2017/3/30に埼玉県内に新しくラウンドアバウトができたそうなので、見に行きました。場所は埼玉県羽生市です。
アクセスとしては、国道122号の須影団地交差点を北側に曲がってすぐのところです。近くにイオンモール羽生があるので、これを目標物にしても良いかもしれません。
環状交差点はこのようになっています。北側・東側・南側の3方向に曲がることができます。この写真は東側の入口です。”Round About”の表記は珍しいように思います。
Googleストリートビューで見ると元はY字型の信号なし交差点だったようで、「元々別の形だった交差点をラウンドアバウトに改造した」という点もまた珍しいものです。
各出入口は島で分離されています。これは横浜アリーナ横の環状交差点に似た構造です。
大型車用に確保されているエプロンはカラー標示になっています。タイヤ痕が結構あったので、大型車の通行もあるのでしょう。
埼玉県の中でも羽生市となると、交通における自動車の分担率は相当なものと推察されます。いわゆる”車社会”のはずです。その環境でラウンドアバウトがどのように機能するのか興味もあったので、休憩がてらしばらく交通の様子を観察しました。
予想通り結構な交通量ではありましたが、かなりスムーズに流れていました。特に「環道の車に流入してくる車が道を譲る」というシーンが見られたのは良かったです。これは交通量の多い環状交差点ならではでした。
供用開始に当たってはイベントなども催されたようですし、至近の小学校では校庭に模擬ラウンドアバウトを作って通行の練習なども行ったそうです。行政や警察の周知も通行のスムーズさに一役買っていそうです。