最近はあまりバックアップの手段にNASを検討していないので、NAS関連にはそれほど関心がないのですが、今回QNAPが発表したRyzen搭載のNASというのはかなり興味深い製品でした。
QNAP、8コアRyzen搭載NASを年内投入
[PC Watch]
なんと最上位グレードはRyzen7 1700が搭載されているというNASです。NASなのでストレージの拡張性はもちろん非常に高いのですが、PCIexスロットや大容量電源を搭載しているので、ちょっとしたVGAなら増設できてしまいます。
もちろんNASなのでOSはQNAPのNAS用OSが入っていますが、別途WindowsのライセンスなりLinuxのディストリビューションなどを用意すれば、仮想マシンとして使い慣れたOSを使うこともできます。
しかも、仮想マシン管理ツールのVirtualization StationがGPUパススルーに対応しているため、条件さえ揃えば仮想マシンから直接VGAのリソースを使用することもできるそうです。
もちろん普通に自作機を1台組んだ方が安価で何かと簡単なのは間違いないと思いますが、ストレージやメモリの拡張性の高さ、やろうとすればNASで全部できてしまう、というのは非常に面白いです。