今回は5番の BIG公園巡りルート を走ってみました。BIG公園とはルート中に組み込まれた吉見総合運動公園と国営武蔵丘陵森林公園です。この2つを連絡しつつ、吉見~東松山をぐるっと周回するルートになっています。
まずは道の駅いちごの里吉見からスタートです。
トイレが改修中でした。貸し出しているポンプについてゲージ付きという部分を強調してくれているあたり、分かってくれている感じです。
県道27号を荒川サイクリングロード方面に走っていきます。左側の歩道を走っていると、サイクリングロード合流寸前で突然歩道が完全になくなります。車道にスムーズに合流できなくなってしまうので、最初から車道走行で行くか、または右側の歩道を走るのがオススメです。右側の歩道で荒川にたどり着いた場合でも、県道27号の下をくぐる道があるので県道の横断は不要となっています。
サイクリングロードに入ってすぐ、川幅日本一の地点があります。川幅日本一の看板は結構そこら中にあるのですが、本当に一番広いのはどうもここのようです。キロ程で言うと62kpになります。
すぐ先に吉見総合運動公園があります。荒川の広い高水敷を利用した文字通りのBIG公園です。
まだまだ荒川サイクリングロードは続くのですが、ここから急に人通りは少なくなります。荒川サイクリングロードの中でもかなり端っこの方で、私はこの区間が気に入っています。下流部より道は荒れていますが快適な部類ですし、あまり人に会わないので気楽に走れます。
荒川水管橋に到着しました。行田浄水場で作った水を運ぶための水管橋で、水管橋としては日本一の長さだそうです。わかりやすいランドマークです。
荒川水管橋のところでサイクリングロードを降りると、長島記念館があります。長島記念館は埼玉銀行(現在の埼玉りそな銀行)の頭取を務めた長島恭助氏の生家だそうです。氏が収集した美術品が展示されており、建物とあわせて見学ができます。
まさにお屋敷といった風格のある建物です。遠くから見るとこの一角だけ立派な屋敷林があるので目立ちます。
熊谷市の周遊バスもやってきます。
ここからは県道307号に入り、森林公園方面に走っていきます。県道307号は車道も走れるのですが、路側帯にほとんど余裕がなく、見通しが良いこともあって車の流れは速いです。なので、右側にある歩道走行がオススメです。
実はこの歩道部分も荒川サイクリングロードの一部です。荒川サイクリングロードは正式には さいたま武蔵丘陵森林公園自転車道線 といい、終点が森林公園に設定されています。なので、ここから森林公園まではかなり立派な歩道が整備された区間となっています。
途中にある根岸家長屋門です。江戸時代後期の建築らしいのですが、調査日は何かのイベントで大変な人出だったので遠目に眺めるにとどめました。
引き続き県道307号を走っていきます。途中の山田交差点を過ぎると森林公園の間を突っ切っていく形になります。ここは路面がきれいで、多少アップダウンもあって面白いです。
福田交差点で県道173号に突き当たります。ここから左折して森林公園駅に向かうのですが、この道路は本線が自転車通行禁止となっています。
幸い立派な側道があるのでそちらを走ります。
森林公園の南口を過ぎると森林公園緑道という緑道区間になります。この緑道は森林公園の駅前までつながっており、自転車と歩行者の通行箇所は物理的に区画されているという素晴らしい道です。
途中にトイレまであります。
森林公園駅の北口に着きました。緑道を結構な距離走ってきましたが、森林公園駅から森林公園南口までは2.5kmほどあります。
県道の番号が変わって47号ですが、本線が自転車通行禁止なのは変わらずです。東松山ICまでは歩道を走ることになります。
インター前交差点です。ちょっと面倒ですが歩道橋で国道254号を横断し、引き続き直進します。インター前交差点から先は車道走行もOKとなります。
関越自動車道沿いの道を走り、県道212号と交差するところで左折します。国道407号との交差点で左→右と曲がり、川島町方面に走って行きます。この県道212号は物見山に通じていることもあり、自転車を非常によく見かけるルートです。
都幾川を早俣橋で渡ってすぐに左折し、比企自転車道に入ります。比企自転車道は正式名称を 県道川島こども自然公園自転車道線 と言います。今回初めて走ったのですがマイナーな大規模自転車道という感じで、穴場感があります。
路面状況は悪くないですが、線形がくねくねしているところが特徴的です。見通しの良くないコーナーもあるのでゆっくり行くのがオススメです。
人通りが少ないので、植物が茂って4月から早くも道が消えかけています。盛夏になるといよいよ走れなくなるのではないかと心配になります。
途中、立派な桜並木があります。今は葉の緑がまぶしいですが、花が咲けばかなりの絶景になるのではないかと思います。
桜並木が終わると突然出現するのがこの水上太陽光発電所です。県内のインフラ系の企業が共同出資して設置したものだそうで、水上の太陽光発電所としては世界でもかなり大きい部類のものだそうです。
このあたりから比企自転車道は未整備区間となる旨の看板が出るのですが、舗装路自体は存在しています。計画路線通りには整備できていないという意味だと思います。
市野川大橋のところで右折し、市野川沿いを走って行きます。次の徒歩橋で左岸側に移動し、引き続き市野川沿いを走って行くと県道33号に合流します。合流してすぐに荒川サイクリングロードに入り、さくら堤公園を走って行きます。
さくら堤公園は貴重なトイレなどがあるので重宝します。ルート案内図もここにあります。
そのまま荒川サイクリングロードを走って、県道27号と交差するところでスタート地点に戻ります。
まとめ
全体的に走りやすい道で構成された40kmほどのルートで、趣味で自転車に乗っている方ならまあまあのボリューム感もあって楽しいルートなのではないかと思います。
出色は比企自転車道で、閑散とした雰囲気が気に入りました。本文中でも触れていますが、荒川サイクリングロードのように除草がされるかどうかで夏場の走りやすさがかなり変わってくるのではないかと思います。