前回エントリに引き続き、Deckadance内蔵のリルーパーのお話。
今回はリルーパーのパターンを手動で作ってみましょう。
まず、リルーパーのビートアラインをオンにしておいてください。
ビートアラインオンを前提にリルーパーのパターンエディタの構造を解説します。
縦横16個のセルがありますが、縦の列はリループするポイントです。
リルーパーのボタンを押した瞬間から1小節が自動的にサンプリングされ、縦の列に割り振られるという感じです。
つまり、1つのセルが16分音符に相当します。
横の列はサンプルした音の配置です。
DTMを触ったことのある方ならピアノロール感覚で並べることができるでしょう。
縦の列を変えることで出る音が変わるので、曲を組み替えるような使い方ができます。
分かるような分からないような例を挙げると、ちょうど一小節で「ゆーかーりーんー」という歌が入っている曲があると仮定します。
これを上の図の状態に設定したリルーパーで処理すると、2拍目先頭の音が16回連打されることになります。
文字で表すと「かかかかかかかか…」という風になるということです。
じゃあこういう風に設定したらどうでしょう。
この場合は2拍目先頭と3拍目先頭の音が交互に4回ずつになっていますね。つまり、
「かかかかりりりりかかかか…」という風になるのです。
曲の構成が組み替えられると言った理由がお分かりいただけたでしょうか。
1.16分音符相当
2.32分音符相当
3.64分音符相当
4.音を出さない
セルのパターンを変えることでスネアロールのような効果を作ったり、空白をはさんで新しいリズムに組み替えることもできます。
ちょっとややこしいですが是非かっこいいエフェクト目指していろいろ試してみて下さい。