都内に2か所試験的に整備されたという自転車ナビライン付きの交差点を見てきました。
ナビラインというのは写真に写っているような交差点での自転車の車道走行を促す道路標示のことだそうです。
新聞記事にもなっています。
自転車:「ナビライン」都内交差点で効果 車道走行を促進
[毎日新聞]
場所は白山通りの千石一丁目交差点と第一京浜の札の辻交差点です。
上の写真は千石一丁目交差点です。
自転車が左折するところにはポールが立っています。自動車と一緒に左折するのはもちろん危険なのでダメですが、こういう工作物があると通行時に安心感はありますね。
この青いペイント部は2段階右折時に滞留する場所も兼ねているそうです。
交差点前後には自転車通行帯が明示され、交差点手前から車道を通るよう促される仕組みです。
続いて札の辻交差点です。
こんな感じになっています。千石一丁目交差点と少し標示の大きさが違うそうです。
停止線付近に謎のエリアがありますが、この交差点は元々信号が 赤信号 → 赤信号+左折矢印 → 青信号 と変わってしまうので、直進する場合に信号で待っていると続々と左折する車がやってきて直進できなくなってしまう事態がよくあったそうです。
パッと思いつくところだと京急の神奈川駅の近くにある青木橋交差点なんかも確かそうだった気がします。
で、今回の実験に伴って直進自転車が滞留できるスペースを作ったほか、信号も 赤信号 → 赤信号+左折矢印 → 赤信号+直進矢印 という風に変えたそうです。
そのため、自転車で直進がしやすくなっているそうです。
都内のある程度スペースが確保できる交差点ならではだなあ、とは思いましたが、整備できる交差点にはこういった道路標示をしてもらうとルールも浸透しやすいのではないかと思います。
郊外の幹線道路などでも整備を進めていってほしいですね。
数年前めざましテレビで「この交差点で自転車の場合どうやって交差点を向こう側に渡ればいいのか」
ということが取り上げられていたけど信号が変わったのか。
従来の点灯パターンだとよほどガラガラでないと直進するタイミングが来ないですよね。
この手の交差点は私も事前に知っていればルートから外すか、知らないで差し掛かってしまった場合は降りて歩行者として渡るところです。