以前から気になっていたものの手が出なかった長野県の食品を購入する機会がありました。”塩丸いか”というもので、加熱したイカの胴体部分にぎっしり食塩が詰まっているというものです。
今回イカ1杯丸ごとではなく、塩丸いかをカットしたものが安く売られていたので、購入することができました。カット済みなので食塩も付いていませんでした。
ビタミンちくわにもかつては食塩が詰まっていたらしいのですが、この塩丸いかも発想は同じです。長野県では入手が難しかった海産物を腐らせずに輸送でき、なおかつ食塩も入手できてしまうという一石二鳥の商品です。
料理に使う場合はそのままだと食塩と同じくらいの塩辛さなので、十分に塩抜きをする必要があります。薄い食塩水につけて2-3時間が目安です。
塩気が抜けたら適宜カットし、通常のイカと同じように料理に使えます。酢の物にするのが一般的と聞いたのできゅうりと一緒に酢の物にしてみました。
塩漬けになっていたので身に味がしっかり入っており、食感も普通のゆでたイカと違ってふんわりした独特のものがあります。現代においてもあえて塩丸いかを買って食べる人がいるのも分かります。
このほか単に焼いてもおいしいそうですし、ご飯と一緒に炊いてイカめしにするなど、色々とアレンジができるそうです。