県道27号の鴻巣市中心部区間には縁石で区画された自転車道区間があります。この区間は路面に”自転車道”という標示がされています。所々塗りつぶされているところがあることに気づいたので、止まって観察してみました。
写真は鴻巣公園入口交差点のものです。
写真では分かりにくいのですが、5つある塗りつぶされた場所は”自転車道”という文字と自転車のピクトグラムです。写真右手から自→転→車と文字が並んでいるので、車道の自動車の進行方向に対して逆走した時に正位置で読めるような配置になっています。同様に、自転車のピクトグラムも逆さまの配置になっています。
自転車道は道路交通法上は双方向通行なのですが、国土交通省などの整備指針を見ると車道と同じ向きで進行することを基本とする、としているものが多いようです。自転車道整備当時と事情が変化しての塗りつぶしと推測されます。こういったことも気にして観察してみると面白いものです。