木島平村に自転車で出かけました。
長野県内も大分春の雰囲気になっては来ましたが、北部の山は雪が残っている時間帯もあります。
この木島平村ですが、地図や空中写真で探索していると平坦な村の中に小さい山のような物が点々と存在しているのが気になっていました。
調べてみるとこれは”四塚”と呼ばれる史跡なんだそうです。4つあるので四塚なんだそうですが、今回はそのうち2つを見て来ました。
まず一番目立つ”大塚”です。その名の通りサイズが大きく、近づいてみると勾配が非常に急であることが分かります。縄文時代の遺跡だということです。
その後修験者の道場として使われ、その経緯から現代においても神事が定期的に行われている場所だということです。
大塚のちょっと南にあるのが根塚です。こちらはきれいに区画が整えられたほ場の中にポツンとあるので目立ちます。
弥生時代の遺跡だそうで、まさにこのほ場の整備過程で発見された遺跡なんだそうです。この遺跡からは弥生時代の物としては最長級の鉄剣が出土しており、この発見から貴重な遺跡と考えられているとのことです。
きっかけはちょっとしたことでしたが、興味深い史跡に出会うことができました。こういった面白い場所はまだまだ県内に大量にあると思うので、随時探検していきたいところです。