々な制御を行うことができます。例えば以下のようなことが可能です。

  • サイクリング結果の自動同期
  • STRAVAに登録しているルートの自動同期
  • ナビゲーション用地図のダウンロード
  • 自分の現在位置を表示できるリンクの生成
  • サイクルコンピュータ本体設定の変更

通信についてもスマートフォンを経由してbluetoothで行うので、PCとUSBケーブルで接続して云々…というような手間がかかりません。

KICKR導入の時にも感じましたが、wahoo製品は使うときのわずらわしさがないところに非常に好感が持てます。

画面の情報量を調節できる

サイクルコンピュータは複数の画面モードを持っていて、必要に応じて画面を切り替えられる仕様になっていることが多いと思います。例えば当日の走行距離が出る画面や時計が出る画面、オドメーターが出る画面などです。

ELEMNTシリーズではこれらは”ページ”と呼ばれ、最大で画面内に9項目の表示が可能です。表示する項目には優先順位をつけられ、本体横の拡大縮小ボタンで情報量を調節できます。拡大すればするほど優先順位の高い情報のみが大きく表示され、縮小すると個々の表示は小さくなりますが、表示される項目数は多くなります。

ページはスマートフォンのアプリで任意に作成することもできます。

多くの位置情報衛星に対応

全世界で使用されることを想定して、GPS以外にもGLONASS、BEIDOU、Galileo、QZSSに対応しています。重要なのはQZSS(日本の準天頂衛星システム)で、これに対応していることにより信号ロストの可能性はかなり軽減されると思われます。

まとめると

試験的にデータ取りをしていますが、結果はなかなか良好です。本格派過ぎる製品なので自分には不要と思っていましたが、使ってみるととても便利ですし、自転車の楽しみが広がる製品だと思います。

今までサイクルコンピュータ用のマグネット、マグネットの通過を検知するセンサー、棒状気泡管式の勾配計と色々なものを取り付けていましたが、それらを全てまとめることができました。しかも、気温や標高センサー、地図までデバイスに内蔵されているわけです。

スポーツ自転車に乗り始めるとサイクルコンピュータも欲しくなってくると思いますが、いきなりこれを買っても良いのではないかと思えるほどの優れた製品だと思います。

ある程度慣れたらGPSデータを使ったエントリなどにも挑戦してみたいと思います。

GENTOS AX-950PK

GENTOS AX-950PKはセーフティライトという腕や足に巻くタイプのLEDバンドです。ランニングをする方の間では、この手の製品はポピュラーな製品なのではないかと思います。

赤が目立ちそうに思いましたが、前後灯とかぶらない色の方がより安全だろうと判断してピンクにしました。

長野県は山が多い分トンネルやスノーシェッドも多く、自転車ツーリング時に自身がより視認されやすくなるように前後灯とは別にセーフティライトを装備して走っています。

950シリーズは生産完了品で、私が買った当時はシリーズで何色かの展開があったように思います。AX-950PKはピンク色となっています。現行品は800シリーズとなっています。こちらは赤青緑の3色展開です。

割と白みがかったピンク色です。

点灯パターンは点灯と点滅があります。本体はIP4X防水で雨天時も安心の設計です。さすがはLEDのGENTOSさんできれいに光ってくれます。

唯一の難点は私の二の腕が細すぎて、半袖ジャージの上から巻くとすぐにずり落ちてくるところです。仕方ないので半袖ジャージ時はツールボトルにつけて走っています。

パナレーサー クローザープラス

自作ホイール用の交換タイヤとしてパナレーサーのクローザープラスを調達してきました。

パナレーサーのタイヤは用途別にスペックが異なるRACEシリーズがよく知られていますが、クローザープラスはそれの弟分といった立ち位置のタイヤです。

横から見た時に主張が激しくないのも良いです。

トレッドのパターンはRACEシリーズに準じており、重量もRACEシリーズ並みの軽さですが、コンパウンドは1種類・耐パンクベルトがトレッド面のみ配置になっているなど、廉価ゆえに省略されていると思われる箇所もあります。

ほぼスリックと言っていいですが、わずかに凹凸のあるマイクロファイルパターンを採用しています。

とは言うものの700 x 23Cで210gという軽量さで、希望小売価格が3,000円前後というのはかなり魅力的です。実際に何度か走ってみましたが、パナレーサー特有の三角に近いトレッド形状も相まって実に軽快に感じました。心配なのは耐久性ですが、これは使っていく中で検証したいと思います。

MAXXISドロミテ退役

今メインのホイールに装着して使っているMAXXISのドロミテが、さすがにボロボロになってきたので退役させることにしました。

私の使用ペースだとタイヤは1年-1.5年保てばOKなのですが、ドロミテはちょうど1.5年くらい使えたのでかなり優秀な製品だと思います。

自転車のタイヤは外で紫外線を浴びることもあってか、どうしてもそのうち柔軟性がなくなってひび割れが発生してしまいます。そうするとトレッド面に異物が刺さったり、鋭利なものを踏んだ時にスパッと切れやすくなります。

多少の異物であればほじって除去するのですが、最近は1回のツーリングで何個もこういう箇所が出るようになってしまいました。
こんな感じで側面が切れることも増えてきました。

使い始めは柔軟性があって異物も弾いてくれるのですが、使っていくうちにダメージが通りやすくなってしまいます。変な例えですがバーチャロンのVアーマーシステムによく似ていると思います。

タイヤ交換の時には気分転換のために銘柄を固定していないので、また全然違うタイヤを試してみる予定です。

コミネのバイク用ハンドルウォーマーをロードバイクに転用

冬場のサイクリングで辛いのは末端の冷え、特に手の冷えです。今までも厳冬期用の手袋を使ったり、インナー用手袋との2枚重ねで使ったりと色々対策をしてきましたが、やはり真冬の寒さに対しては最終的に耐えるしかないという状態が続いていました。

そこで、オートバイ用のハンドルカバーを転用できないか試してみました。使用したのはコミネのAK-021 ネオプレーンハンドルウォーマーです。

※目的外使用ですのでお試しになる場合は自己の責任においてお願い致します。

このハンドルウォーマーなのですが、なんと一切の加工をせずにドロップハンドルに装着できます。

下から入れていきます。

まず手を入れる穴に ハンドルバーのドロップ部分を差し込みます。黄色の丸がついている部分がハンドルバー用の穴になっているので、そこからドロップの先端部分を出します。

こんな感じになります。

そして、そのまま手を入れる穴が自分に正対するようにクルッと回せば装着完了です。

これで完成です。

実際に自転車に装備してみると以下の写真のような感じになります。

冬用の手袋をつけた状態でこのカバーを併用すると、氷点下でも普通に指がかじかむこともなく走れます。防風・防寒能力は圧倒的です。弱点としてはとっさにハンドルから手を離せないのでハンドサインが出せないことと、ポジションがブラケットポジションで固定になってしまうことです。

あとはやはり見た目でしょうか。私はあまり気にしませんが、この見た目はちょっと…という方もいらっしゃるのではないかと思います。

気温が10℃前後まで上がると蒸れて暑くなってきてしまうので、一日の温度変化を見越して収納できるようにしておくと良いと思います。上の写真で大きいサドルバッグを装備しているのはそのためです。

いくつか注意点もありますが、効果は間違いないと思います。冷え込みの厳しい時は活用しようと思っています。

自転車用ヘルメットのリプレイス

使っている自転車のヘルメットがさすがに老朽化してきたので、買い換えました。

従来品はKOOFU(OGKカブトのサブブランド)WG-1でした。ひきつづきこれでも良かったのですが、WG-1は生産が終了してしまったので、OGKカブト本体のSteairというモデルにしました。

このモデルは割と軽量で、ハイエンド品ほど価格も高くないのでちょうど良く感じました。OGKカブトの”L/XL”というサイズ設定が私にはベストなのですが、L/XLの設定があったのも加点要因になりました。

色は何となく山手線っぽいラインマットグリーンです。つや消し黒になっています。かぶった感じは安心のOGKカブトで、アジア人特有の頭のでかい私でもきつさを感じずにかぶれます。

WG-1比で見てみると、Steairは頭頂部が比較的高く設計されています。頭の形との組み合わせにもよりますが、これにより前から見た時にシュッとした感じに見える効果があります。

まだ実走には投入していないので、早く試してみたいです。

クリートの交換

ロードバイク関連の消耗品で一番交換の頻度が高いと思うのがクリートという部品です。

ロードバイクではよくペダルとシューズを固定するビンディングペダルというシステムを使うのですが、それのシューズ側の部品です。シューズの底面に装着される関係上、足をついたり歩いたりしているうちに摩耗してしまうのです。

摩耗するとこんな感じになります。左が新品、右が恐らくほぼ限界まで使用したものです。

特にこの先端部分が重要で、ここの段差がなくなってしまうとペダルからシューズが突然外れることがあり、危険です。基本的にはこの色がついている部分が摩耗で無くなったら交換時期になるそうです。

使用済みの方です。ほとんど段差が無くなっています。

交換時期が来たらすぐ替えればいい話なのですが、SPD-SLのクリートはペアでの定価が2,000円くらいに設定されているので、ついつい長めに使ってしまいます。