長野県は県土が広大なのでアメダスもたくさん設置されています。よく自転車で出かける鬼無里にもアメダスがあります。降水量のみを計測しているアメダスです。降水量のみなのは鬼無里が歴史的に土砂災害の多い地域だからではないかと思います。
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場所は鬼無里の東京(ひがしきょう)と呼ばれている地区です。国道406号からはちょっと坂を登ったところにあります。
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アメダスの目の前には賀茂神社の参道が延びています。
鬼無里のアメダスは1977年からデータを取得しているようです。調べてみると1973年に鬼無里では大きな土砂災害があったということなので、それを受けて降水量をモニタリングするようになったのかもしれません。
災害があったのは飯縄山という鬼無里と小川村の境界付近にある山です。ややこしいのですがこの飯縄山は戸隠のある飯縄山とは別の山です。山の北側斜面が裾花川方面に向かって崩壊したという災害のようです。この災害については今まであまりよく知らなかったので、それこそ国会図書館などのリソースを使って調べてみてもいいかもしれません。
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