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Vivaldi6.9がリリース

デスクトップ版Vivaldiのバージョン6.9がリリースになりました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.9 – タブのリネーム・ダウンロードパネルからのドラッグアンドドロップで、ひと手間減らす

[Vivaldi News]

今回のバージョンの目玉はタブのリネームが可能になったことと、ダウンロードパネルからダウンロードしたファイルを直接操作可能になったことの2点です。

タブのリネームについては従来よりタブグループであれば名前をつけておくことができました。今回の変更で単体のタブも自由に名前を変えられるようになったということです。

ほとんどのWebサイトでページタイトルは適切に設定されているとは思いますが、時折 ”○○の通販なら専門店のXX~ほげほげ・ぴよぴよ・ふがふが等取り扱い~” のように冗長なタイトルを持っているサイトもあります。そういった場合に任意の分かりやすい名前をつけておけるのは確かに便利そうに感じます。

もう1つのダウンロードパネルの変更は地味ながら結構作業効率に影響しそうな変更です。従来ブラウザ経由でダウンロードしたファイルはデフォルトで [ユーザー名]\Downloads のフォルダに保存されていました。いったんはどこかのフォルダにプールされ、その後目的の場所に移動するのが標準的な流れでした。

今回の変更でダウンロードが完了したファイルは、ダウンロードパネルから直接ドラッグ&ドロップできるようになったそうです。そのため一旦ダウンロードしたフォルダを見に行く必要がなくなり、ワンアクション少なく作業を完了できます。

リリース記事のタイトルにもあるとおりひと手間の削減ではあるのですが、感覚的には結構大きな効率化に感じられそうな変更です。

Vivaldi6.8がリリース

デスクトップ版Vivaldiのバージョン6.8がリリースされました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.8 – 機能を改善し、新機能も追加、Vivaldi メールを 2.0 にアップデート

[Vivaldi ブログ]

今回のバージョンでは内蔵のメールクライアントがアップデートされ、バージョン2になっているそうです。
VivaldiはPresto時代のOperaに搭載されていたM9のような内蔵メールクライアントを搭載しています。全体的にローカル処理を重視しているのが特徴です。

今回のアップデートでメールクライアントのデフォルト動作が変更され、30日分のメールをプリフェッチするようになっているそうです。
直近のメールを常に先読みしているため、検索が高速に行えるとしています。このプリフェッチ期間は変更可能で、ディスク容量が許せば全メールをプリフェッチすることも可能ということです。

メールクライアント以外での面白いアップデートとしてはタブのメモリ消費量を表示できる機能があります。タブを減らしてメモリを節約したい時にどのタブを優先するかの目安に使えそうです。

Vivaldi6.7がリリース

新たにメモリーセーバーを搭載したバージョン6.7がリリースされています。

デスクトップ版 Vivaldi 6.7 – メモリーセーバーでパフォーマンスを向上させ、フィードリーダーでフィードを自動検出

[Vivaldiニュース]

今回のバージョンで搭載されたメモリーセーバーは有効にすると自動的に非アクティブ状態のタブのメモリを解放し、メモリの無駄遣いを防いでくれるというものです。メモリの解放は自動の他、一定時間アイドル状態が続いた場合に発動するように調整することもできます。

もう1つがフィードリーダーです。サイトの更新情報をRSSなどのフィードで受信するのは今となっては少々古典的な感じもしますが、Vivaldiとしては個人情報が保護される更新情報の入手手段としておすすめしているそうです。今回フィードリーダーの機能が拡充され、従来フィードを登録しにくかったサイトについてもフィードを自動検出して登録できるようになっているそうです。

Youtubeのチャンネルにもフィードがあるという情報は今回のこの更新で初めて知りました。当サイトでも投稿フィードとコメントフィードをそれぞれ登録可能になっています。

Vivaldi6.6がリリース

2/29にバージョン6.6がリリースとなりました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.6:メールの検索と翻訳サービスを改善し、拡張機能のサポートでウェブパネルを強化

[Vivaldiニュース]

ウェブパネルの強化

今回のバージョンではウェブパネルでWebサイトを表示した際の機能が強化されました。ウェブパネルというのはサイドパネルで別のWebサイトを開く機能です。単にWebサイトを開くだけではなく、Chromeの拡張機能を追加して使うことができるようになったそうです。また、ウェブパネル用にメインのタブとは別にナビゲーション操作が追加されているため、実質Webサイトを1ウィンドウで2つ開いて使うことができます。ウェブパネル側にNotionのようなメモを取れるサイトを開いておくと便利ではないかと思います。

翻訳の改善

Vivaldiに内蔵されている翻訳機能が改善されているということです。Vivaldiの翻訳機能は翻訳したサイトの情報やテキストが収集されないという点がセールスポイントではあるのですが、従来のものは翻訳の品質がもう1つだったり、スクロールする過程で訳文と原文が混合されてしまったりと実用するには少々厳しいところもありました。

今回改善されたということで簡単に試してみたところ、確かに挙動については不自然な部分がなくなっているように感じます。翻訳の品質についてはまだ十分に見られてはいませんが、従来見られたような明らかに機械翻訳したような意味の通らない直訳は見なくなったように思います。今回の改善は結構期待できそうに思います。

Vivaldi6.5がリリース

バージョン6.5がリリースとなりました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.5:機能盛りだくさんのアップデートで年末年始をお祝いしよう

[Vivaldi ニュース]

セッションパネル

今回のアップデートではセッションパネルという機能が新規に導入されました。これを使うとブラウザで開いているタブの状態を”セッション”としてまとめて保存することができます。セッションからの復元を行うとタブが元の状態で復元されるので、個別にブックマークをするよりも簡単に状況の保存ができます。

セッションは時点ごとに複数保存できるそうなので、その時やっていた作業ごとに違うセッションとして保存することが可能になっています。

同期機能の強化

Vivaldiは他OS版と同期をする機能が搭載されているので、PCとモバイルデバイスで入力履歴や検索結果などを同期することができます。今回同期の機能が強化され、ブックマークや閲覧履歴についても同期が可能になったとのことです。

公式のニュース記事でも触れられていますが、確かにモバイルデバイスで移動中にパラパラ見ていて保存もしなかったWebサイトを後になってから再確認したくなることは時々あります。従来以上に便利に使うことができそうです。

Vivaldi6.4がリリース

バージョン6.4がリリースされました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.4:すべてのデバイスでの使用が可能になり、よりパワフルに

[Vivaldiニュース]

今回のバージョンでは内蔵カレンダーに予定のテンプレート機能が追加されています。これにより、よくある予定を簡単に登録できるようになっているとのことです。

Vivaldiは毎回大きめのアップデートをいくつも入れてきますが、今回はiOS版がリリースされたばかりということもあってか少々控えめの印象です。

これで主要なデバイス向けの各エディションが出そろったということで改めてデスクトップ版の紹介を行うためなのか、6.4の機能紹介は今までのまとめ的な性格も含むものになっているようです。

Vivaldi6.2がリリース

大規模なコードリファクタリングを施したというバージョン6.2がリリースされました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.2:コードの大幅書き換えにより、新しいウィンドウを開く速度が向上

[Vivaldi News]

従来ウィンドウごとに独立して管理していたリソースを共有化するようになったのが改良のポイントだということです。

この結果動作が高速になったほか、リソースの共有の効果によりウィンドウ間でのタブのナビゲーションやウィンドウパネルの機能も拡張することができたそうです。

肝心の高速化はテスト環境では最高37%の高速化が見られたということらしいのですが、確かに我が家の環境でも体感できるくらい速くなった感はあります。元々それほど遅いと感じることはなかったですが、わずかな待ちがなくなってキビキビ動く感じが増したように思います。

Vivaldi6.1が登場

なぜかBing Chatが使えるようになってしまったデスクトップ版Vivaldi6.1がリリースとなりました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.1:Vivaldi から Bing Chat にアクセスできるよう、クライアントヒントを変更し、ワークスペースも改善。

[Vivaldi ニュース]

ブラウザはWebサイトにアクセスする時に自分がどのブラウザなのかを伝えています。Vivaldiは以前は「Vivaldiです」と名乗ってアクセスをしていたそうですが、Webサイト側で”サポートされていないブラウザ”と判定され、アクセス自体をブロックされたり、コンテンツの一部が利用できなかったりしたそうです。

以前はユーザーエージェントという仕組みが利用されていましたが、最近はクライアントヒントという仕組みに置き換わってきているようです。

今回、Vivaldiはクライアントヒントにおいても他のブラウザを名乗るように設定されたため、一部のWebサイトに対しての互換性が高まっているということです。

また、Bingにアクセスした際にEdgeとしてアクセスするようになったので、EdgeではないのにBing Chatが利用できるようになったそうです。

この他、6.0で導入されたワークスペースの機能強化が図られたほか、タブスタック全体に1つのリンクアドレスを設定して共有する機能も新たに追加されています。

Vivaldi6.0がリリース

バージョン6.0のメジャーリリースが公開されました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.0:新機能「ワークスペース」で目的別にタブまとめ&カスタムアイコンで自分らしさをちょい足し

[vivaldi.com]

ワークスペース

6.0の目玉機能の1つがこのワークスペースです。ワークスペースはテーマ別にタブをまとめておける機能で、ワークスペースを切り替えると表示されているタブが全て切り替わります。

従来もタブスタックなどの機能でタブの整理は行えましたが、ワークスペースはWindowsで言う仮想デスクトップのような感じでワークスペース間が独立しているので、多くのタブを同時に開く人には便利そうな機能です。

ワークスペース内にもタブスタックを作ることができるので、タブの格納量はかなりのものです。

カスタムアイコン

Vivaldiといえばテーマや背景画像などの見た目のカスタマイズ性の高さも以前から力が入っているポイントでした。今回のバージョンからアイコンセットもカスタム可能になっています。

設定→テーマを選択し、”他のテーマも見てみる”で投稿されたテーマ一覧を見ると、カスタムアイコンセットを含むテーマを選択できます。既に公式がいくつかサンプル的に投稿を行っているほか、カスタムアイコンコンテストも実施するということなので、今後のラインナップ充実に期待です。

VivaldiでWebサイトの通信量を確認する

人からWebサイトの通信量のことを質問されたので、簡易にWebサイトのページを読み込んだ際の通信量を把握する方法がないか調べてみました。

簡単な方法としてはブラウザの開発者モードを使って計測するのが良さそうだということが分かりました。

開発者ツール

[Vivaldi help]

計測対象のWebサイトに移動し、開発者ツール起動後に上のメニューから”ネットワーク”を選択した上でCtrl+Rで読み込みを行うと、読み込んだリソース量やデータの転送量、読み込みにかかった時間などを記録してくれます。

2023/3/10時点での当ブログのトップページはリソース量2.9MB、読み込み時間793msということでした。色々なWebサイトを計測してみると結構興味深い結果になります。Webクリエイター向けの機能だとは思いますが、測定だけでもなかなか楽しめます。