ループ橋があることで知られている長野県道506号ですが、ちょうどそのループ橋のあたりがかつては石油を産する土地だったそうです。今でもその痕跡が保存されています。
長野市街側から見て1つ目のループの途中に遺構があります。道路側からは小屋のように見えます。
中に入ってみると当時使われていたというくみ上げ用のポンプと、説明板が保存されています。
明治時代頃には本格的な産業として開発が進んでいたということらしいのですが、そもそもの油田としてのポテンシャルが低く、うまく行かなかったようです。
長野県北部にはこういった小規模な石油産地が点在していたらしく、長野市茂菅あたりでも未だに石油臭がする場所があるとのことです。
小屋へはループ橋の途中からアクセスできるので、気軽に見られるところが良いと思います。