先週から話題となっていましたが、AMDの調査によるとスケジューラの動作に問題は認められないとのことです。
AMD、Windows 10のスケジューラに“Ryzenバグ”はないと結論
[PC Watch]
AMD Ryzen™ Community Update
[AMD.com]
コアを正しく認識していない証拠として使われたのは、MicrosoftのWindows Sysinternalsで配布されているCoreinfoというユーティリティの情報です。
このバージョンが3.31以前の場合、確かにコアを正しく認識しない結果が出力されるそうです。
また、Win7とWin10のパフォーマンス差もスケジューリングに起因するものではなく、ソフトウェア側の設計によるものとのことです。
以前よりもCPUのアーキテクチャは複雑になっていますし、かつてのように新CPUというだけで性能差が圧倒的ということもないので、こういった問題が多少出るのもやむなしかな、というのが感想です。今後出てくるソフトウェアが新しいCPUアーキテクチャを活かせるような内容であれば、それが一番良いことのように思います。