長野市西部の西山地域に善光寺峰街道という古い道があるそうです。その昔大町方面から美麻を経由して善光寺に向かう人々が往来した道ということらしいのですが、自転車でも通れる舗装路があるようなので探検してみました。
大町街道こと県道31号の旧道に入り、大安寺を通過した先で左に入ります。特に交差点名があるわけではないのですが、最初に通る道は長井線というそうです。
土尻川を渡ります。
この地点で面白いのは古い橋台と橋脚の跡が残っていることです。
橋のたもとにちょっとした休憩スペースのような場所もあります。
ここから道路は本格的な山道の様相で、林道並みの低規格な道路が続きます。平均勾配で見ると6%程度というところだと思いますが、突然急勾配の区間が出現することがあるので要注意です。
走って行くと”しあわせの鐘公園”という公園があります。
あまり交通アクセスの良くない公園ですが、眺めは良い公園です。草刈りなどのメンテナンスもキチンとされています。
最近あまり見なくなった硬貨式の双眼鏡があります。ただしこの双眼鏡はお金を入れなくても見られるようになっています。
このような道路が続きます。ガードレールなどはないのでコースアウトには十分注意したいところです。
気がつくと信州新町エリアに入っています。最終的には小川村の立屋番所付近でゴールとなります。
ゴールの立屋展望台に着きました。小川アルプスラインの南側ルートの頂上なので、ここから小川アルプスラインを下ると小川村の高府付近に出られます。
運が良ければ北アルプスの眺望も期待できます。
決して快走路というタイプの道路ではありませんが、古道という予備知識を踏まえて走るとなかなか味わいのあるルートなのではないかと思います。今回は長野市街側から登りのプロフィールで走りましたが、小川村から下ってみるのも面白そうです。