5月に発表されていた内容ではありますが、Google ONEによるダークウェブモニタリングを試してみました。これはGoogle ONE用の機能なので、無償のGoogleアカウントでは利用することができません。
New security features for all Google One plans
[blog.google]
この機能を使うと、Google ONEに登録されている個人情報や認証情報のうち、任意のものについてダークウェブ上で流通しているかどうかをチェックすることができます。
ダークウェブというのは一般的なブラウザや検索エンジンでは到達できないWeb上の空間で、漏えいした情報や違法な情報・物品の流通によく使われているそうです。
試しにメールアドレスでチェックをしてみましたが、過去に情報漏えい事件のあったショッピングサイトで使用していたメールアドレスが検出されました。
チェック自体は数秒で実施できるので、気軽にチェックができます。また、漏えいした情報があった場合、対抗策についてアドバイスももらえるので親切な設計です。
今回チェックしてみて思いましたが、自分で気をつけていてもこういった情報は外部のサービスに預けることになるので、どうしても漏えいの危険性が避けられません。
特に認証情報などについては漏えいしても重大な結果につながらないよう、パスワードの使い回しを行わないことや、設定可能な場合できる限り多要素認証を設定するなどの対策が必要であることが認識できました。