聖高原方面に行った時によく通る道路があるのでご紹介します。筑北村にある古司線という道路です。
場所は麻績IC・聖高原駅のすぐ近くで、延長は1.3km程度と決して長い道路ではありません。しかしながら県道12号/55号と国道403号を多少ショートカットして連絡できることに加え、景色が良いので良く通っています。


上の写真のように線形が非常に良く、路面状況も良い状態が維持されているので快適に走れます。どの季節に走っても風景が美しい路線です。

飯山線沿いの道路を自転車で走っていたところ、かなり古そうな橋があったので気になって写真を撮りました。
場所は飯山線の上今井駅近く、西迎寺というお寺の前です。5mあるかないかくらいの長さの橋が架かっています。
大正14年は1925年なので、竣工して97年という非常に古い橋であることが分かります。あまり車の通らない道路なので長くもったのかもしれません。もう一つ興味深い内容としてこの道路の路線名に関する情報がこの橋に残っていました。
どうもこの道路は当時国道10号の指定を受けていたようです。まず国道の番号が今と全く違いますが、大正年間は軍事目的で国道の整理が行われていたようです。恐らく当時の国道10号は現在の国道117号を含んでいたのではないかと思います。
現在の国道117号はこの道路よりも山側を通っていますが、1925年当時は今の飯山線に沿うような感じでより千曲川に近いルートを通っていたのではないかと思います。
今回偶然気づきましたが、他にも注意してみていくと古い道路の痕跡を発見できるかもしれません。こういった小さな構造物にも注目していきたいものです。
長らく通行止めだった国道19号犬戻トンネルの対岸を通る長野市道飯森新橋線が通行可能になっていました。
こちらの道路は2021年7月の国道19号の通行止めと時を同じくして通行止めになり、長らくそのままの状態でした。先日通りがかったところ、信号機による片側交互通行で通行可能となっていました。
地盤の変動は常時無人で観測されているらしく、変動量が一定以上になった場合通行止めになります。
この道路は狭いので4輪の自動車だと使い勝手はイマイチだと思いますが、自転車の場合は犬戻トンネルを通らずに小市洞門から飯森交差点まで移動できるので便利です。このまま大きな変動なく工事が完了し、通常通り通れるようになることを期待したいです。
国道117号で長野市方面から飯山市方面に向かうと飯山線の替佐駅付近から道路は山側に向かい、豊田飯山インターチェンジを経て飯山市街に至ります。替佐静間バイパスという高規格な道路です。
このバイパス路線が開通する以前のこの区間は千曲川沿いのルートだったようです。
現在も道路は通行可能ですが、土砂災害などに強くないらしく頻繁に通行止めになっています。ここ最近通行止めでしたが先日通りかかったら通行可能な状態になっていました。
あまり交通量がないのと、千曲川の川面が至近距離で見られるのが良いポイントです。部分的に飯山線と並行しているのでタイミングが合えば飯山線との遭遇も楽しめます。
国道117号バイパスは一旦登って飯山市街に下る道になるので、こちらの旧道は何としても登り坂を回避したいという方にオススメできる道路です。
大分気温の高い日も増えてきたので、オリンピック道路こと県道31号を通って白馬方面を見て来ました。
道中気になっていたのが美麻村と白馬村の境にある美麻トンネルです。このトンネルは歩道がないので、私はいつもここを通る時は旧道を通って回避するようにしています。旧道はほとんど交通量がなく、微妙に日影の区間もあるので残雪の状況が気になっていました。
実際通ってみるとやはり道路部分に関しては何ら問題はありませんでした。ただし道路脇に残っている除雪された雪はまだかなりの分量で、冬場の積雪の多さをうかがわせるものでした。
唯一想定通り通行できなかったのは道の駅美麻の近くにある切石トンネルの旧道です。こちらも旧道を使うとトンネルが回避できるのですが、旧道の入口に伐採されたと思われる倒木が積んであり、通行できませんでした。
奥の方を見たところまだ残雪もあるようだったので、こちらはしばらくトンネル内を通行した方が良さそうでした。
中野市方面の探検に行ってみました。中野市くらいからはまだまだ雪が残っていて、自転車で探検するにはもうちょっと待った方が良さそうに思いました。
道中難儀したのが路面の状況です。ポットホールと呼ばれる穴が路面に開いています。寒冷地全般で春先に良く起きる現象だということです。
路面の一部だけはがしたかのように開いている形状が特徴的です。冬場の降雪時に路面のヒビに水がしみこみ、それが凍結・融解を繰り返すことでヒビ割れた一角が丸ごと穴になってこのような損傷に至るそうです。
路面のヒビから発生する関係上タイヤの通る”わだち”部分にこの穴ができていることが多く、左端に寄って走る自転車にしてみると厄介です。すぐに補修されるものと思いますが、春先はこういった路面状況が多いことを踏まえて注意して走行することが必要そうです。
千曲市で2021年の11月に横断歩道部分を物理的に盛り上げた”スムーズ横断歩道”の仮設による社会実験が行われていたそうです。
[千曲市Webサイト]
住宅地内の生活道路において、自動車の抑速のために凸型の構造物を設置する例は海外ではよく見かけます。ヨーロッパの自転車レース中継を見ていると、こういった構造物に差し掛かった選手が一旦腰を上げて衝撃をやり過ごしながら通過していくのはおなじみの光景です。
日本においてはまだほとんど設置例はなく、仮設も含めて全国で40例前後ということです。実験中に見に行くことはできませんでしたが、跡地がどんな感じになっているのか見に行ってみました。
現地はこんな感じになっており、まだ若干盛り上がっている感じはしますが、上記リンク内の実験中の写真と比べると明らかに平坦になっていました。
自転車で通過した場合どんな感じになるのか興味があるので、今後も実験や本設置が広がってきたら見に行ってみたいものです。
昨年7月から長期間通行止め、そして片側交互通行規制と大変な状態が続いていましたが、ついに2/1より通行規制が解放されるそうです。
地滑り対策工自体はまだまだ施工が継続となる見込みのようですが、まずは喜ばしいニュースです。昨年はあまり大北地域の探検ができなかったので、2022年のグリーンシーズンはたくさん訪問できることを楽しみにしています。