Lenovo Yoga Tab Plusの第一印象

まだ使い始めて間もないですが、現段階での印象を簡単にまとめておきたいと思います。

外形

サイズは12.7インチで、縦横比は16:10となっています。そのため一般的なノートPCなどと比べると横長な印象を受けます。厚みは6.7mmで、そこまで分厚い感じはしません。カメラのある部分だけ帯状に盛り上がっており、そこだけ多少厚みがあります。

カメラ部分だけ帯状に1mmくらい出っ張っています。

重量は640gでノートPCと比べると軽量な印象を受けますが、実際に両手で長時間保持するのは厳しそうな重さです。スタンドを使って据え置きにするか、持つ場合でも一辺を膝に置くなどするとよいと思います。

ディスプレイ

ディスプレイは解像度2,944×1,840の3Kディスプレイが搭載されています。サイズが小さい割に解像度が高いので、体感的にかなり高精細に見える印象です。私はもっぱら屋内で使うので画面は暗めに設定していますが、設定を変更すればかなり明るくすることもできます。

カメラ

カメラはインカメラアウトカメラが搭載されており、性能的にはタブレット用としては十分に感じられるものです。インカメラについては顔認証に対応するため、設定すればタブレットのロックを顔認証で解除することが可能です。

画質についてはまあまあ、といった印象です。

スピーカー

スピーカーは縦持ちしたときの本体下部に搭載されています。あまり期待していなかったのですが思いの外優秀で、結構迫力のある音が出ます。タブレット用としては十分すぎるスペックなので、1人で至近距離で動画をみる分には満足いく内容になっていると思います。

インターフェイス

インターフェイスはUSB-C3.2のポート1つと、純正アクセサリー用の端子が用意されています。USB-CポートはDisplayport出力に対応するので、USB出力から外部ディスプレイに映像を出力することができます。

処理性能

プロセッサとしてはシリーズの中ではかなり新しい部類の製品となるSnapdragon 8 Gen3を搭載しています。メインメモリも16GBが確保されており、タブレットとしての処理能力に特に不足は感じません。高解像度の動画ストリーミングも問題なくこなせますし、ゲーム用としても使い勝手はいいのではないかと思います。

ストレージは256GBとなっており、全体的なスペックで見るとこの部分が少々難ありな部分です。SDカードスロットなどもないので容量が256GBでは不足という場合は別途USB接続のストレージを用意するか、またはクラウドサービスを駆使して対応することになると思います。

OSは出荷段階ではAndroid14ですが、このエントリを書いている2025年7月時点ではAndroid15にアップデートが可能です。メーカーではAndroid16までのアップデートを保証しており、セキュリティパッチの適用を含むサポート期限も2029年1月までと公表しています。

スタイラスペン

この製品の特徴として、スタイラスペンが本体に付属するという点があります。こういったオプション品は別売りになっていることもありますが、この製品は本体を買うとペンがついてくるのでちょっとお買い得な感じがします。メモやイラスト以外にも使い出があるものなので、ペンについては別途エントリにまとめてみようかと思っています。

まとめ

Androidタブレットの中では値段の高いグループに属する製品ですが、その分スペック面では豪華な内容になっていますし、スタイラスペンも付属するので価格性能比は優秀なのではないかと思います。少々残念なのはストレージとインターフェース周りで、ストレージ512GBのグレードを別途用意するか、あるいはUSBポートをもう1つ用意してくれると拡張性が高くて良かったかもと思います。

多少気になる点はありつつも全体的にはスペックと価格がまとまった良い製品だと思います。

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