日別アーカイブ: 2019年8月14日

ナロウサーティ クルーズメン

ナロウサーティは東京サンエスがワンバイエスブランドで展開しているサドルのシリーズ名です。サドルのレール幅が一般的な共通規格より13mm狭い30mmになっているのが最大の特徴です。

以前に製品コンセプトが小柄な私に合っていると思ったので試しに買ってみたのですが、ロードバイクの先輩がずいぶんと気に入られてフィジークのアリオネと交換してもらいました。

その後、やはりあの使い心地が気になったので比較的ツーリングに振った性能だという”クルーズメン”を30mm対応のシートポスト共々調達しました。

左からセライタリア Max Flite Gelflow、フィジークのアリオネ、ワンバイエスのナロウサーティクルーズメンです。

手持ちのサドルと並べてみた様子です。フォームが厚めに入っていることもあり、全体的に大柄に感じます。自転車に装着しても同様なので、この点は見た目的な部分で好みが分かれるかもしれません。

側面にもしっかり生地が入っているので、横から見たときも分厚く見えます。

実際に累計20時間ほどツーリングで乗ってみました。確かに柔らかいのでお尻は痛くなりにくい気がします。製品の紹介文を見ると街乗り専用のような印象も受けますが、指で押してみた柔らかさはMax Flite Gelflowとそこまで変わりません。座面が丸いFliteか、比較的平らなナロウサーティかといったところです。

そして最大の特徴であるレール幅の効果はやはり絶大で、脚がかなり回しやすく感じます。私は非力で軽いギアを使って回転数に頼って走っているので、この特徴は非常にありがたいものです。脚を閉め気味にしても全く抵抗感無く回せるので、とても快適です。

縦断面を見ると後部は反り上がったような形状になっていますが、この点も気に入っているところです。後輪荷重で重心を後ろに預け気味にすると、この反りがちょうどお尻のカーブにフィットして快適です。

まとめると

こんな方にオススメです。

  • ケイデンス(回転数)重視の走行をする
  • 脚を閉めてペダリングするのが好きだ
  • 内腿にサドルが当たって気になることがある
  • サドルの座面は平たい方が好きだ
  • 人と違う、ちょっと変わったパーツが好きだ

まだサドル高さや後退量などセッティングを詰め切れていないところもありますが、ざっと使ってみたところの印象は非常に良好です。ちょっと変わり種のパーツですが、シートポストとセットで揃えても外国メーカーのサドル単品と並ぶくらいの価格で収まるのでいかがでしょうか。