今回は22番の ”草加せんべい松並木のルート” を走行しました。
ルートはこちらです。市街地型の短いコースです。
さっそく東武スカイツリーラインの草加駅からスタートです。草加駅はかなり大きな駅です。
駅付近の商店街の中を走行します。空間的にはかなり余裕が少なく、自動車・自転車・歩行者が入り乱れているので走行にはかなり気を使います。
町中に突如出現するのがこの草加市立歴史民俗資料館です。かなり古そうな建物なのですが、調べてみると元は1926年築の草加小学校校舎だそうです。埼玉県初のRC造校舎でもあるそうです。
続いて東福寺です。日光街道の草加宿を開いた大川図書という人物の墓所などがあるそうです。
旧日光街道に出ると目に入るのがおせん茶屋公園です。元々は良くある児童公園だったものを日光街道の風情にマッチするように改修したものだそうです。
ここからは旧日光街道を北上します。建物は全体的に近代のものですが、歴史のありそうなお店も軒を連ねています。
神明町交差点におせん公園があります。ここには 草加せんべい発祥の地 の碑もあります。草加名物のせんべいは元々宿場で提供されていたものが呼び物となり名物化したものらしいのですが、”おせん”という伝説上の人物が考案したとも言われているそうです。
おせんさんが考えた餅菓子なのでおせん餅→おせんべい ということなんでしょうかね。
県道49号を北上していくと街道の歴史を感じさせる松並木があります。松並木は綾瀬川沿いに1kmほど続いています。並木の下は白砂の遊歩道になっており、日光街道の雰囲気を味わうことができます。
何となく松並木は東海道のイメージがあったので、このように内陸の街道で松の並木があると新鮮です。かつての駅名、松原団地の松原はこの松並木を指していたことが思い出されました。
松並木を右に見ながら走って行くと東京外環道にぶつかるのでここを左折します。外環下の国道298号本線は例によって自転車向きではないので、歩道か側道がオススメです。
旭町4丁目西交差点を右折し、県道328号との交差点を左折すると最終目的地の 山香煎餅本舗 草加せんべいの庭 があります。ここは草加せんべいの手焼き体験が予約なしで可能というお店です。
軽食がとれるカフェ営業もあるそうですし、もちろんせんべいの販売もしているのでここでお土産を仕入れて撤収というのが良さそうです。
まとめ
日光街道と草加宿が非常に興味深く、歴史や街道に関心のある方には非常にオススメできるルートです。反面、序盤の走行空間の厳しさは相当のものがあり、歩きづらいSPD-SLシューズ装備で行くと苦労します。距離的なことを考えると徒歩でまわってみても悪くないコースではないかと思いました。