恒例となった感もあるRadeon Softwareの大型アップデートがリリースされました。
Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 19.12.2 Highlights
[amd.com]
インストーラ
今回のバージョンではインストーラからガラッと変わり、残り作業時間が表示されるようになったほか、イントロダクションムービーまで流れるようになりました。
インストール時に工場出荷設定に戻すオプションも選べるようになっており、ドライバの再インストールで問題解決を図る際に役に立ってくれそうです。
本体
本体も見た目が大きく変わり、用途に合わせてプリセットされた”Gaming”と”eSports”、そして”Standard”から設定を選択する方式になりました。難しいことを考えずに設定したい場合は見た目志向のGamingかパフォーマンス志向のeSportsかで選ぶという形のようです。もちろん、個別の項目を細かく設定することも可能です。
新機能
新機能の目玉としては、Radeon boostと整数倍スケーリングがあります。
Radeon boostは画面に速いモーションが検出されると解像度をわずかに落としてパフォーマンスを維持する機能ということです。
整数倍スケーリングはドット絵を拡大した際にピクセルを4倍またはそれ以上の整数倍に拡大することにより、ぼんやりした見た目になってしまうのを防ぐ機能ということです。昨今ドット絵にこだわったクラシックな見た目の新作も多いですが、それらに対応した機能のようです。
PC Watchさんに詳しい情報がまとまっています。
AMD、“視覚的損失なし”で2割以上FPSを向上できる新「Radeon Software」ドライバ
[PC Watch]
Youtubeの動画もアップロードされています。
本当に少しだけ使ってみましたが、ゲームをプレイすると平均フレームレートを記録してくれるので、パフォーマンス調整の際に役に立ちます。単なるドライバにとどまらず、ゲームのハブとしての機能が充実したアップデートになっていると思います。