かなり久々に自宅で使っているキーボードを更新しました。ダイヤテック株式会社が展開するFILCOのMajestouch2というモデルです。正確な型番はKOBO-B02-M-NB2で、日本語配置フル規格・Cherry社茶軸スイッチ・キートップかな印字無しというものです。
今でこそゲーミングデバイスの隆盛でドイツCherry社のスイッチを使用したキーボードが増えましたが、FILCOはかなり昔からCherry社のスイッチにこだわったメカニカルキーボードを製造しているように思います。
外観
今回買ったモデルは日本語配置でキートップにかな印字のないものです。筐体はスタンダードな設計で、キーボードにしっかりした鉄板が入っているのでしっかりした剛性感があります。
比較的キーボードの枠部分が狭めに作られているので、フルキーボードながら多少コンパクトな感じです。
接続はPS/2またはUSBで、PS/2の場合は全キー同時押しでも認識可能とのことです。USBの場合でも6キーまで同時入力を認識可能とのことです。
スイッチ部分
最大のポイントであるスイッチ部分は、全キーにCherry社のスイッチが採用されています。今回私が購入したモデルは茶軸という打ち味がメカニカルで音は抑えめというタイプです。
音は抑えめという触れ込みですが、実際にタイピングしていると「トトトト…」という結構小気味いい音がします。私はこの音も含めて気に入っているのですが、オフィスなど他の人がいる環境で使用した場合、人によっては気になるかもしれません。
押し込んだ時に入力が成立するまでに抵抗の”山”が存在し、なおかつ押し込んだ時に多少音が出るので、入力時の気持ちよさは特筆ものです。
付属品
付属品として、キートップ引き抜き工具と専用の滑り止めシートが付属します。付属品としては結構豪華な内容です。
Realforceと比べてみて
ここ十数年使っていた東プレのRealforceと比べてみてどうかというところですが、正直どちらにもどちらの良さがあり、一概にどちらが優秀とは言いがたいと思います。
RealforceはRealforceで静かながら打っていて打鍵感は気持ち良いですし、スイッチ部が静電容量無接点方式である関係上相当長くに渡って使えるのが魅力です。
一方、今回のMajestouch2は、ファーストインプレッション時点ではとにかく音も含めた総合的な感覚が良い点と、Realforce比で比較的コストが安く済む点、メーカーでの細かいカスタマイズに対応してくれる点が魅力だと思います。
昨今リモートワークで自宅勤務となっている方も多いのではないかと思いますが、もし自宅のキーボードをちょっと良いものにしようと思った時には候補として検討していただきたい製品の一つです。