Ryzenの性能を十分に引き出せるように設定された電源プランをAMD自らが配布するそうです。
AMD、Ryzenに最適化した電源プランを配布。性能向上と省電力化を両立
[PC Watch]
確かに発売時のRyzenのベンチマーク記事では、「AMDから要請があって電源プランを”ハイパフォーマンスにしました”」といった文言が書かれていました。
絶対的な性能を優先するのであれば常時ハイパフォーマンスでOKと思うのですが、性能と消費電力のいいとこ取りをしたいというユーザも多いでしょうから、その場合は電源プラン”バランス”を選ぶことになります。
ところがその”バランス”がRyzenの設計に完全にマッチしたものではなく、どちらかというと性能を抑えて消費電力を削減する振る舞いになっていたようです。今回公開された電源プランは、バランス志向のユーザ向けに能力を十分引き出せるように設定された電源プランということのようです。
AMDはいくつかのゲームタイトルでFPSを測定した結果を公表しています。全体的には「ハイパフォーマンスよりは多少性能は落ちるけど、省電力なプラン」になっており、ここはAMDの狙い通りになっているようです。面白いのはハイパフォーマンスよりも性能が上がっているタイトルもあることです。場合によってはより高性能に動作するというのは魅力的に思います。