serato Scratch Live用のコントロールバイナルをDeckadanceで試してみました。
Torqも含めてDeckadanceに流してみたのが下の図です。
実験の条件としては使用するカートリッジがShure M44G、回転数は45rpmとしました。
タイムコードコントロールのシグナルをDeckadanceに流すと信号が図示されます。
まずTorqですがもやっとした感じです。
ピッチについてはたまにするするっと動いてしまうこともありますが、おおむね安定しています。十分実用レベルです。
次にScratch Liveですが、Deckadanceで対応しているといいながら信号のプリセットが用意されていません。
そのため”汎用コントロールバイナル(Generic Vinyl)”モードでまず試してみました。
信号らしい規則的な二重の円が描画されます。
ところがピッチがあまり安定せず、常時上下に細かく動いている状態になってしまいます。実用すると結構ストレスがたまります。
Scratch Liveの方がよほど規則的な信号が出ているような気がしたので、信号のプリセットをダメもとでいじっていたらなぜかms.PINKY gen2がどういうわけか一番ピッチが安定しました。
信号の描画も非常にシャープです。
ヘルプにも細かく書いていないので何とも言えませんが、信号を表示している窓の左上の数字がピッチ表示のようです。
ここがほとんど常に同じ数値になっていれば優秀と言えるようです。
左下の数字が謎なのですが、今回の実験結果から考えると信号の安定感(0に近いほど優秀)ではないかという気がしています。