いわゆる趣味のサイクリングではなく朝から自転車で出かける予定があったのですが、いざ出発の時に後輪がパンクしていることに気がつきました。
調べてみるとホチキスの針が刺さっていました。帰宅寸前のどこかで刺さり、帰宅後に徐々に空気が抜けてしまったようでした。
趣味のサイクリング中であれば修理道具でゆっくり修理して再出発となるところですが、今回はすぐにでも出発しなくてはいけません。以前こういった緊急用にパンク修理と空気入れが同時にできるアイテムを購入していたことを思い出したので、使ってみることにしました。
クイックショットの概要
マルニのクイックショットという製品です。スプレー缶のような形状で、缶の中にはLPガスと穴を塞ぐシーラント材が入っています。
刺さった異物を除去した上で付属のバルブアダプターをチューブのバルブに取り付け、スプレーの中身を吹き込むと、シーラント材で穴が塞がると同時に、スプレー内のガスである程度空気の充填もできるというものです。
今まで1回も使ったことがなかったので一か八かで使ってみましたが、製品の狙い通り空気穴は塞がり、空気も最大とは言わないまでも走行に十分な量は充填されたようでした。
クイックショットが有効な場面
今回のように、取り急ぎ直ちに走行性能を回復して再出発したいという場合にはとても助かるアイテムに感じました。通勤や通学に自転車を使う方は、1本持ち歩いても良いのではないかと思います。パンクの状況次第という部分もありますが、一般的な貫通パンクであれば5分とかからずに復活が可能です。
利用上の注意点
ただし説明書にもあくまで一時的な走行性能の回復を狙った製品で、早い段階で本修理を行ってほしい旨が記載されています。その後も長距離の行程が控えている場合などにはあまり向いていないアイテムだと思います。
使う場面が製品の想定に合致すればとても頼もしい製品だと感じました。