筑北村にある小仁熊ダムを見に行きました。前から地図で見て大きいダム湖があるようだったので気になっていた場所です。
麻績川の支流である東条川のために造られているダムです。このダムは東条川のダムなのですが、東条川から離れた場所にあるという変わったダムです。
東条川はだいたい国道403号沿いを南から北に流れ、麻績川に合流します。この川沿いが洪水の常襲地帯だったのでダムを造りたかったところなのですが、ダムに適した場所が無かったそうです。
そこで東条川の上流に分岐を作ってそこから導水路で小仁熊ダムまでを接続し、緊急時には東条川の水を導水路で引き受けることで本川の水量を調節する仕組みとしたんだそうです。
普通のダムかと思っていましたが、本川から水を引き受けて洪水調節をするという変わった設計のダムでした。この辺りはよく訪問するので、分水堰なども見に行きたいところです。