善光寺平から聖高原方面に向かう場合は国道403号がメジャーなルートですが、それ以外にもいくつかアクセスする方法があります。今回は戸倉上山田温泉から登っていく県道55号のルートを走ってみました。
頂上の標高が800mちょっとということで、聖湖を経由する国道403号より登る高さ自体は少なくて済みます。それでも総延長は7km前後、標高差は400m少々とかなり長い坂です。
最初の2kmほどは斜面に広がる住宅と農地の間を縫っていきます。中盤から後半にかけては本格的な山道となり、スイッチバック区間なども出現します。
しかし実は本当に手強いのは序盤の住宅区間で、ここが最も勾配は急です。最初の2kmをなんとかしのげれば、そこからは勾配がおよそ5%前後に落ち着きます。若干の平坦区間もあるので、比較的登りやすいのではないかと思います。
路面状況もかなり良く、オススメのルートです。注意すべき点としては頂上が坂上トンネルというトンネルになっていることです。
残念ながら点検廊しかなく、歩道設備はありません。延長が1.5km程度と長く、トンネル内も2%程度の緩い勾配がついています。交通量のかなり少ない道なのでそこまで高いリスクはないと思いますが、自転車側は極力目立つような工夫が必要になると思います。
こういった場合、私は良くトンネル開通以前の旧道を使うことが多いのですが、残念ながら旧道は道路状況悪化のため車両通行止めとなっています。