”Vivaldi”というユーザーエージェント文字列を削除したという2.10がリリースとなりました。
Vivaldi 2.10: No strings attached
[Vivaldi blog]
VivaldiはユーザーエージェントにVivaldiという文字列を含むため、Chromiumベースのブラウザでありながら互換性の問題に直面することが多かったそうです。ほとんどChromeではあるものの、Webサイト側からはChromeとは別物と認識されてしまうので互換性の問題が起きていたようです。
そのため、今回のバージョンではユーザーエージェントから”Vivaldi”の文字列を削除し、互換性を向上させることにしたそうです。
実際、他のブラウザのユーザーエージェントをVivaldiに設定してサイトにアクセスすると、本来生じ得ないはずの互換性の問題が発生するそうです。わかりやすい動画にまとめてくれています。
ユーザーエージェントを”Vivaldi”とするのは開発チームの誇りだった、との内容が上記エントリには記されています。何となくここからはユーザーエージェント文字列の変更が苦渋の決断であったであろうことがうかがわれます。
今回のバージョンではこの他にVivaldiのテーマカラーをOSと同期させるオプションが追加されています。