今回は27番の 日本一を巡るルート を走ってみました。荒川左岸の鴻巣近辺を中心に日本一が3つ登場するルートになっています。
ルートはこちらです。
高崎線の吹上駅に近い荒川水管橋からスタートです。県道66号沿いの大芦橋の隣です。これが第一の日本一ポイントで、荒川水管橋の延長は水道橋としては日本一とのことです。
ちょっと下流方面に下るとコスモスアリーナ吹上という体育館があります。荒川左岸をメインルートとしているサイクリストの方には定番の休憩スポットのようです。
ルート図はここにあります。
このルートのユニークなところは、荒川左岸の堤防天端があるにも関わらず、そこをあえてルート指定していないところです。コスモスアリーナ吹上からは堤防外の水田の中を走って行きます。
道路自体はとても快適ですが、ほぼ碁盤目でルート案内板も出ないのでどの道が正解なのかは全く分かりません。右側の堤防を視界に捉えつつ、大体で下るのが良いと思います。
県道76号の糠田橋をくぐり、ここからは左岸側の高水敷を走って行きます。荒川左岸の鴻巣・北本近辺は高水敷に一般車両が入れるので、舗装道路があります。
御成橋の手前が荒川の川幅日本一ポイントになります。
この辺りです。パッと見は畑と草地で川という感じではないですが、河川管理上の川幅というのは計画高水位まで水位が上がったときの水面の幅を指して川幅というそうです。なので、高水敷の幅と堤防の幅の一部も川幅には含まれます。このような理由から荒川が川幅日本一となっているそうです。
御成橋をくぐると日本一のポピー畑があります。
この場所には元々ポピーが植わっていたわけではないそうです。河川敷での不法投棄が後を絶たず、抑止のために植え始めたのが始まりだったそうで、どんどん面積は拡大して結果として日本一になったとのことです。ポピーは一気に咲いて一気に終わる花ではないので、割と長い期間楽しめて良いと思います。
ポピー畑の先で左折して急な短い坂を登ると愛里巣という公民館のような施設があります。
コンパクトな施設ではありますが、トイレが借りられて館内に自販機もあるので、休憩ポイントが少ない荒川沿いではありがたい施設です。
ちゃんとトイレ・自動販売機の存在をアピールしてくれているのも助かります。
まとめ
総延長10kmくらいのルートですが、日本一が3つも登場する面白いルートになっています。荒川左岸は右岸ほど賑わってはいないですが、閑散とした良さもあります。ところどころにある冠水橋を使えば右岸と左岸を行き来するのも簡単なので、右岸メインの方もたまには左岸を走ってみてはいかがでしょうか。