SL-1200MK3Dを輸送する

SL-1200をある程度の距離輸送することになりました。輸送する際にはやはりちょっと気をつかう物品ではありますが、パナソニックのWebサイトではMK3以降なら取扱説明書が公開されているので、その注意書きに従って輸送を依頼しました。

注意点は

  • プラッタを外す
  • トーンアームを固定する
  • カートリッジを外す
  • ウエイトを外す

この4点だそうです。

プラッタを外す

プラッタは本体にはまっていて、芯棒を中心に回転する構造です。ただはまっているだけではなくてマグネットの磁力で本体に吸い付いているので、持ち上げる際はちょっと力が要ります。幸い、スリップシートを外すとプラッタには指がかかる穴がありますので、これに親指をかけて真上に引き抜くと簡単です。

スリップシートを外した様子です。

プラッタを抜くとこんな感じです。ほこりくらいは払っておきました。

プラッタにも注意書きがありますが、このプラッタを抜く作業を何度もすると回転にガタが出てくることもあるそうです。必要最低限にしたいものです。

トーンアームを固定する

トーンアームはアームレストに戻し、固定します。その上で今回はエアキャップで軽めに巻いて、本体に養生テープで固定しました。テンションをかけてしまうと良くないので、軽め・緩めの固定としました。

カートリッジは外す

これは想像のつきそうなものですが、外して購入時のケースで輸送しました。

ウエイトを外す

ウエイトは針圧を軽くする方(前から見ると時計回り)に回していくと外れます。なくさないようにあえて大きめの袋に入れ、目立つようにしました。

梱包

困るのが梱包です。ベストはやはり購入したときの箱に戻すことです。しかし、私は購入時の箱を持っていないので、自力で梱包をしました。

まず箱ですが、なかなかSL-1200(WDHで453x360x162)が収まる箱がありません。いわゆる3辺合計120サイズの箱がギリギリ使えそうではありましたが、緩衝材も込みだと幅がオーバーになりそうだったので、ボックスバンクというメーカーの160サイズの段ボールを購入し、高さを多少減らして平たい形状に加工しました。120サイズでも平たくて幅と奥行きが多少広めの箱があれば梱包可能だと思います。

こんな感じで高さを減らしました。

160サイズなので荷姿はかなり大きいですが、余裕を持って入る箱になりました。

本体はダストカバーをかぶせて、カバーと本体を養生テープで固定した上でエアキャップで巻きました。プラッタはエアキャップを多めに巻いて同梱としました。また、ウエイトはなくさないようにこちらも同梱としました。

輸送を依頼するときには「オーディオ機器です」と申告しましたが、意外なことにオーディオ機器と申告したことでかなり厳重に取り扱ってくれることになりました。配送の方に大ざっぱな価格なども聞かれたので、極端に高価な品ではない旨は説明したのですが、割れ物表示もかなり厳重に追加してくれて安心でした。

結果、SL-1200は無事に輸送されました。そもそもそんなに繊細な機器ではないので心配はしていなかったのですが、無事に輸送を乗り切ってくれて何よりでした。

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