そんなわけで上信電鉄を大ざっぱに全線乗車してきました。
上信電鉄について
上信電鉄は群馬県を走っている私鉄路線です。高崎を起点に西側に線路が延びていて、終点はネギで有名な下仁田です。全線で30km少々の延長があります。
北陸新幹線に乗っている時に高崎駅付近で線路や車両の様子を見ることができます。金沢方面に向かっているときに進行方向左手を見ていると、高崎駅到着の寸前に上信電鉄の高崎駅と、駅周辺に留置されている車両が目に入ります。
上信の名前の通り、当初は群馬県から峠を越えて長野県の佐久方面まで延伸するという壮大な計画もあったそうです。
切符について
上信電鉄は1日フリーパス券を販売しているので、旅行で訪問する場合はこちらがあると便利です。大人2,260円でちょうど高崎-下仁田間を往復したのと同じ金額です。なので1-2回途中下車するとフリーパスの方が得になります。
![](https://hebodj.net/wp-content/uploads/2025/02/240210_08.jpg)
また、料金の収受方法がワンマンなので、フリーパスがあると見せるだけで乗り降りできて便利です。旅行で行く場合はワンマン列車の乗車ルールがわからず心配になることも多いので、フリーパスを買っておくと安心です。
下仁田駅へ
高崎駅でフリーパスを買い、早速終点の下仁田駅へと移動しました。ダイヤについては時間帯にもよりますが、おおよそ1時間に2本列車の設定があるので割と利用はしやすい部類ではないかと思います。
高崎から下仁田へはちょうど1時間くらいでの到着です。全駅で21駅あるので、駅間は全体的には短めになっています。
![](https://hebodj.net/wp-content/uploads/2025/02/250210_01.jpg)
下仁田駅の駅前です。
![](https://hebodj.net/wp-content/uploads/2025/02/250210_02.jpg)
![](https://hebodj.net/wp-content/uploads/2025/02/250210_03.jpg)
ただ来てすぐ帰るのもちょっとどうかなと思ったので、徒歩で行ける範囲で周囲を見て何か面白そうなものがないかを探してみました。
![](https://hebodj.net/wp-content/uploads/2025/02/250210_04.jpg)
駅のすぐ近くに非常に小さい4種踏切がありました。渡った先がなんとなく私有地っぽかったので渡りませんでしたが、駅至近にこんな踏切があるのはちょっと珍しく感じます。
![](https://hebodj.net/wp-content/uploads/2025/02/250210_05.jpg)
駅のすぐ近くには国道254号が通っています。碓氷峠の南側を通って群馬から佐久へと抜けることができる道路です。上の案内看板にある左手の群馬県道93号を使うと非常にコーナーの多い田口峠という峠を越えて龍岡城方面に出ることができます。
![](https://hebodj.net/wp-content/uploads/2025/02/250210_06.jpg)
駅から少し山を登ったところからの写真です。奥の方は妙義山や荒船山方面ということで、独特の切り立った感じの山が見えます。
![](https://hebodj.net/wp-content/uploads/2025/02/250210_07.jpg)
国道254号の下仁田交差点付近です。右側の看板を見ると左手が妙義山(佐久方面)、右手が東京となっています。東京というのはさすがに大ざっぱすぎないかと思いましたが、このまま右折して進んでいくと関越自動車道に乗れるのでそういった意味合いもあるのかもしれません。
左手には姫街道という通称の看板が立っています。この路線は碓氷峠を経由する北国街道と比べると勾配が緩やかで、お姫様でもOKという意味合いで古くは姫街道と呼ばれていたそうです。北陸新幹線も当初は国道254号に沿う形での線形が計画されたこともあるそうです。
(続きます→上信電鉄の旅の写真(2))