今回は51番の 丘陵地と関東平野の始まりを走るコース を走ってみました。サイクリストに人気の鳩山町のルートです。
スタート地点がどこなのかがはっきりしませんが、立ち寄りポイントのナンバリングから見てこちらの農村公園からスタートで良いと思います。場所の説明が難しいですが、物見山の坂を高坂方面から登った先を右折、と考えるとサイクリスト的にはわかりやすいかと思います。
ちゃんとした管理棟もある立派な公園です。トイレが入口から遠いのが少々難です。
ルート図はここにあります。
農村公園の前の道路を鳩山駐在所交差点方面へ走って行きます。ちょっと走って左折すると、赤沼古代瓦窯跡があります。
看板が出ているので場所は分かりやすいのですが、この奥にあります。普通に獣道風なのでSPD-SLで歩くのはかなりしんどいです。
こちらがその瓦を焼いていたという窯の跡です。比企郡は飛鳥時代から奈良時代にかけて瓦の生産が大変盛んだったそうで、この手の窯の跡が多数出土しているそうです。比企の瓦は東京にある国分寺でも採用されていたそうです。
農村公園の前の道路はこのような感じで、非常に走りやすいです。
鳩山駐在所交差点で左折します。交差点に鳩豆工房旬の花という直売所兼レストランがあります。うどんが名物なのでいつか食べたいのですが、この日は早朝の訪問となったため立ち寄れませんでした。道路を挟んで反対にはコンビニもあるので、この交差点は休憩に向いています。
今度は南方向に走っていきます。町役場などを横目に見つつ、今宿交差点で左折となります。今宿交差点横におしゃもじ公園という公園があります。
まず公園入口までが15%以上ある坂なので頑張って登ります。
こちらが入口です。駐輪場などは特にないので、自転車は邪魔にならなさそうな所によけておきました。
こちらの公園は小高い山の上にあるのですが、さらに頂上に展望台が整備されています。
東京方面の様子です。
今宿交差点を見ている様子です。
夏場はどうしてもぼやっとした風景になりますが、冬場など空気が澄んでいればなかなかの絶景ポイントになるのではないでしょうか。
今宿交差点を左折して、県道343号を東に進みます。途中に十郎横穴墓群という墓跡があります。
県道から左手に入って、住宅の間の狭い道を抜けた先にあります。
こちらです。完全に藪の中にあるのでSPD-SLでは辛いですが、吉見百穴と同じような横穴の墓跡を近くで見ることができます。改めて見てみると硬そうな岩山に穴を開けていることが分かります。
県道343号に戻ります。こちらも快適な道路です。
石今橋の北側に農産物直売所があります。石今橋の北側はサンクスもあるのでサイクリストに人気です。
交差点を左折し、物見山方面に戻ります。
こんな感じで緩やかな登りになっています。この道路は物見山の坂を周回している人がよく通っています。
突き当たりが物見山の坂の鳩山側になるのですが、ここに石坂の森という自然公園のような場所があります。
遊歩道が整備された森林といった趣の公園です。駐車場にほどほど木陰があるので暑い時は助かります。
左折して、鳩山ニュータウンの最初の信号を右折します。このまま進むと最初の農村公園に戻りますが、その手前にJAXAの地球観測センターへの入口があります。
なぜJAXAの施設が鳩山にあるのかは不明ですが、調べてみると1978年に開設されて以来、人工衛星データの受信や人工衛星の運用などの業務に当たっているそうです。
入口を入ってみるとこんな感じになっています。長くはないのですが、見通しの良い坂が精神にダメージを与えてきます。
ある程度登ると完全に山道です。鳩山にこんな道があったのかと驚かされる風景です。
入口から1km程走ると施設の入口です。開館していれば展示施設で休憩もできるとのことです。
来た道を戻ってすぐ先がスタート地点の農村公園となります。
まとめ
コースのカテゴリは”健脚者”に設定されているルートです。距離が10km少々で健脚者向けという設定に疑問を感じながらも調査に赴いたのですが、走ってみると確かに手応えのあるルートに感じました。
物見山をはじめとして何かとサイクリストに人気のエリアでもありますし、自転車が趣味の方であれば是非一度走ってみて頂きたいルートとなっています。