小諸市にある大杭橋跡地に行ってみました。大杭橋は千曲川に架かる吊り橋だったそうなのですが、近年は老朽化により通行ができず、そうこうしている間に2019年の台風19号災害で橋が流出してしまったようです。そのため現在は痕跡のみが残っています。
右岸側から左岸側を見ています。吊り橋なので橋脚なども残っていませんが、橋だったと思われる面影は感じられます。
重量制限の標識が残っていました。以前は吊り橋ながら車両も通行可能だったようです。古いGoogleストリートビューで確認すると、2014年時点で既に車両は通行できなくなっていたようです。
アンカーが今でも残っています。
橋の痕跡も興味を引きましたが、もう1つ行ってみて気がついたのは自転車道の標識が複数残っていたことです。
このように橋にアクセスする道路はいずれも自転車道の指定がされています。しかしながら写真でも分かる通り、以前自転車道だったにしてもおおよそサイクリング向きの道路という雰囲気ではありません。この自転車道がどこからどこまでを結んでいたかも含めて全く分からないのですが、当時どういう意図で作られたものなのか非常に気になります。