DeckadanceでVSTiを使う(1)

Deckadanceのちょいと高度な使い方のご紹介です。
いわゆるソフトシンセを内部に呼び出してDJにもう一味加える方法です。

DeckadanceはさすがFL StudioのImage-Line社が開発しているだけあって、DJソフトながらDTMっぽい機能を有しています。
今回はソフトシンセを利用して外部の音をミックスに加えてみます。

まず、ファンクションウィンドウからVST HOSTを選びます。

そうすると、VSTiを8つまで呼び出せるスロットが開きます。
各部の機能は以下の通り。

1.VSTiロードボタン
押すとエクスプローラが開き、そこでVSTiのdllファイルを選択するとVSTiをロードできます。

2.VSTi設定ボタン
押すとVSTiのコントロールパネルが開くので、音色等々をここで設定します。

3.VSTi消去ボタン
押すとロード中のVSTiを消去します。

4.MIDIファイルロードボタン
押すとエクスプローラが開き、MIDIファイルを選択するとMIDIファイルをロードします。

5-6.MIDIファイルブラウズボタン
同一フォルダ内のMIDIファイルをブラウズできます。

7.ボリューム
VSTiの音量を設定します。

8.再生ボタン
4で設定したMIDIファイルを使用して音を再生します。

9.ループボタン
MIDIファイルをループ再生します。

10.ビートシンクボタン
MIDIファイルの再生をデッキで再生されている音楽と同期させます。

11.謎のボタン
どういうわけか押せません。ビートシンク非使用時にピッチ合わせに使うボタンかと思ったのですが…
UI自体がサンプラーと共通なので、そのままになっているだけなのかもしれません。

12.デッキアサイン
ABどちらのデッキにVSTiをアサインするか設定します。ビートシンク使用時はBPMもここで設定したデッキに同期します。

13.ヘッドホンモニター
ヘッドホン出力にVSTiの音声を出力します。

14.MIDI IN THRUボタン
MIDIコントローラ使用時、コントローラの入力をVSTiに送ります。
平たく言うと、MIDIキーボード等の入力でソフトシンセから音を出すことができるようになります。

さて、パッと見どう使ったもんかな…という機能なのですが触ってみるといろいろできます。
次のエントリで試しにいろいろやってみたいと思います。

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