関東地方は大雪になりましたが、雪国ではないので雪がなくなり次第自転車に乗りたいものです。毎回注意していることがいくつかあります。
写真のサンプルは都道20号(野猿街道)です。
路面が凍結している
当然ながら、場所によっては数日前の雪が車道に残っていることがあります。基本的に車の通行の多い幹線道路であれば路温も高めですぐなくなってしまうのですが、日陰になっているところだと雪が長期間残ることがあります。
1車線まるまる固まった雪で覆われています。
溶けかけた雪が再凍結した箇所も落とし穴なので要注意です。
歩道が通れない
自転車の便利なところは場合によっては歩道が通行できたり、降りて歩行者に変形できるところです。しかし、歩道は相対的に雪が残っている確率が高く、全く通行できなくなっている場合もあります。
歩いて自転車を押しながら強行突破する場合も要注意で、ロードバイク用のクリートに雪が詰まるとペダルに靴がはまらなくなります。修理キットに100円ショップなどで売っている短いマイナスドライバーを入れておくと、クリートから雪をかき出すのに便利です。
道路端に石や砂が集まる
車道に降った雪は除雪されるか、あるいは車が弾き飛ばして道路端に徐々に集まってきますが、この時に路面や車に付いた小石や砂などを巻き込んだまま道路端に集まります。結果、雪が溶けると道路端に砂や石が集合することになります。氷河の末端には氷河が運んだ岩が積もって山になるんだそうですが、それに似ています。
交通量の多い交差点だと普段からこんな感じのところもありますが、降雪後はこういう区間が増えます。
砂や石だけならともかく、ガラス片なども集合してくるので注意が必要です。
融雪剤
特に大きい幹線道路だと、融雪剤が散布されていることがあります。効果てきめんの除雪方法なのですが、この融雪剤が溶けた水は服に付くとかなりしつこいシミになります。特に、冬用の自転車ウェアにありがちな白+黒のウェアだとシミがかなり目立つので、気になる方は水たまりを踏まないよう注意した方が良いと思います。
路面の荒れ
降雪時はチェーンを巻いた車が走るので、道路の規格にもよりますが路面が荒れてしまう場合があります。うまくライン取りすれば避けて走ることもできますが、上記の道路端の石との兼ね合いもあるので難しいところです。直轄国道などの大きい道路だと少し荒れただけでもあっという間に補修されるのですが、中小規模の幹線道路だとずっとそのままになっていることもあります。
白っぽいところが荒れている部分です。削られてフレッシュな面が出たために白く見えています。
今年のように降雪後も低温が続くと雪が長い間残りそうです。安全第一で行きたいところです。