渡良瀬遊水池の近くに、群馬-埼玉-栃木の3県境界があり、最近不明瞭だった境界が確定したそうなので見に行きました。
まずなぜわざわざ県の境界を見に行ったのかというと、この境界が3県の境界であるということが挙げられます。日本各地に3県境界はあるのですが、都道府県界が山の稜線上に設定されていることが多く、結果として境界点が高山の頂上になることが多いです。今回見に行った3県境界は陸上かつ住宅地の真ん中にありますので、かなりレア度が高いポイントです。
柳生駅の改札前から線路沿いに、栗橋方面に向かって細い道を歩いて行くと3県境界の案内板が出てきます。
こういうデザインのものです。かなりこまめに設置してあるので、これに従えば迷わないと思います。
そしてこちらがその3県境界です。意外にも水路の合流する中央に鎮座していました。3県間瞬間移動を試してみた人が多いのか、周辺はやや踏まれた感があります。
標識のクローズアップです。群馬県板倉町・埼玉県加須市・栃木県栃木市の境界になっています。
こちらが臨時駐車場として案内されていたスペースです。一応車での訪問にも対応しますが、自転車や電車+徒歩が小回りはきくと思います。
というわけでなかなか興味深くレアな地点を観察しました。特に境界標が水路の中央にあったのは面白い光景でした。
小さいことですが、道路から3県境界まではあぜ道になっています。写真のように地面が湿っていると、SPD-SLのクリートに泥が詰まります。ロードバイクかつSPD-SLでお出かけの方はご注意頂くのが良いと思います。
埼玉県から直接栃木県へ行くルートの少なさにも驚く
鉄道は茨城県経由で
高速は群馬県経由
確かに埼玉-栃木の境界はほとんど谷中湖が被っているので直接行き来できるところってそんなにないんですよね。今回のエントリを書いている時も「埼玉と群馬と…栃木だったっけ?茨城だったっけ?」と迷いながら書きました。