栄村から志賀高原方面を結んでいる県道520号奥志賀公園線を一部走ってみました。野沢温泉村の温泉街から県道の分岐点に至るまでのルートは走行実績がありますが、県道本線はまだ走ったことがありませんでした。
県道520号
この道路はほとんどの区間が標高1,000m以上の場所を通っており、冬季は道路上がスキー場になってしまうために冬季閉鎖期間が長いのが特徴です。年にもよりますが例年11月から6月頃まで通行止めになっています。年の半分前後は通行止めになっている道路です。
今回は野沢温泉村の温泉街から登っていきました。この経路だと県道に至るまでの坂は比較的勾配が厳しくないのでおすすめだと思います。もう一つ木島平村のカヤの平という場所を経由して登っていく方法もあります。

県道の合流点までは前述の通り割と苦しまずに登れたので、続けて県道520号を志賀高原方面に進んでいきました。

この先も同じような要領かと思っていましたが、途中の湯の峰リフトというリフト乗り場付近から急に平均勾配が厳しくなり、おおよそ平均8%以上という感じになりました。

尾根線上に近いところを通っている道路なので全体的に勾配は穏やかかと思っていましたが、予想外に厳しいプロフィールになっていました。

100mピッチで勾配の分布をグラフにしてみましたが、全体12.3kmのうち後半の3km弱がほぼ8%超という結果でした。
例の標識
志賀高原まで全線走行する予定ではなかったので、途中のスキー場が開けているところで引き返しました。特に道路上に目印はないのですが、地図を確認するとリフトの”やまびこ駅”という駅だそうです。ここには観光客がステッカーを貼っていってしまうことで有名になった道路標識があります。


今は雪がないので標識には全く手が届きませんが、冬季は積雪があるので地上から標識の頭だけがでている状態になっているそうです。そのため、観光客が記念にステッカーを貼っていってしまう事態が起きていたそうです。


スキー場も冬場の営業を終了し、標識のステッカーも貼がされていましたが、結構傷が付いていて痛々しい様子でした。
まとめ
栄村から志賀高原に一本道で直通するというルート自体は大変興味深いですが、想像よりも厳しいルートだったので走行する場合は要対策という印象を受けました。
それほど交通量の多い道路ではなく、規格も全体的にはよくないので土砂崩れ等の災害が発生しているときに事前に察知できるかどうかというのも課題です。ルートに組み込む場合はいざというときのことも見越した十分な準備が必要と感じました。