2月初旬の発売に先んじて、PC Watchさんでベンチマーク記事が公開されていました。
ついにデスクトップにも到来!待望の高性能APU「Ryzen 8000G」をテスト
[PC Watch]
今回のシリーズは型番こそ8000となっていますが、モバイル用の8040シリーズをデスクトップ用にしたような構成になっており、現行のRyzen7000シリーズの上位版という位置づけではないようです。
特徴はRDNA3ベースのGPUを内蔵していることで、これによりGTX1650クラスの描画能力を持つとされています。
ゲーム性能では軽いゲームであれば問題なく動作し、多少重いゲームであっても設定を落とせば動かないレベルではないというくらいの性能は有しているようです。ゲーム以外でもAI関連処理など最近はGPUで処理をするワークロードがあるので、それらにおいてはかなり強みを発揮できそうです。
少々気をつけたいのはGPU用のPCIexレーンが8xになっている点です。記事中でもRTX4090を使ってテストが行われていますが、高速な単体GPUと組み合わせて使った場合、レーン不足で十分な性能が発揮できない可能性があります。8000Gシリーズは基本的にはCPU1本で使うことを想定した方が良さそうに思います。
まだこれからの機能だとは思いますが、Ryzen AIと称するAI用NPUが搭載されている点も注目ポイントだと思います。まだ対応しているアプリケーションが多くないようですが、Ryzen AIに限らず、今後端末側にこういったAIアクセラレータが搭載される例は増えてきそうに思います。